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宿03-2  二回目のVIALA箱根翡翠 [箱根・仙石原]

3年前に泊まって以来、いつかもう一度…と思っていた
「VIALA箱根翡翠」。

なかなか同じ宿に再訪しないネルが3年も忘れないなんて、
相当に気に入っている証拠。

それがついに念願かなって再び訪れることができました♪

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■VIALA 箱根翡翠 [会員制温泉リゾートホテル]
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原837
0460-84-3300

前回泊まったのは専用露天風呂付きのデラックスルーム。
なかでも早川の見えるデッキテラスに露天風呂がついたタイプのデラックスルームが気に入って、
予約時にぜひ以前と同じタイプの部屋を、とリクエスト。

ただこの1階で早川ロケーションのデラックスルームは数が少なく、同カテゴリの中でも人気があるようで
予約時も「何とか押さえてみます」的なコメントだったので心配してたのですが…

当日アサインされてみると偶然なのか、
何とタイプはもちろん部屋番号まで前回とまったく同じ部屋!


 わぁーーー、ヨカッタ!

 安心したぁぁ…♪


一般的に部屋付きの露天風呂といっても建物内の窓から景色が見えるだけの半露天だったり
ベランダに無理やりポンと浴槽を置いただけ、みたいな風情に欠ける露天風呂も多いなか

箱根翡翠のこの専用露天風呂付きデラックスルームは高層階でなくきちんと地上1階。
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土と木のある専用庭と借景の緑をゆったり湯船に身を任せながら自然な目線で眺められる、
誰でもが想像する露天風呂らしい正統派の位置関係。

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湯船は大人二人でも余裕の広さ。
もちろん屋根があるので荒天時もOK。
しかも床暖房つきの洗い場は露天と繋がっていながら独立した機能的な造りで、箱根の厳しい寒さでもあったか快適。

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そして一番大事な浴槽。
基本は石造りながら手や頭をもたせかける縁周りを幅広の木で囲い、冷たさや硬さを軽減。
付属の手すりや浴槽内のステップで安全安心にも配慮した設計。

もちろん料金を出せばもっとステキな部屋付き露天風呂は山ほどあるだろうけど
それでもホントこの部屋の露天、かなりイイ線いってると思う。

ただ湯船に引かれた温泉は加水されているし、湯温の調整には水を足すことになるので
更に温泉が薄まることになり温泉ファンの方には物足りないかも。


でもネルには十分、十分♪
もったいないぐらい♪

泉質は大浴場で箱根らしい、かすかな硫黄臭の白濁の湯をた~っぷり楽しめるもんね。


ウン、それに約64平米の部屋は相変わらず広々として気持ちいいし、清掃も行き届いて気分がいい。
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シックでシンプルなインテリアと間接照明がゆったりとリラックスに誘ってくれる。
お気に入りのシモンズのデイベッドもBOSEのスピーカーも、
変わらずいい状態でメンテナンスされているのがうれしい。

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引き戸で間仕切られたベッドルームからリビング越しに緑を眺められるのが、またいい気分♪
これも見えているのが他の部屋のようにホテル内の景色ではない故の開放感からなんだと思う。


それに忘れられないお気に入りが、
もうひとつ。

それは大浴場に続く、この木の廊下!

でこぼこと凹凸のある板張りの床はまっすぐすらっと伸びて、大浴場奥の休憩所までずずずいっと続いている。

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湯上りに素足で歩けることの気持ちよさ、清々しさがいかにネルにとって大切か。
この箱根翡翠の廊下で開眼したといっても過言ではありません(笑)。

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「 楢の木を [なぐり彫り] に仕上げた床の感触をお楽しみいただけます」の言葉通り、
さらさらっとした踏み心地、旅路で疲れた足裏に気持ちいい凹凸に適度な堅さがあって、ここもほっこり床暖房完備。

もう、なんというパーフェクトな床なんだ(笑)!!


うーーん、この思い切りよく手間ヒマ&ランニングコストもかけた、さりげなく行き届いた快適さこそ
決して自宅ではマネできない、高級リゾートホテルならではの贅沢さだよな、、、
と唸らずにいられません。


ちなみに前回と違ったのはルームチャージが開業当初の1万6800円から
1万8900円に値上がりしていたこと。

あとはかなりハイセンスを目指していたに違いないショップが
温泉旅館によくあるマダム向けのピンク色ベースのおみやげ品が増えて
ぐぐっっと身近な雰囲気になっていたことぐらいかな(笑)。


この箱根翡翠も去年行った沖縄のカフーリゾートも、
どちらもオーナー制度で客室の分譲販売を前提としたシステム。

やっぱり経営が安定したところにこそ魅力的なハードもソフトも成立するとしかいえないのだろうけど
それしか正解はない、と言い切ってしまっては寂しい気も。

長いモノに巻かれるのはもう少し年取ってからにしたいしネ。

あぁ、そうはいっても箱根翡翠もカフーリゾートも、
また行きたくなっちゃうんだろうな。。。
by gaisyoku_calendar | 2012-03-09 00:51 | 旅先_箱根の[が]

宿09-2 離れ家 石田屋_大浴場・お料理

大浴場は男女別に露天風呂と内湯が各1つづつ。
男女の入れ替えはないみたい……残念。。

まずは女性用内湯へ。
わっ、誰もいないや。ラッキー♪

ガラリと引き戸を開ければ期待通り、やりました・・・

ヒノキづくりのすがすがしい内湯が目の前に(笑)!

薄暗い電球の照明と窓から差し込む夕暮れの明かり。
ヒノキづくりの広く浅い湯船に身体を沈めれば、肩下くらいのほどよい深さ。

湯温はややぬるめ。
無臭で手触りさらさら、舐めるとほんの少しだけ塩っぽいかな。

この浴場の温泉分析票には 「加水」 「ナトリウム・塩化物泉」 「低張性高温泉」  「ph8.6」の表示。

これを超・自己流に読み解くと
 大浴場の掛け流しゆえ熱い源泉を水でうめるのはご愛嬌♪
 海が近いからほんのり塩気を含んだ温泉で、温まりやすく湯冷めしづらい
 でも浸透圧が低いから長時間入っても身体はラクだし、
 すべらか感はそれほどなくてもph8.6のアルカリ性は美肌効果に期待大~

なんて感じでしょうか(笑)。

広い浴場をひとりきりで楽しんでいると新たなお客様が。
貸し切り湯気分をもっと堪能したくて、そっと露天風呂へ移動。

今回の滞在を通して他のゲストと顔を合わせたのはこの内湯でだけ。
さすが全11室、ゆったりできるな~

女湯の露天風呂は奥に長い岩造り。
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露天とはいえ湯船手前部分には屋根がかけられているので
降り始めた雨のなかでも入浴できる。

ベトナム帽みたいな三角すげ笠?の用意があったのでおずおずと装着。
雨粒舞い落ちる奥の野天の湯船まですーいすい。
…あーーー誰にも見られなくてヨカッタ(笑)

洗い場横に建てられた大人二人で満員の、小さな小さなサウナ小屋。
でも身体を縮めながらムリヤリ寝転がってみる。

フハッ、気持ちいいゾ…

露天風呂にあるサウナって、熱気がこもらなくって快適なんだなぁぁ
知らなかった♪


こちらは男性用内風呂。
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浴室全体がヒノキづくりで爽やか!
アルミも鉄もプラスチックもない、ガラスと木と石の自然素材でできた浴室。

開放感があって気持ち良さそう~

いい風入ってくるだろうなぁ。。

あぁ、間違いなくリラックスできそう…
本気でいいナーーーー!


…うん?、男性用の露天風呂は、内風呂の浴室奥に繋がっているらしい。
何でかといえば女性用の大浴場は露天風呂と内風呂がだいぶ離れた場所にあって、
もう一方の湯に入るには脱衣所でいったん着替えて廊下に出て、ロビーの前を通って移動しないといけない。

こういうあたりはちょっと不思議。

ふつう大浴場は女性の方が立派で便利?なのが近年の定番な気がするのだけど
男女入れ替えもないし、何かそうできない事情があるのかな…

それに男性用内風呂はこんなカマクラみたいな入り口があって…
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階段を地下へと降りて行くと
こじんまりした石造りの湯船があったそう。

そうそう、だいたい地下の浴場って地上にある大浴槽とは違って
泉質とか加水の分量とか、温泉成分が濃いことが多い気が?する。

あーー、ココ入ってみたかったなぁ。。



チェックインの14時からじゅうぶんのんびり、
ゴロゴロ、ダラダラ。

さーー、いよいよ夕食の時間、
もちろん食事は部屋出しで♪

ふふっ、のんびりできていいや。
部屋出しの夕食って、ものすごく久しぶりな気がする。
着替えもメイクし直す必要もないし、ハァーー開放感♪

今回はお得なプランにしたので夕食の品数は通常より少なめ。

でもその分食事の支度に必要な人の出入りも少ないし、
お腹いっぱいになりすぎないだろうからちょうどいいかも。

はじめにざぁっと 食前酒、甘海老のお通し、酢の物、煮物、椀物が。
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あっ、この食前酒の梅酒、オイシイ!
敷地内の梅園で採れた梅を使ったという自家製梅酒。
しっかり甘いのに爽やかでコクもある。細かくクラッシュしてくれた氷もいい感じ♪

既製品でも自家製でも、おいしければどちらでもいいのだけど
自家製が口にあうと何だかこの旅がツイてるような気がして嬉しいんだナ。

お造りは三種。
キンメダイ、地アジたたき、甘海老。
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地アジは味噌とショウガが効いた、なめろう仕立て。
うーー、おいしいなぁ。。

一匹しかいない甘海老・・・ひゃぁーーー、おーいーしーーー!!!
ぬるっとしてなくてすごく甘いし、なんかモチモチしてる?
…はじめての食感だぁ。。

どの品も器も味付けもなかなか上品、包丁の入り方も仕上げも細かく丁寧で
普段から旅館の食事にはまったく期待してないネルは、正直かなりびっくり。

口替りは宿の名物、
「伊勢海老唐揚」
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半身を丸ごと唐揚げにして、伊勢海老のダシがきいた濃い口の甘タレにからめてある。
これ、結構身がつまってる方なんじゃないかな。

仲居さんに このタレとごはんがよく合うんですよ、と教えてもらったので
ごはんのおひつが来るまで手をつけないでしばしガマン…
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苦労して身をほぐしていると、ポロッと大きなひとかたまりが。
あ、こんなに大きい身がある!ふんふん、これぐらい大きさがあればプリっとした噛み応えわかるナー

伊勢海老って見た目はいいけどあまり食べるところはないし?
味もぼやけた印象だったから、なんだかウレシイ。

あっ、確かにこのタレも、
伊勢海老のダシも効いてて海が近い旅館の料理、って雰囲気あるある。

止椀は 「しったか味噌汁」。
具には初めてみた小粒の巻貝、 しったか が入っている。
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楊枝でくるっと身を取り出す ながらみ に似た貝らしい。
これも伊豆の海でとれるのかな?

びっくりしたのは一緒に入っていた、赤い海藻。

何なに、このプリコリ弾力感は!!
さっきまで海の底で生きて呼吸してた?ってぐらい、生き生きぷりぷり。

口の中へ入れてもへたれることなく元気にプリップリッのまま(笑)
うわーーー、新鮮ってこういう感触なんだぁぁぁ。。。


ご飯もおいしいし、お茶もおいしいし。

はぁーーー、満足しました♪

デザートは甘味で出してくれた 黒蜜の葛きり。
フレッシュの桃と葡萄が入っていて、これはこれでまた贅沢。
おいしいなぁ。。

見た目にものすごく繊細とか豪華とか、食材が珍味とか高級とかではないけれど
どれもきちんと手づくりなのか、どの品も食べ疲れないし、すとんと胃の腑に馴染む味。

今回は食事お手軽プランで派手さはないけど、コース全体の平均値がこれほど高いならぜんぜんOK。
この内容なら納得の味と量。

あーー、はじめて旅館の夕食に満足できたのかも。。


食後は大浴場と部屋の露天&内湯をハシゴ♪
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部屋の内湯を源泉ママに近い高温で入ったら、案の定ピリピリッと足に来る感触が。
わっ、やっぱり塩化物泉だ(笑)。

宿の人に用意してもらった布団にごろ寝しながら、ここまで来てもやっぱりテレビ。
わーー、テレ東映ってる♪ 好きなんだ~
静岡でもどこか早くネットしてくれないかなーー。。

離れ屋の木戸や木製窓枠は折からの強風にあおられて、ガタゴト大きな音を立てている。
そこそこ気になるぐらいの音量だけど、雨戸の出し方が分らないからそのまま。
知らない間に寝入ってしまっていた。


正直、部屋出しの食事の支度や布団の上げ下げで常に人の出入りがあるし、
小さな冷蔵庫は枠にはまった飲料を引き抜くと課金される懐かしいタイプで
持込のペットボトルを入れて使えるスペースがない。

庭園やプールの手入れがもうひとつだとか、
外廊下は湯上りの浴衣で歩くには雨・虫が気になるとか、
部屋の鍵が一つしかなくて二人で大浴場に行くとき不便だとか。。。

最近の和モダン旅館の常識と比べたら
それこそ言い出せばキリがないほど気付く点はありそう。


…でもね、ネルもA氏もなんかこの宿、気に入ってしまった(笑)。

二人とも仕事上、これまでわりといろんなホテル・旅館に泊ってきて。
だから資本力にモノをいわせてずんずん進化していけるホテルと違って、
家族経営がキホンの旅館に過大な期待はしていない。

なのにここはなんだろう、

広大な敷地でそよ風に揺れる花や木々とか
年月を経た離れと客室風呂の懐かしい手触りとか
気兼ねなく使える溢れ出る自家源泉とか。。

昔から持っている側の人の余裕、おおらかさ、とでもいうのかな。

離れだから誰の目も気にせず、っていうだけじゃなくて
一時でもそんな側に立った気分?にさせてもらったことで
何にも気張ることなく、落ち着いてゆったりと、マイペースで過ごせた気がする。


朝食もあっさりしているけど、おいしい。
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小粒の自家製梅干し、紫蘇と塩だけで漬けました!って感じの真っ当なしょっぱさ。
はーー、お茶がおいしい。

いいことだ♪

すぐにチェックアウトの10時。
時間が足りなくてもう一度大浴場に行けなかったのは残念。

帰りのクルマのなか
「オレ、この宿気に入ったよ」
と、いつもは宿に対して斜め目線のA氏が珍しく前向き発言。

はじめてリピートできる宿になる、、のかな…(笑)
by gaisyoku_calendar | 2010-09-30 11:24 | 旅先_伊豆の[が]

宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]

遅めの夏休みを過ごしてきました♪

伺ったのは河津桜で有名な 東伊豆 河津温泉郷・谷津温泉、
創業明治6年の和風旅館 「離れ家 石田屋」さん。

客室露天風呂がブームになる十数年以上前から
全11室の離れすべてが温泉の内湯と露天風呂付き。
プライベート重視のお忍び系?として一部の人の間では有名だったらしい。

昔飲み仲間だった年上の男性のひとりがここの大ファンで
泊りに行くたび、高かったけど良かった良かったと自慢するだけし倒して
話のオチは毎回同じ 「オマエにはまだ早い !」 (笑)。

そんな旅館に私も泊れる年になったんだな~。。
もちろんかなりお得なプランを発見したからですが(笑)。

あーーー、ちょっとだけ感慨深いかも…
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■離れ家 石田屋 [温泉旅館]
賀茂郡河津町谷津226
0558-32-1001

河津の海水浴場から徒歩5分。
あたりは観光地とは思えないほどのどかで、当たり前に落ち着いた静かな環境。

歴史のある温泉宿の良さはいろいろあるけど
なかでも重視したいのは、自前の源泉を持っているところ。

そうだよね、源泉持ってるから温泉宿でもやろうか、ってのが自然な流れだろうし。

もちろんここも自家源泉は余裕の2本、湧出量は各毎分100l以上で100℃と56℃。
しかも100℃の源泉はイマドキ貴重な自・噴・泉!(この目で確認はしてませんが)

こんな鮮度のいい温泉を自分たちだけでざぶざぶ掛け流しにできるなんて…
ふー、最高の贅沢だ!

楽しみ、楽しみ♪
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通されたのはアップグレードしていただいた(ウレシイ♪♪)平屋の離れ。
外廊下をずずずいと進んでいちばん奥まったあたり。

カラカラと玄関をあけて、ふつうの家のように玄関をあがる。
化粧の間から次の間5畳、本間10畳とつづき、広縁、内風呂、露天風呂、専用庭。

建物自体はかなり年月を経ているようだけど
必要な箇所はポイントを絞ってリニューアルや手入れをしてあるので違和感はなし。

畳もキレイ、広縁の床も夏仕様にしてくれてある。
ウレシイ♪
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広縁の先にはあたたかい手触りの木枠の網戸。
カラコロと軽くすべる網戸を開けると目の前には専用庭。

あそこに彼岸花、目の前は梅の木です、と仲居さんが教えてくれる。
部屋からの景色をきちんと案内してくれるのって、現場の人たちは当たり前なんだろうけど
これがなかなか、継続してはできない心遣いだと思う。

雨に濡れてしっとり、緑が濃い。
促される間もなく広縁のイスに腰掛け庭を眺めてしまう。
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用意された下駄を履けば直接庭に出て散策できる。
池は隣の離れまで繋がってるので二棟で庭を共有?って感じかな。
立ち木の奥には宿が所有する大菖蒲園が広がっているそう。

昭和テイストの立派な布張りの応接イス。
意外にも座り心地バツグン。
しっかり沈み込むのに背中から肩、腰、太ももまでぴたっとほど良くホールドしてくれる。

ふーー、それにしてもいい風入ってくるな。。

山の緑の湿った空気とほのかな潮の香りが入り混じって、
海の温泉場らしい心やすらぐ香り。

なーんか、こういうのが気持ちいいなぁ…。

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客室の内風呂はヒノキの湯船、浴室は梨地の石材とヒノキづくり。

ハァーーー、こういうお風呂、待ってました!!

湯船は肌当たりのやさしい、あたたかな木造りが一番だと思ってるネル。
メンテナンスや耐用年数を考えたら新しい宿では考えられないチョイスかも。

しかもこの石の床!
肌理細かく、かつざらっとした足触り。

このさらりとお湯が抜けて、足元が湯温でほど良く暖まる質感がたまらない!
湯気だって普段よりやさしく立ち昇っている気がする。

箱根あたりに行けばまだまだ古い石造りの浴室が現役で頑張っているけど
伊豆ではあまりみかけないんじゃないかな。

これも歴史のある旅館ならではの特権♪

蛇口をひねれば、かなり熱っつい温泉がじゃばじゃば、と。
いい湯加減~とはいかず、もちろんこのまま貯めても入れない。
かといって水道水でうめるのもせっかくの掛け流しがもったいない…

でも湯船に半分ほどぬるい温泉がたまってるのをみると、
入る頃に熱い温泉を足して適温に、って宿からのメッセージかも?
ちゃんと確認してみればヨカッタ…

ウン、こんな感じでお湯につかるまでにひと手間はあるけど、ネルは大丈夫。
でも面倒と思う人も多いだろうな。。

この辺が歴史ある宿の好き嫌いが分かれるとこなんだと思う。
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脱衣所から続く引き戸を開ければ、岩造りの客室露天風呂。
首までつかれるほど深く、大人二人が入ってちょうどいい広さ。

露天風呂の方はいっぱいにお湯が張られていて、
親切な仲居さんが「適温になっていますので」と案内してくれる。

やっぱり先に露天風呂に入りたい人が多いんだろうナ。
でもネルは泉質が同じなら室内か露天かより、湯船と浴室の材が何かが大事。

だから木と石の内風呂の方が好き(笑)~♪


ささっと荷物を整理して館内散策へ。

11棟の離れは外廊下と庭の小道でつながっている。
外廊下のあちこちに用意された下駄と番傘で敷地内の庭園へ。

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本当は入りたかった、通年利用可の温泉プール。

ふつうのプールに高床式の休憩用キャビン、かわいらしい花形の子ども用プールも。
プール周りや周囲の緑はすでに季節ハズレのせいか手入れは?かな。

天気さえよければ水遊びぐらいしたかったけど
気温の低さに見学だけで終了。
いちおうビーチサンダル持ってきたんだけどナ…、残念!

敷地の奥に広がる600坪の花菖蒲園。
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ウワー、広い!ちょっとした公園よりよっぽど広いぐらい。

菖蒲の品種を書いた木札があちこちに置かれている。
もうコレは一般公開できそうなほどの規模。

花菖蒲の合い間をぬって流れる小川の先には水車のかかる池もあって、
季節にはカルガモが子育てに来たりホタルも舞うそう。

飛び石に導かれた東屋でひとやすみ。

ふーー、この旅館てホントに広いんだなぁ。。。。
敷地1万坪ってあったけど、どこまでなんだろ。

あっ、向こうに少しだけ見えてる屋根。
ネルたちの泊ってる離れかな?
by gaisyoku_calendar | 2010-09-27 18:56 | 旅先_伊豆の[が]

宿08-1 アルカナ イズ_客室 [中伊豆・天城湯ヶ島]


久しぶりの更新です♪

お祝い事があったので、大好きな中伊豆・天城湯ヶ島温泉へ
のんびり1泊2日のリゾートステイに行ってきました~


今回の旅のメインは 温泉と部屋でゆっくり♪ すること。

そこで選んだのはオーガニックフレンチの美食オーベルジュと評判の 「 arcana izu 」 。

全16室はすべて渓谷を望むリバービューのスイート仕様。
付属のテラスには24時間源泉かけ流しの露天風呂。

フロントや大浴場等のパブリックスペースはなく、他のゲストと顔を合わせるのは
ミシュラン星付店のシェフが監修するレストランでの食事時のみ。

チェックインやアウトは担当バトラーさんが客室で。
何かあれば24時間バトラーサービスが応えてくれるそう。

もちろんお値段はそれなりですが…
いいのです、たまにだからこんな散財も(笑)。

■arcana izu アルカナ イズ [オーベルジュ・リゾート]
伊豆市湯ヶ島1662
0558-85-2700

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場所は修善寺からクルマで15分ぐらい。
落合楼や白壁荘のある、昔ながらの湯ヶ島温泉郷の集落に。

バス通り沿いにあった石造りのサインを目印にクルマが敷地に入った途端、
ものの3秒で若いスタッフばかり3~4人が駆け寄ってくる!

ウワ~~いくらなんでも来てくれるの、早すぎマス(笑)

こんなに俊足で出迎えられたの、初めて。
アプローチの入り口にセンサーか何かついてるのかも?

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バレーサービスがあるからと用心して??クルマの中を整理しておいたからよかったものの、
いつも通りスキだらけの格好&散らかった車内のままだったら…
あ~アブナイ、アブナイ(笑)

チェックイン時刻より30分ほど早く着いてしまったのを心配していたけど、スタッフみなさん余裕の笑顔。
クルマを降りてキーを預けたらそのまま直行で客室に案内してもらえる。

部屋の用意がまだならその辺を散歩しようと思ってたから、
こういうちょっとしたこともウレシイ♪


アプローチから本格的な暖炉と薪のあるエントランスを抜けると、
庭園の向こうに独立したモダンな客室棟が3つ。

予約した「リバービュースイート」は中央の客室棟の2階。
客室は4カテゴリーに分かれていて、リバービュースイートは一番スタンダードなクラス。


それでも客室の扉を開けた途端、
目の前は窓いっぱいに広がる柔らかな伊豆の緑…
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床から垂れ壁まであるピクチャーウインドウはフルハイト並みの開放感があって、
木と煉瓦を基調にした北欧スタイルの部屋構成にぴったり。


 静寂のなか、BGMは間近に迫る川音


 時おり聞こえる小鳥のさえずり


あ~~~~寛ぎオーラ満載♪

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部屋の広さはゆったり51平米。
家具類は少なめに、真っ白なリネンが気持ちいいハリウッドツインのシモンズ製ベッドにキャビネット、
ソファ&テーブルにランプとかなり厳選。

不必要なモノや色味、装飾を極力排した温もりのあるシンプルさが居心地よくて、自然とリラックスできる。

リビング横には専用露天風呂が眺められる大きな窓。
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もちろんカーテンを閉めることもできるから、入浴中に部屋から丸見え、なんて心配はなさそう(笑)


テーブルには記念日お祝いのメッセージといっしょにバラの花が。

このバラがホント素敵!
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ごく薄く何重にも巻いた花弁がぽってり重くて、
ほんのり透き通る柔らかなピンクがとってもキレイ。
ローズパウダーみたいにやさしく立ち昇る芳香にウットリさせられる。

あーー宿の皆様、アリガトウゴザイマス!
それにしても色といい形といい、どうしてこんなに私の趣味にあってるんだろ(笑)???

こういう記念日サービスってお約束的にハイハイって感じで終わっちゃうことが多いけど
私のツボを確かについてくれるこのバラのチョイス。

限りなく偶然の一致だとは分かっていても…
この宿が評判になるの、何となくわかる気がする。。。


担当バトラーさんから部屋や露天風呂の説明を受けている間、
ウェルカムドリンクのフレッシュ柚子ジュースをレストランのソムリエさんが運んできてくれる。

これがまたオイシ~♪
繊細ないいグラスで出してくれるのも、気分がアガル。

ソムリエさんから名刺をいただき、ディナーの食前酒について簡単に打ち合わせ。
私はお任せで柑橘系のノンアルコールカクテルにすることに。

事前に今日のディナーコース説明のプリントアウトもいただけて、
チョイスできる皿がいくつかあることも判明。
肉好きA氏、メインは間違いなくプラス料金になる伊豆牛だろうな(笑)


冷蔵庫の中は気前よくすべてフリーサービス♪
キリン瓶ビール・伊豆名産ニューサマーオレンジのジュース・静岡産お茶缶・伊豆産ミネラルウォーターが各2人分。
コーヒーや紅茶はバトラーさんに頼めば用意して持ってきてくれるそう。

そっか、徹底してるナ…

加湿器をセットしてもらってバトラーさんが去った後、またびっくり。
散らかしてたロングブーツにはいつのまにか丁寧にシューキーパーが入れられて、きちんと整頓されてる。

う~ん、細かいとこまで気遣いしてくれてるんだナ。。。


荷物を整理してひと段落したら持参したスニーカーに履き替えて、
もらった周辺マップを頼りに近所へおでかけ。

川端康成の小説にも登場した歴史の小道「湯道」を目指して。

急勾配の曲がりくねった細い山道に、知らずに息が上がる。
とはいえ小川と苔の山道は空気がとてつもなく清々しい。


30分の散策でほどよく身体もほぐれて、伊豆リゾートモードに完全スイッチ☆
部屋に戻って、いよいよ露天温泉~♪
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川面に接したデッキテラスに作られた石造りの露天風呂。

大人2人でもゆったりのびのびできる広さ。
かなり深くて首まですっぽり、新鮮な源泉の湯に贅沢につかれる。
温度調節用に源泉と水の蛇口が独立してあるのはぬる湯好きにはホント快適。

泉質は カルシウム・ナトリウム・硫酸塩温泉
泉温46℃、低張性・弱アルカリ性・高温泉

聞くのを忘れてしまったけど、部屋に備え付けの温泉分析票を見ると
はっきりはしないけど自家源泉ではなく近くから引湯しているような雰囲気。

湯はさらっとしていて無色、無味無臭。
わかりやすい特徴のある泉質ではないけれど、中伊豆らしく長湯してもつかれない、
身体のコリが自然にほどけていくような肌なじみのいいお湯。

顔を洗っても刺激が少なくて、肌への浸透がいい気がする?
肌の水分が抜けて乾燥することがなくて、逆にふんわり柔らかくなるような。。


 すぐそばに狩野川のせせらぎと森の緑

 午後の日差しと吹き抜ける風…

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 滔々と溢れる大地の湯


 白い湯けむり、ふわ~


湯船に沈められた腰掛け椅子で半身浴。
3月のまだ冷たい風も火照った身体にはちょうどいいくらい。


はぁ、来てヨカッタな…。。。


湯上りは冷蔵庫のビールをシュポッ。


宿のコンセプトで部屋にテレビはないので
BOSEのスピーカーシステムでA氏持参のCDをかける。


ふ~、快適快適。。


A氏は広々ソファにどかっと身体を投げ出してDS(笑)、
私は広々ベッドで読書。

視界に入るのは外界の緑とシンプルなインテリアだけ。


はぁ~、リラックス。。。


こんな温もりと清潔感のある、必要十分に引き算された空間って
実はものスゴク贅沢だったんだなぁ。。。

_
by gaisyoku_calendar | 2010-03-24 10:03 | 旅先_伊豆の[が]

いっぷくvol.5_赤石温泉 白樺荘

都会に行くより温泉…、そんな初冬のネルでございます♪

井川の山奥のそれはもう奥、南アルプスの尾根の麓にある市営の日帰り温泉。
「温泉って、こんなに素晴らしいんだ!!!」って気付かせてくれた、赤石温泉 白樺荘。

それが平成21年の春、建て替え移転のために旧建物は閉鎖されると聞き、いても
立っても居られず行ってきてしまったのです♪

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■赤石温泉 白樺荘 [日帰り温泉]
静岡市葵区田代1005
054-260-2021
10:00~16:00、火曜・年末年始休、入浴無料

で、とにかくイヤになるほど遠いのです(笑)。
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静岡駅を基点に曲がりくねった山道をうねうね、その距離約77キロ。
およそ片道3時間。つまり日帰り温泉旅行にもかかわらず旅程の大半、つまり6時間は車内
に閉じこもりっきり!!

ヒー!これって実際やってみると、かなり辛い…。

行きはまだいいものの、小さなお子さんや温泉にあまり興味のない人と一緒だと
帰りは険悪なムードになりかねない?ほどの苦しい行程。
ドライバーがひとりしかいないと、その負担も大変なものに。

今回A氏にその辺たっぷり十分説明して、前日までに白樺荘&土木事務所に道路規制や
通行止、迂回路をよくよく確認しての、朝7時出発。

市内からの行程はざっくり
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>静岡市街→牛妻→井川・梅ガ島方面→富士見峠→井川ダム→畑薙ダム手前で到着!

といった感じ。
数々の集落、小川にかかる橋、中部電力の井川ダム構内、ごろごろと落石のある狭い
曲がりくねった山道を通りぬけ、たどり着いたのは10時5分前!

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ヤッタ、3時間かかったけど、着いたヨ・・・。。。


白樺荘をはじめて訪れたのは、もう7~8年前。

温泉と名のつくものにアレコレ行ってはみたものの、静岡の湯といえば無色・無臭・無味の
サラリとしたものばかり。どうも泉質というものにピンときてなくて。

それがこの白樺荘の湯に浸かって、ガガガーン!!・・・これって。。。
今までに感じたことのない、大きな衝撃が。

うっすらほのかに、優しくふんわり満ちた硫黄の香り。
とろりとした化粧水のように、まろやかに肌に絡みつく湯。
ほんのり緑だったり、天候によって無色から白濁や黄緑にも変化する水色。

うわーーー、ナンダコレ。こんなの、初めてだ。。。
温泉の特徴?力?ってこんなにハッキリ分かるものだったんだ。。

なんの飾り気もない内湯のタイルの浴槽は、40度を下回るぬるめの湯。
のぼせたりガマンする必要もなく、いつまでも、心行くまで浸かっていられる。

大きく天井まで開く窓を開ければ南アルプスの山の空気と香りが流れ込み、白樺の梢が
木陰を作る。


・・・露天風呂であるとか、眺めがいいとか、檜の浴槽とか。
そういうお気に入りがなくたって、あーやっぱり温泉って素晴らしいんだ、
温泉に効能があるって、目に見えなくたって本気で信じられる気がする・・・

心からそう思えた、記念すべき温泉なのです。

★ ★ ★ ★ ★ ★

久しぶりの訪問にも関わらず、様子は以前と全く変わらず。
この施設、もう50年以上前に完成した井川ダムを建設していた中部電力関係者の皆さん
の寮として使われていた建物を利用したもの。

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無料施設なので受付は入口にあるノートに住所と人数を書くだけ。

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ガラスの引き戸をくぐれば大きなゲタ箱、長い廊下、水飲み場に共同トイレ。
どこを見ても昔の小学校みたいな懐かしさが漂っている。

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これまた無料の2階個室を借りようとしたら「暖房が入ってないから寒いですよ」って。

そうだそうだ、以前来たのはもっと気候のいい頃だったんだ。。
個室は諦めスチームの入った大広間に荷物を置いて、さっそく浴場へ。

浴場は男女別の内湯が各1つづつ。
10人ほどが定員の浴槽は中が2つに区切られ、あたたか&ぬるめ と分かれている。
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写真は男湯。

女湯はあたたかが39℃、ぬるめは37℃くらい。
すでに先客、5名の60代位の奥様たち。あたたか、に浸かっておしゃべりも絶好調♪
全員近くの集落の方らしく、○○集落には街からお嫁さんが○人来て、幼稚園の子どもが○人
いるよ~なんて話題で盛り上がってる。

ネルはぬるめ、に浸かる。
ひさしぶりのこのお湯、やっぱりすごい。このトロトロ、トゥルトゥル感。。

くず湯を思い出す密度のある液体に、ふわっと押し上げられるような感覚。
入ってるだけで身体が軽く感じられてしまうほど。

<源泉>
 泉質  /単純硫黄泉(低張性アルカリ性温泉)
源泉温度/38.2℃
湧出量 /毎分329L(掘削自噴)
 PH値 /9.3  
※単純硫黄泉_1L中に硫黄を2mg以上含み、硫化水素を含まない(分析書にHS-12.7とあったのは??)。
           メラニン&老廃物排出など、デトックス効果が期待される
※低張性_人間の細胞液より浸透圧が低く、入浴後疲れを感じにくい
※pH値_酸性orアルカリ性を示し、白樺荘の「9.3」は高いアルカリ性。
      一般に古い角質やくすみをとる「美肌湯」の基準はpH7.5以上。


<浴槽の状況>
かけ流し_加水・循環ろ過・入浴剤・消毒/ナシ 、加温/アリ

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対岸にある市所有の源泉に市の施設だから、「自家源泉」ってことでいいのかな♪
浴槽は100%温泉の湯が満ちた「完全かけ流し」。
これに長湯OKの「低張性」と「高PH値硫黄泉」の合わせ技がじわじわと効いてくる。

どうしても引湯してくる間に源泉温度が下がってしまうので、加温はアリで。
あとはぷりぷり、生まれたての超☆良質な湯がざぶざぶ&なみなみと溢れてる。

こういった様々な要素がこの居心地のいい泉質を保ってくれている。
それにプラス、けっこう大事かなーと思っているポイントがここが「自噴泉」であること。

その昔は自噴していた名湯でも時代と共に徐々に湧出量が減り、ポンプなど人工的
な動力でくみ上げた湯を使うのが一般的。
大きな浴槽をいくつも同時に、24時間常に満たすには、どうしても機械で一定量
を汲み上げ続けるしかない、というのが多くみられる事情なよう。

自噴かどうかは浴室に掲示されてる温泉分析書でもほとんど目立たず、雑誌等でも
でもあまり注目されない。それに人工的に汲み上げた湯と自噴した湯の効能が
どれだけ違うのかは、各々の使用状況等にもよるので一概には比べられないし。

ただこれぞ!!と感じた泉質の湯の共通点を探っていくと、やはり「自噴泉」に辿り着いて
しまう。よろしければ温泉めぐりのご参考に、どうぞ♪♪♪

・・・ぬるめ、に浸かって5分ほど。だんだん身体が冷えてきた。。
でもあたたかスペースは相変わらず満員御礼。どうしようか迷ってたら

「ホラ、おネエさん、冷えちゃうからこっちおいで!」
わー待ってましたヨ、そのお言葉♪

浴槽のあたたかスペースに移動したのはネルも含めて3名の総勢8名、
全員浴槽に体育座りで車座になって。

まったく知らない人と面と向かってハダカで車座って、すごい状況かも(笑)。
ローカルな話題が目の前でびゅんびゅん繰り広げられてく。

やっと身体があったまってきて、ほっとひと息。すると第二陣のオバ様たち3名が
ガラガラと浴室に。一陣のオバ様たち5名、全く動じる気配ナシ(笑)。
こりゃネルが場所ゆずらないとね♪


時間は11時。
ちょっと早いけどA氏と合流して食堂へ。

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聞き覚えのあるテレサ・テンのCDがガンガン流れる食堂。
常連らしい先客のオジサマが2人。キープしてある焼酎を片手に、何かつまんでる。
あーそうそうこの食堂、こういう地元の人の憩いの場的雰囲気だったよね。。

ずらりと並んだ木札のメニューは意外や種類豊富。
そば、うどん、ラーメン、カレーとセットメニューが揃って値段も高すぎないし、
リーズナブルなおつまみもけっこうある。

運転でお腹のすいたA氏は「カツ丼セット」、ネルは「むかご」と「味噌田楽」。

テーブルにはお茶の入った大きな急須と湯のみ、熱湯の入ったジャーポット。
ホント学校のお茶の時間みたい。

自分でプラスチックの湯飲みにお茶を注いで、そのおいしさにびっくり!!
渋さのなかにもまろやかさが出てて、ウマー!
茶葉も良さそうだけど、やっぱり水の違いかなぁ。。


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山芋の実の「むかご」。茹でてバター炒めにしてある。
ほくほくプチプチ、おいもっぽくて野趣もあって、山に来た~って実感♪

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「味噌田楽」はこんにゃくがふるふる。
灰汁のヤなニオイも味もまったくしない、この涼やかさ。たぶん手作りこんにゃくかな~。
スプーンで一口大にすくって、あーオイシイ、やーイイナ♪

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A氏のカツ丼&そばもなかなかのボリューム。
カツ丼はちゃんと手づくりの味。こんな山の中でコレぐらい出してくれれば、
そりゃもう満足できるっていうもの。

食後は裏山を散策。
以前来た時に使用していた引湯用のポンプは止まっていて、新しく設置された
大型ポンプが替わりに動いていた。

以前のポンプでは引いても湯船で使いきれない湯がホースからざぶざぶあふれて
裏の小川に注ぎ込んでたのにびっくりしたけど、今はそんな様子もみえない。
使う分だけ上手に引けるよう、進化したのだろうか。

★ ★ ★ ★ ★ ★

休憩後はあたたか(浴槽)目指して再度チャレンジ!

今度はあたたかにご婦人がひとりだけ。
でも一緒に入るのはどこか気が引けて、やっぱりぬるめスペースに入ってしまう。

すぐに話しかけてきてくれたご婦人、ここのすぐ下の集落の人なのだそう。
切り傷を治したとか漆のかぶれを治したとか、泉質自慢をたっぷり教えてくれた。
こういう話って調べて分かるものじゃないし、聞いてるだけですごくオモシロイ。

「こうやってね、話してないと一人でヒマになっちゃうでしょ。
できるだけ長ーく浸かってたいから、すぐ誰かに話しかけちゃうの。ウフフ♪」

そーかそ-かそーか、ご婦人の告白にガッテン!
こういう大衆浴場に一人で入っていると、地元らしい方から話しかけられるのが常。
親切っていうのとはちょっと違う気もするし、いつもナンでかなぁ?と思ってて。

あぁそういうことだったのね、って初めて理由が分かった(笑)。
そーだったのかぁ!地元の人だって、来たからにはできるだけ浸かっていたいものね♪

ご婦人が上がって、浴槽にはネルひとり。
あたたか側に移って、あーいい感じ。冬のぬるめは、ちょっと寒い(笑)
思い切り窓を開け放てば、遠く南アルプスの尾根から流れ込んでくる山の硬い風。

ゆるゆるとまとわりついてくる薄緑の湯。
ふぅー、気持ちイイなぁぁ。。ありがたいなぁぁ。

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こんな山の奥で、こんな小さな湯船だから、このお湯が保てるんだって改めて実感。
もしネルが超大金持ちでヘリを持ってたら、週一位で静岡ヘリポートからひょこって5分で
飛んできちゃうのになぁ。くぅ~。。


午後2時。
そろそろ戻らないと。
網に入った生のむかご300円をおみやげに購入。

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帰る前に「ここから5分もいかないくらいだよ」と湯船で教えてもらった、新・白樺荘の建設地
を見に更に山の奥へ。

ご婦人によるとここは昔短期間だけ中部電力が経営していた湯治場があった場所で、
元々湯の沸いているいい場所らしい。

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広い敷地には白樺のキレイな木が数本。
向こうには南アルプスの山々が幾重にも重なって水墨画のように見える。

新しい施設は入浴料があるけど、露天風呂や個室休憩室もできるらしい。
泉質、どうなるのかな。
今と変わらず、もっと良くなってたらいいなぁ。

建て替え前に、がんばってもう一回行ってみよっかな。

<今日のお会計>
1850円・2人/入浴料無料
         カツ丼セット1100円、むかご200円、味噌田楽300円
         ノンアルコールビール250円

<店を出て>
ネル:★★★★☆/温泉ってこういうものなんだろうな
   お湯に浸かっているとほっとするし、安心できる。少しぬるめの温度
   とかほど良い香りや泉質も、ずっと浸かっていたくなる理由だと思う。
   もう少し近ければなぁ。でも遠いからこんなに行ってみたくなるのかな。

A氏:★★★★☆/大変だけど、来る価値はある
   これが葵区だとは。。井川区にするべきだ!
   泉質には大満足。食堂も種類がいっぱいあってそこそこおいしかった。
   季節が良ければ個室休憩もできたし。道中ツライけどまた来たいな。
_
by gaisyoku_calendar | 2008-11-30 21:28 | 旅先_静岡近郊の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


by gaisyoku_calendar
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