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060 D&DEPARTMENT PROJECT 静岡店 [静岡・高松]

11月15日、静岡駅南にオープンしたばかりのセレクトショップ&ダイニング。

こちらも富士宮のヴァルナと同じく、首都圏発プロジェクトの一環として誕生したお店。

といってもヴァルナは行政や団体が主導で創った“食”がメインのレストランなのに対して、
D&DEPARTMENTはナガオカケンメイさんという個人のデザイナー&プロデューサーが
展開、“デザイン”をキーに据えたショップ&飲食の複合店舗だという点で大きな違いが。

ただ東京の視点&エッセンスを地方に持ち込むことで
「地域の活性化に役立てたい」という理念は、どちらの店にも共通していそう。

ナガオカさんは他にも
・ショッピングバッグをリユースする活動
・無印良品の買取り、再販売
・廃材と廃材の組み合わせから、新しく作らないで創る家具
・Gマーク受賞商品の中から買取り、再販売できる真のグッドデザインを考える
などで活動中。

詳しくはHPで♪
→http://www.d-department.jp
→http://web.d-department.jp/project/

060 D&DEPARTMENT PROJECT 静岡店 [静岡・高松]_f0106938_1653358.jpg
■D&DEPARTMENT PROJECT SHIZUOKA [セレクトショップ&ダイニング]
静岡市駿河区高松1-24-10
054-238-6678

静岡駅から南に海に向かってずんずん進んで、東名の高架下をくぐって静大方面へ。
住宅地と一面田畑の真ん中を分ける道路の真ん前に、真白い四角い建物が。

大きく床下までガラス張りになった壁の一部が小さなドアで、店はちょうど半分づつショップ
とダイニングにわかれている。
ショップも気になるけどまずはランチを食べようとダイニング側のドアから店内へ。

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高い天井は空調ダクトや照明レール、鉄骨の柱や2階の床材がそのまま見える造り。
その分塗装は良く考えられていてクリームや白、アルミのシルバーが上手にコーディネート
されシンプルでナチュラルな雰囲気。
壁面に沿って設置された完全オープンキッチンは横いっぱいに長く、ショーケースも。

060 D&DEPARTMENT PROJECT 静岡店 [静岡・高松]_f0106938_1673273.jpg
フロアは高低差がつけられ、奥の席からもは外の景色が眺めやすいようになっている。
イスはカリモク60の黒いソファをゆったりめに配置。
この日は天気が良くて、座った席からは田畑と静大、遠くに富士山が姿を見せてくれる。

夕方4時までオーダーOKなランチはパスタ、カレー、オムライス、ハンバーグなど
身近なメニューばかり。すべてドリンクがつき、ごはんものにはサラダもつく。

060 D&DEPARTMENT PROJECT 静岡店 [静岡・高松]_f0106938_168265.jpg
A氏は「D&ドライカレー」、
060 D&DEPARTMENT PROJECT 静岡店 [静岡・高松]_f0106938_1683864.jpg
ネルは「自家製ハンバーグ赤ワインソース」をオーダー。
スタッフさんのオーダー取りは膝をついた姿勢で。ちょっとびっくり。

ボリュームは女性向けだけど、味はなかなかしっかり。
ハンバーグの赤ワインソースは深みのある本格的な味わいでおいしかった。

ホットコーヒーは「お替りいかがですか」と注ぎに来てくれる。ランチでコーヒーのお替りもらえるなんて、うれしいなぁ。
アイスコーヒーにしたA氏、なんだかうらやましそうに見てるし(笑)

060 D&DEPARTMENT PROJECT 静岡店 [静岡・高松]_f0106938_1685187.jpg
コーヒーを読みながらフロアに置いてあるデザイン専門誌を熟読。

特集はナガオカケンメイさん。
今自分のいる空間がどんな思いや背景を元に誕生したのか、よくわかって面白い。

ナルホド、そうか~、うわっスゴイなこの人…などなどひとり嘆息しながら誌面に夢中。
一方かな~り手持ち無沙汰でヒマそうなA氏。ゴメンゴメン、すぐ終わるからさ…

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お会計は伝票代りのフィギュア“ユタカ君”を持ってレジへ。
どのテーブルも会計は紙の伝票じゃなくて、フィギュアがその役目を果たしているらしい。
このユタカ君の説明をするときのスタッフさん、恥ずかしそうだった~(笑)

★ ★ ★ ★ ★ ★

食後はショップを探検♪

ショップ商品のセレクト基準は「ロングライフデザイン」。

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1Fフロアは生活雑貨やキッチンツール、ステーショナリー等が主で、中には病院仕様の
医療用品やプロユースの業務用品も。
静岡発では木製のお茶箱や井川メンパ、お茶羊羹にタミヤTシャツもあったなぁ。

ネルが気に入ったのは、アイスクリームの業務用紙カップ。
1L、2L用とあって、あの円筒形で上にむかって徐々に広がる独特なカタチがかわいい!
自分で焼いたクッキーやシフォンケーキを入れてプレゼントしたら喜ばれそう♪

A氏の目に留まったのはアシダ音響のヘッドフォン。
「なつかし~。。これ意外と音良いんだよね」

まじまじと商品を眺めてるネルに話しかけてくれたスタッフさん。
ずっとニコニコしながら熱心に話をしてくれて、とっても感じのいい人だった。

並んだ商品を見ていて思ったのは、デザインって単独の概念では成立できなくて、最終的
にはモノに落とし込まれないと使えないから余計難しいのだなっ、て漠然とした感想で。

スタッフさんと商品の話をしていても、話題は自然とデザインからそのモノの性能とか
使い勝手の良さ、心地よさに移っていく。

ラインナップされてる商品の中には、実際に使ったことがあったり店頭で試してみて、
正直気になる点のあった商品がいくつか。
(もちろんあくまでネル個人の体格や使い勝手、使うシチュエーションにおいてデス)

デザインは40年前のロングライフデザインのままでOKでも、モノのスペック全てが40年前
のままだと現代人の体格やライフスタイルの反映、新素材や進化した技術の生み出す使
い勝手や性能の点で、モノ全体の価値として現在も尚優秀だとは言い切れない気もして。

こういうとこに置いてあると、モノとして超オススメなんだ、とカン違いしてしまうネル。
あっ、でもこのショップの言いたいことは、そういう小さいことではないんだろうな。

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2Fはカリモク60やマルニ60など、60年代にデザインされたソファやテーブルなど家具の復刻版中心のラインナップ。静岡でこの辺の家具を買う人って、どんな人なんだろ。
60年代生まれで懐かしさや共感を感じる男性や、これを新鮮に受け止める20~30代の
流行に敏感な人かな。

うーーーん、色々考えながら、悶々と自分の中で違和感。
モノのロングライフとデザインのソレがごっちゃになってて、うまく整理がつかない状態。
これってネルにデザインを取り巻く色んなことが分かってないから、なんだろう。

でもこうやって店に実際足を運んで、モノを見て考えて、スタッフさんと話してまた考えて。
この一連の行動が、結構充実した気分で楽しかった♪

BRUTUS11/1号掲載の静岡店についてのインタビューでは
「D&DEPARTMENTを、作り手と売り手、消費者が積極的に考え、交流する場にしたいんです。そうすれば地元デザインがもっと面白くなりますよ」

そうかそうか、ネルって狙い通りのお客さんになってたのね~(笑)

★ ★ ★ ★ ★ ★

レジのバックヤードには回収されたショッピングバックが積み重ねられている。

これはお客様が家庭で不要になった買い物袋を店が回収、“D&DEPARTMENT”のロゴが
入ったテープを張り付けることでD&DEPARTMENTの新たなショッピングバックとして
再活用する「デザインリサイクル」活動の一環だそう。
060 D&DEPARTMENT PROJECT 静岡店 [静岡・高松]_f0106938_10545694.jpg
これって、すごくステキな考え方♪
資源とデザインの再利用になってるし、エコにそれほど興味がなくてもカンタンに協力できて、その結果がどう役立ってるのか目で見てすぐ理解できるのもウレシイ。

A氏に次回持って行こうよ、って説明したら「家の中を整理できてちょうどいいじゃん」
って実利的なお答え(笑)。うん、でも超~面倒くさがりのA氏でさえすぐ分かって賛成して
くれる取り組みなんだからやっぱり改めて素晴らしいと思う。

次回お茶しに行くときは、ショッピングバッグの用意忘れないようにしないとね♪

<今日のお会計>
2000円・2名/ランチ_D&ドライカレー950円・自家製ハンバーグ赤ワインソース1050円
               
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/郊外にあるシンプルで気持ちのいいカフェ&ショップ
   ランチが16時までOKなのがうれしい。朝寝坊した休日に先にのんびり買い物を済
   ませてからランチ、って使い方が理想的かな☆ショップは男性が喜びそうなセレクト。
   デザインとかインテリア、エコに興味ある2人ならデート場所にも良さそう。

A氏:★★★☆☆/駅南で仕事の合間に寄れそう
   駐車場広いし、テーブルの間隔も広いし。落ち着いてランチやお茶に使えそう。
   ドライカレーのルーはちょっと甘めがおいしかった。グラスワインが選べるのも
   いいなあ。でもいつも運転はオレだし…飲める日来るといいけどなぁ(笑)
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by gaisyoku_calendar | 2008-11-23 15:52 | 静岡住宅街の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


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