街中をさわさわと流れる清流、源兵衛川沿いに張り出したテラス席が
特徴的なレストランカフェ。
メディアで見ていたインテリアや店内の雰囲気が
どうも、その、、こちらにオトナモードを要求されそうで迷っていた店。
でも三島大社の桜でずいぶん気分が良くなってしまい
アレ、確かこの辺曲がってまっすぐ行ったあたりにあったよね…
と焼肉店や居酒屋のある小路を抜けて突き進んでいくと。。
あった、あった、ありました~♪♪♪
小さな線路と踏み切りの向こうに
そうそう、見覚えのあるロゴとあのテラス席!
鉄階段を降りていった地下が店の入り口。
でも、いいでしょう。お茶ならば。
やっぱりあのテラス席、見てみたいもの。
■#dilettante cafe [カフェ・イタリア料理]
三島市緑町1-1
055-972-3572
もしかしたら満員で入れないかも、と予想はしていたものの
ランチのピークを過ぎていたせいかすんなり入店OK。
テラス席手前の店内席か外のテラス席の、どちらでもお好きな方へどうぞ、
と若い女性のスタッフさん、柔らかい笑顔で丁寧に案内してくれる。
アレ、なんだ、意外といい感じみたい。
ホッ。。
それほど暖かくもなかったので、テラスが目の前の店内席へ。
ウン、この場所がベストポジションかも☆
テラス席を覗き込んでみるとひざ掛けの置かれた席が5つほど。
源兵衛川の中にある散歩道の踏み石を渡ってくる観光客とばっちり目線が合うくらい。
目の前は新緑の緑と山桜の可憐な白、
せせらぎの音にふっと横を見上げれば、ガタゴトとあまりにのどかに響くローカル電車の通り過ぎる音。
うーーん、、なかなかこれは、ステキかも。。
とにかく川面からの距離感、近さが京都の川床とはレベルが違う。
空間全体のデザイン、家具、レイアウトにも破綻がなく隅々まで気配りが行き届いているのが感じられる。
カフェメニューは500円前後から。やっぱり安くはないかな。
メニューリストには飲料の注文が必須で、
オーダーがない場合はミネラル(だったかな?)を有料で出す旨の一文が。
席料ってことなんだろうけど、予想通りというか、そういう店だって気構えは
ゲストの側に求められているんだと思う。
普段ならこの類の注意書きを目にしてしまった時点でかなりうぅ~~~ん、なんだけど
でもお店の人がどの人も感じ良さそうだから ・・・ ・・・ ……… OKかな♪
後から後からお客さんはやってきて店内は常にほぼ満員。
そのせいかオーダーから出てくるまでに間が空いてしまう。
お茶しながら清流を眺めて、電車も眺めて、ついでに観光客に手を振ってもらって…
子どもにとってこんなにワクワクできる席って、なかなかないハズ。
でもスタッフさんも別にとがめる風でもなく、困った風でもなく、
余裕というか自然と接していたのが印象的。
なんだなんだ、いい感じなんだね~♪
このケーキ、間に桜風味の求肥(たぶん)を挟んであって、
オリジナル感の高い和テイストなもの。
うんうん、思ったよりぜんぜんおいしい!
ヤッタ! ! !
オトナモードな店が面倒なA氏も、なんだか知らぬ間に気に入ったよう。
あっ、そうだったんだね。。
うん、また天気のいい日に。
今度はランチがいいかな。
<今日のお会計>
たしか1500円くらい・2名/桜のレアチーズケーキ500円、カフェオレ、アイスコーヒー
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/このロケーションは最強
なかなか静岡にはない川べりの情景を取り込んだ店内。それだけでも行く価値がある。
店の醸し出すトーンにこちらから合わせる気持ちで行けば十分満足できると思う。
桜のレアチーズ、すごくおいしかった。自家製なのか聞いてみればよかったな。
A氏:★★★★☆/今度は夜行ってみたい
気取った店かと思ったけど全然そんなことなくて居心地よかった。天気がよければテラス席が
気持ちいいね。ただ目の前を人や電車が通るから食事の時間だと落ち着かないかな。
駐車場あるの分かったから次はクルマで行ってみたい。
_
伊豆や箱根に行くたび、
クルマで目の前を通り過ぎるだけだった三島大社。
今日はクルマをJR三島駅前のパーキングに止めて
花見客の人混みに流されながら、川沿いをぶらり、ぶらり。
ほんの10分ほどで三島大社の裏口に到着!
今年は寒さが重なったせいで、本来少しづつ時期をずらして咲くはずの
ソメイヨシノ、枝垂れ桜、八重桜の3種が同時に開花しているらしい。
こっくり桃色の八重桜にほんのりピンクのソメイヨシノ、そこに豪華な枝垂れ桜が
重なりあって水面に映る姿は本当にキレイ。
今日が満開のいちばんいい日だろうな。。。
来れてヨカッタ!
境内はこれでもかとわんさか露天が立ち並び、
ご年配者から家族連れまで、おそらく人出もこのシーズン最高潮。
東部で住むなら三島がいい、いい、って聞いていたけど
さっきの駅から続く川の流れる遊歩道といい、
駅から徒歩圏内にあるたくさんの緑地帯や三島大社のちょうどいい地元感といい、
確かに住んだらのんびり街歩きが楽しめて、飽きずに暮らせる気がする。
お昼は予約していた三島駅南口のイタリアンへ。
三島市一番町20-3 青木ビル2F
055-972-3722
三島市民文化会館の正面入口すぐ横のビルの2階。
どうやらネルたちがお昼一番のり。
店内はテーブル席が3つほどと大きく開いた窓に向かってカウンターがいくつか。
このカウンター、ひとりでも二人でも、居心地よさそう。
これといった装飾はなく、壁や床の古材調のウッドをポイントにかなりシンプルにまとめられている。
テーブルは床材と近い材を使ったオリジナルな感じ。
そういう意味ではイマドキなのかも。
ランチメニューはパスタ単品のほか
Pranzo A・1260円とPranzo B・1575円のセットメニューが2つ。
ネルたちは前菜盛合せ・パン・パスタ・カフェのPranzo Bセットをオーダー。
中はおそらくシェフのご主人とサービスの奥様の若いお二人。
黙々と料理をつくるご主人と奥様のやさしそうな笑顔のコンビがいい感じ。
こういう人柄が滲み出てるまじめな手書きの字って、信用できる気がするのはネルだけかな(笑)
もち豚、鶏モモのミックスグリル 2300円 …。
おいしそう。。。
本当は2~3人で夜来て好きなメニューをいくつか頼んでグラスのワインを追加でどんどん頼む、
って使い方がいいんだろうな。
(どなたか一緒に行きませんか?笑)
好きなタイプのオリーブオイルがベースで食べやすい。
キノコのマリネは酸味が効いているのに程よくて、皿全体のバランスがいい。
・タコとジャガイモのジェノベーゼ ・自家製ソーセージのピリ辛トマトソース ・カルボナーラ
からのチョイス。ネルは 自家製ソーセージのパスタで。
手ごねらしい丸っぽい自家製ソーセージは噛み応えアリ!ボリュームもアリ!
これこれ、サルシッチャ、ってのじゃないかな?
ソースはホントに後味ピリ辛で
トマトの爽やかな風味も生きている。
あぁ、よかった。。
たまに調味料だけでできた、輪郭のないぼてっとしたトマトソースがあって、
それがどちらかといえば苦手なのだけどここのは全くそういうジャンルではない。
白いテーブルクロスの上で下皿のある食器で出されたら、
それなりの値段のコースの一品としてでも十分通じそう。
でも案内された席の位置を考えると、空いている席も実際は予約済みで
もっと遅い時間に予約を入れてるお客さんがほとんど、ってことなんだろうか。
その間食材の納品に訪れる業者さんがひっきりなし。
発泡スチロールに入った大きな魚を持ってきた、ガタイのいい精悍な風貌のオジサン。
納得できる魚しかオレは扱わないぜ!(勝手な妄想ですが…笑)風なオーラを纏って、なかなか。
そうかそうか…、ナルホドね。。
じゃあ次来たときは魚料理いってみようかナ。。
<今日のお会計>
3150円・2名/ランチセット Pranzo B 1575円×2
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/静岡にあってほしいな
駅から徒歩少し、こじんまりしてシンプルで落ち着いた感じ、きちんとした料理。
イタリア料理でこういうタイプの店って静岡にはない気がする。似たのはあっても
なんかこう、醸し出す雰囲気が違うというか。。やっぱり人の持ち味なのかな。
A氏:★★★☆☆/メインの種類を増やしてほしい
トマトもジェノベーゼも好きじゃないからカルボナーラしか選べなかった。
リゾットも選べたらよかったのにナ。この値段ならもう少しボリュームが欲しい。
あっ、でもパンはおかわりくれたナ♪ 味はおいしいし感じもいいと思う。
_