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051 六文銭 [静岡・東草深町]

なんだかとっても懐かしい、長谷通り。
高校生の頃は市民体育館に向かう通り道だったし、
ある一時はこの近くのお堀沿いで、一人暮らししたことも。

静岡で高校生活を送るなら、一度は行きたい「大やきいも」は今日も健在。
でもネルは常連校の制服じゃなかったから、どうも気後れしてまだ入ったことなくて…。

その大やきいもの何軒か隣のカレー屋さん。
外に張り出された大きなメニューには「学割り150円」の文字。
メニューはすべて1000円以下。なんかいいなぁ、こういうの。
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■カレー屋 六文銭 [カレー専門店]
静岡市葵区東草深町4-15
054-246-1818

店内はシンプル、すっきりと。直線的な木のテーブルとイスの喫茶店風。
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目に入ってくるキッチンパネルもきちんと清潔で、店内の空気も澄んでいる。
テーブルの上にはすずらんの生花が一挿し。

本棚には少年マンガいっぱいと週刊誌、スポーツ新聞。
席には灰皿、薬味のらっきょう・福神漬・アーモンドスライスがセット済み。
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もうA氏、この辺から目がウキウキ(笑)。
男性にとっての居心地って、こういうモノが必要なんだ、と改めて納得するネル。

メニューは基本カレーのみで、あとはトッピングとドリンク。
カレーはビーフ、ポーク、チキン、海老と帆立、野菜、キーマ、甘口ひき肉とベーシック。
辛さは激辛-辛口-中辛辛め-中辛-甘口の5段階で選べて、基本が辛口。

ネルはビーフの中辛、A氏はチキンの辛口をオーダー。
まずはセットのレーズン入りミニサラダ。続いてどどどん、と二皿が同時に登場~♪

ぱっと見は同じ色、形。
でもこのカレーにはあまり見られないソフトな照り具合、相当においしそう。。
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ビーフを口に含むと、あららっ、何か果物ををすりつぶしたようなフルーティーでトロトロ。
ベースに挽肉らしきものがたくさん入っている。
2番目の辛さだからだろうけど、辛すぎないからしっかり野菜と果物ベースの旨みが
伝わってきてスイスイ食べられる。

このスパイスが、といった飛びぬけた主張はあまりなく、欧風やインド風な香りもそれほど
感じられなくて。ましてや家庭のカレーとは全く違う。
ベースは甘口の挽肉カレーな感じだけど、これはオーナーのオリジナルが相当入ってそう。
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辛口のチキンもスパイスの臭みが全くない。
心地いいマイルドな辛さが甘辛いベースに載って、じんわり身体が火照るくらいの
ちょうど良さ。ライスが水分を含んだ適度な柔らかさなのも、食べ慣れた味でほっとする。

ひとりでやっているマスター、何度も水のお替りを注ぎに来てくれる。
職人気質な人かと思えばそうでもなく、明るい声&表情で安心できる。
この辺の人柄が学割とかお店の入りやすさに繋がっているのかも。
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みんなが好きなベーシックメニューを、シンプルにおいしく、いつでも通える値段で提供してくれるお店。
こんなお店がもっと見つけられるといいな♪

<今日のお会計>
1550円・2名/チキンカレー750円、ビーフカレー850円(女性割引50円適用)

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/素直に分かりやすくて、おいしいカレー
    女性割引50円&「女性はちょっと少なめに盛ります」とか、お店の雰囲気
    と嫌味なくマッチしていて。フルーティーな甘めベースがあるのは辛さが苦
    手な人にはうれしい。市販のルーから作るカレーじゃ、もう満足できないかも…

A氏:★★★★☆/カレー屋さんぽくないのに、本格カレー
    味からしたら、かなりのお手頃価格だと思う。大盛(+100円)は安いし
    辛さが選べるし、らっきょうがあるのもいいね~。サラダのドレッシング
    も旨い。駐車場があるから、今度から街中で仕事のときは寄りたいな。
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by gaisyoku_calendar | 2008-04-23 21:21 | 静岡住宅街の[が]

050 麓 [伊豆・伊豆高原]

一碧湖、城ヶ崎、池、八幡野、富戸…
伊豆高原って狭い中にいろんな地域が入り組んでいて、意外とわかりにくい。

そんな伊豆高原のなかでも目立たない、大室高原近くの別荘地の旧道沿いに
ちょっと大きめな民家のように立つパン屋さん。
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もう何度も行ってるのに道に迷ったり、定休日だったり、売り切れだったり(!)。
ネルの中では無事辿りつけただけでもウレシくなるパン屋さんだ。

■手作りパン 麓 ろく [ベーカリー&カフェ]
伊東市富戸1095-184
0557-51-0153
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木立に囲まれて、どっしりした喫茶店のようなつくりの店。
カウンターの前に焼きあがったパンが何個かづつカゴに入って置かれている。

とくにパンに値札はなくてコレは何?、いくらですか、と聞きながら買う感じ。
イートインはホワイトボードにドリンクとランチセットの値段。
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好きなパンとドリンクを頼むと、パンをカットして席まで持ってきてくれる。

この店はちょっと、不思議な感じで。
50代くらいの女性オーナーさんが基本ひとりでパン焼きも接客もこなしている。
あまり商売っ気のない無口な感じの方だけど、雰囲気が悪いわけではない。

パンの値段は安くないし、種類も少ないし、場所も分かりにくいし。
でもネルが気に入ってるのは、とにかくパンがリアルなおいしさだから。

かっこいいとか、今ドキとか、外国の本場風とかじゃなくて
たとえば自分に子どもがいたらどのパンよりも食べさせたい、
日本人的おいしさが伝わってきたからなんだと思う。
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はじめて食べたときは、パンのしっとり&ずっしり感に衝撃!
聞けばパンをふくらますモノや日持ちさせるための添加物など全く入っていないため、
焼く前と焼いた後とほとんど大きさが変わらないそう。

ホントに瑞々しい赤ちゃんの肌みたいなパンで、少し指先で触れただけで
あれっコレは何かが違うゾ…と一瞬止まってしまうぐらい。

砂糖のかわりにてんさい糖を使ったり
カレーパンの具は肉ナシの野菜のみだったり

レーズンパンはよくある紫レーズンじゃなく
黄緑で皮の柔らかいシルクロードレーズンだったり。。
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このパンのしっとり白い実がしっとりぎっしり巻いてるの、分かるかな。
デッキテラスの端には山と詰まれた薪と立派な石釜があり、糖分の少ないパンは
ここで焼くのだとか。いつかは白い煙があがってるのが見えたっけ。

そんな感じで聞けばいろいろあるのだけど、こんな細かいことなんて全く知らなくても
お母さんが丁寧に研いだお米を火と釜でじわっと炊いて、がっつり握ってくれたおむすび
みたいな優しくてあったかい味わいがどのパンからも漂ってくる。
パンはおやつと思ってる男性も、ここのならちゃんとした食事だと認めてくれる気がする。

ランチに付くスープも、やっぱりすごい。
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季節や野菜の仕入れで変わるそうだけど、このとき飲んだのはトマトベースのガスパチョ。
缶詰等一切使わず、すべて野菜の実とダシからとったもの。
もうとんでもなくフレッシュで、さっきまでこの野菜たち生きてたんだ~って分かるくらいに
どの野菜のクセも苦味も空気も、スープの中で晴れ晴れと活躍している感じ。

ランチは数量限定ですぐに終了、営業も週4の水・木・金・土曜のみ。
それでもタイミングを見つけてまた来たい。

オーナーさん買出しから仕込から石釜焼きに接客まで、ひとりで大変だろうけど
ずっと続けてほしいな。
ネルも時間みつけて行きますから!

<今日のお会計>
750円くらい・1名/エスプレッソ350円、レーズンパン1/2本350円(か300円)

<店を出て>
ネル:★★★★☆/手づくり&無添加が、はっきりとおいしさに結びついている店
     安全安心も大事だけど、おいしさはもっと大事だと思うネルがやっと見つけた
     ベーカリー。お腹いっぱいになっても、また噛みしめたくて手が伸びてしまう。
     カフェとして使えるのもありがたい。ランチの数がもっとあるといいのにな~。     

______________________

<お礼>
この記事のUPで「静岡のおいしいお店・50店」やっと書きました~(パチパチ☆)

今まで読んでくださった皆さん、コメントお寄せくださったみなさん、
ありがとうございます♪

超のんびりブログですがそう遠くならないうちに、「静岡で100店UP」目指して
いますので、これからもどうぞよろしくお願いします☆

ネル
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by gaisyoku_calendar | 2008-04-21 21:54 | 伊豆・東部の[が]

京09 閼伽井  [祇園・東山区]

祇園といってもそこそこ広い。
南北に走る花見小路、石畳で風情があるのは南側だけ。
四条通を挟んで北側は花街らしい色艶が、ネオンに路地に曲がり角に種々雑多な
空気が滔々とあふれ出している。

店が新橋通との交差点より手前なのは、間違いない。
何となくの見当をつけて、とりあえず細い路地を右へ曲がる。

雑居ビルにずらっと居並ぶ店名の塊は、全てここがホントの祇園、
本物の歓楽街だと教えてくれる。
こんなフツーの格好をしたネルが歩けるのは昼間だから。
夜は美しくドレスアップした女性がスポットライトを浴びる街なのだ。

そういえば以前四条通りで見かけた
たぶんどこかのお店のナンバーワン嬢はすごかった。

時間は夕方の頃、出勤前のお買い物途中なのか、赤いドレスに白い毛皮。
脇を固めるいかつい黒服2人(ボーイさん?)はどうみてもSP役。
面倒そうに人払いしながら、でも周囲にニラミを聞かせている。

背が160ないのを除けば顔も髪型もスタイルも、全くもって叶姉妹な彼女。
人混みのなかを悠然と、笑顔を振りまきながら真っ直ぐと歩いている。
目の前の光景が信じられないほど、キレイだ。

道行く人はみんな振り返ってたし、ネルも芸能人??と思って凝視したけど
やっぱりあれは出勤前なのか、そういう人の彼女だったんだと思う。
自分と同じジャンルの性だとは思えないくらい、サイボーグみたいにキレイだった。。

京都タカシマヤ2階にはシャネルやディオール、ヴァレンティノなんかが入った
ハイファッションサロンがあって、靴のヒールが埋まるほどふかふかの絨毯敷き。
平日昼間に間違って足を踏み入れると、マダムに混じって明らかにそんな感じのキレイな
女性たちが、のんびりと品定めをしている。

京都は美しい女性に、美しいというそれだけで、ものすごく敬意を払う。
静岡でとくに差別も区別もされず、人間中身が大事ですよ~、なんて信じてのんびり
育ったネルには想像もつかない位の断固としたキッパリさで。

…そんなことを思い出しながら
細い路地をうねうね、曲がってはまた迷い、奥の奥のまた奥へ。
しんと静まり返ったどん突き、
この界隈で数少ない、真昼間でも灯りと暖簾を出している店。
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ここが今日のお昼の店だ。

■閼伽井 あかい [懐石・京料理]
京都市東山区祇園町北側347-51
075-551-8181
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オープンは昨年11月。
以前は小料理屋か何かだった場所を、あまり手を加えず整えたような印象。
ご主人は炭屋旅館のご出身で、下鴨の吉泉でも修行していたらしい。

先客はなく、ネルたちのみ。
ネームの入った膝当てが用意され、折敷は金彩が入った朱塗りの丸盆。
はじめの一杯を注いでもらい、予約していたランチコースが、静かにはじまる。
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あぶらめのお椀。
納得のおだし。このお椀のシェイプがステキ。

奥様らしき着物の女性は小声でいたって控えめ。
料理の説明はある時も、ない時も。
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底がすのこ状になった赤松の角盆に盛られた八寸。
こんな盛り付けは気持ちがいい。派手な金の杯もすっと落ち着く。

六角形の器の中にはアナゴの稚魚だという、のれそれ を酢で〆たものが。
黄身酢など、全体的に酢を利かせた料理が多い。

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筍の穂先は、やわらかでおいしい。
木の芽…、京都に来てこれでいったい何枚、食べただろう

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ああ、また黄身酢が。。しかもホタルイカと大き目の鯛の白子も一緒に。。
ネルがそれほど得意でもない、酢と珍味系の連続。
A氏は大好きな白子や魚卵、珍味系連発でうれしそう。

優しげなご主人は若い衆に聞かれたことに、優しく丁寧に答えてあげる。
視界に入ってくるその感じに、ほっとする。

目の前であまりにも厳しく指導されると、なんだか食事が進まない、というか若者の
緊張感がこっちにも伝播してきて、料理の味がわからなくなっちゃいそうだから(笑)。
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この筍ごはんがおいしい!赤出汁もぴったりの濃さ。
大皿で出してくれた漬物3種も、どれもおいしい。
奥様がご飯のおかわりいかがですか、とA氏に声をかける。

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デザートはティラミスとフルーツが同じお盆で。
これでラストかと思ったら、なんと桜餅とお抹茶が登場!

しかもA氏によれば、この桜餅さっきご主人が握ってたのが見えたそう。
お抹茶もカウンターの向こうで奥様がシャッ、シャッっと立ててくれたもの。
これにはびっくり!

途中ご主人の知り合いらしいお客様が一組追加。
食べ終えるまで、ネルたちが店の人から話しかけられることはほぼなかった。
これ位のお客さんの入りで、割烹のカウンター席で、
話しかけられないのはネルの中では珍しいこと。

でもそうと分かれば、気楽でいいもの。
ガイドブックめくりながらの食事だって、できちゃうもんね。

お料理は現代風とか創作ではなく、これぞ受け継がれてきた本式、なよう。
苦手食材が多かったわりには、どの器もおいしいと感じるものがあって。
季節を変えたら、印象も変わりそう。

やー、でもあんなに静かな店、京都ではじめてだったかな。
うーん…というよりは何でネルは京都来ると料理屋さんでしゃべってばかりなのか?って
思ったほうがいいのかも(笑)

<今日のお会計>
 1万2650円・2名/ランチコース5250円×2、ウーロン茶×2 ※サ別
              
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/きれいな細工と器、品数も満足
     意外にボリュームがあって満足。今回は食材との相性のせいか
     印象に残るものは少なかったけど、どれもきちんとした味。
     器の取り合わせも品よく華やかで、正月料理の気分だった。     
    
A氏:★★★☆☆/すごく真面目な料理屋さん
     おいしいし、彩りもキレイだし。ただ料理の説明をもう少ししてくれる
     と良かったな。のれそれって聞くまでイカかと思って食べてたよ(笑)
     大好きな珍味がたくさん出てきたのはうれしかった。
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by gaisyoku_calendar | 2008-04-15 20:31 | 旅先_京都の[が]

京08 リストランテ ティ・ヴォリオ・ベーネ [祇園・東山区]

京都らしさの象徴、お茶屋「一力」や祇園甲部歌舞練場が立ち並ぶ、石畳の花見小路。
その歌舞練場の手前あたりを一筋入ってすぐの場所に
昨年1月オープンした、正統派リストランテ。

以前お世話になった片泊りの宿「紫」のある筋の、ちょうど中ほど。
この筋は舞妓さんが芸を磨く「祇園女子技芸学校」の通用口に面していて、日中でも
桃割を結った本物の舞妓さんが、普段着のピンクの着物姿で通りすぎる風情ある筋だ。
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見た目は完全に町家造り。
やっぱり京都に来たからには、この立地、こんな構えの店で食事できるのがうれしい。

■Ristorante t.v.b 祇園 ti voglio bene [イタリア料理]
  リストランテ ティヴォリオベーネ
  京都市東山区祇園町南側570-155
  075-525-7070 
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シェフは人気のカノビアーノ京都にいた方だそう。
出迎えてくれたスタッフは皆20代らしい若さ、にこやかで清潔感のある男性ばかり。
笑顔や物腰の柔らかさは品のいいヘアサロンのような優しい風味。

店内は京都特有のウナギの寝床をモダンに改装。
フロアを3テーブルほどのスペースでいくつにも仕切り、床材には木や石、
壁は塗りやレンガ、飾り棚や坪庭の見えるガラス窓も配置。
照明はスポットとダウンライトで落とし気味に演出。
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狭さは否めないものの、フロアごとに趣向を凝らし、
どの席に通されても居心地よく寛げるよう工夫がある。

とはいえ和のテイストではなく、あくまでワインとシャンパンが似合うモダンで
洗練されたイメージ。夜は正装して伺うのが似合いそう。

はじめネルたちの席に付いてくれた方は、服装からしてソムリエのよう。
あんまりお酒が得意じゃないネル…。頼んだのはチンザノドライ(笑)。
せっかくいろいろ聞けるチャンスだったのに、惜しいことを。

嫌いな物やアレルギーがないか質問に答えて、ホッとひと息。
テーブルクロスは厚いリネン、立体に畳まれたナプキンには
ロゴが刺繍されている。

今日は予約していた3500円のランチコース。6品にパンとドリンクが付く。
食前酒は値段入りのメニューからチョイス。
ヘンにお金の心配をしたくないから、値段入りだとほっとする(笑)。

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アミューズ/新玉ネギのビアンコマンジャーレ
        菜の花のソースにバチコを浮かべたもの
目の覚めるような鮮やかな緑のソース。確かに菜の花の爽やかさ。
それに新玉ネギのムースは意外にも濃厚な味で、炙って甘みを引き出したような感じ。
カラスミみたいなバチコも味がしみ出してくる。

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冷前菜/2色のアスパラと帆立貝のサラダ
      黄色いソースで
白いアスパラでこんなに太いのは初めて。やはり炙ったようなホタテがこれまた意外に
身がしっかりと、筋の一本一本までふっくら甘みが強くてびっくり。
今まで食べたホタテのなかで、一番おいしいかも。
上にスライスされて載ったチーズも、こんな薄くてもしっかりおいしいと分かる味。

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このあたりでパンが登場。
白い「チャバタ」とバゲット。やー、このパンがめちゃおいしい。
とくにバゲット、皮は一周厚めにほろほろカリカリッと、こぼれたカケラにも粉の旨みが凝縮。

やー、トーストしてないのに、こんなに皮がカリウマとは!
トーストだと焼き立てで食べきらないと、と思ってしまうけど
常温なら好きなペースでいつでものんびり食べられる。

トーストしないで出しておいしいパン、が店の方針だそうで
これにはネルも深く納得。
白い身の部分は水分を閉じ込めたまま、和菓子の餅みたいにしなり、しっとりつやつや。

南イタリア・プーリア州産だというオリーブオイルもかなりの旨さ。
とにかく風味の良さが段違い。
ふだんオリーブオイルには塩を入れたくなっちゃうネルだけど、
これはホント、そのまま飲むこともできそうなほどサラっと、香りも高い。

テーブルにお皿がない時間も、このパンとオリーブオイルのおかげで何だか楽しい。

すごいのが、皿を持ってくるときにほぼ必ずスタッフが何人か一組で
同じテーブルのお客様には、きっちり同時のタイミングをはかって皿を置いていること。
あれ、偶然かな、とも思って見てたけど
ネルたちの周りにもそうしてるからこれは店での決め事なのだろう。

こんなちょっとしたことも、特別感の演出として採用してるのかなぁ~と感心。
当たり前なのかもしれないけど、静岡でこのサービスは、たぶん受けられないだろうな。

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パスタ/春キャベツと
     黒胡椒を練り込んだパッパルデッレ
うーん、これもなかなか、おいしい。見た目変わったパスタってそれだけで終わって
しまいがちだけど、歯ごたえの良さや練りこんだ黒胡椒のアクセント、噛み切るときの
ぷりっと感はかなりのスグレモノ。春キャベツの優しい甘みもよく馴染んで、見た目の
あっさりさとまた違った印象深い一皿。

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リゾット/春野菜とパルミジャーノの
      サフランリゾット ラルド添え
これもぴったりの固さににぴったりのサフランの濃さ。

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メイン/地鶏モモ肉と新じゃがいもの炭焼き
グリルはうれしい!じゃがいもの皮にも独特の炭の香りと甘みが感じられておいしい。
鶏のダシと脂がベースのソースも上品な味で、なかなか。

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ドルチェ/A氏:パイナップルとココナッツムース
       ネル:焼きバナナのクレームブリュレ、黒糖アイスクリームのせ (←確か・・・)
そしてそして、びっくりのデザート。
「取り分けながら召し上がってください」的なひと言とともに、
A氏とネルに違う種類のデザートが運ばれてくる。

たぶん男性のA氏には、やや軽め。
ネルにはしっかり甘くて、満足感のある一品を、とチョイスしてくれたのだと思う。
すごいね、こんなのって。
それともネルが知らないだけなんだろうか。

焼きバナナは嫌味なく果実味の甘さが爽やかだし、黒糖アイスもコクがあっておいしい。
パイナップルはうすく炙って奥行きのある味わいに仕上げてある。ガラスの器もぴったり。

最後はエスプレッソとコーヒーで。
はぁ~~、お腹も気持ちもいっぱい、大満足♪

それでも難を言おうと思えば、どの皿も黄色がメインで似通っていたかな?と思うくらい。
和食の経験もあるというシェフ、旬の木の芽やワラビからバチコ(ナマコの卵巣)まで
和食材をふんだんに取り入れて、ネルの好きな炙りの技法も多用。

はじめの一皿から
流行の味だから?、季節の食材がたまたま好きだったから?、味付けが好みだから?…

なぜおいしいと感じるんだろうと思ってたけど
やっぱりおいしいものを食べてもらいたいと思うシェフの気持ちが皿の中にも
店のそこかしこにも現れてたんだと思う。

店を出るときに厨房で目が合って、にっこりと会釈をしてくれた人、
たぶんシェフだったと思う。

ネルは好きで個人経営の店ばかり行きたがるけど、こんな行き届いた時間が過ごせるなら
きちんとした資本の元運営されてる店も見逃せない。
昼は税・サ込みなのも潔くて支払い時気持ちがいいし、敷居の高すぎない感じもいい。

夜は分からないけど、作る人のセンスや技術、店の雰囲気を味わいたい
ネルにはこれで十分満足。
やっぱり京都は進んでるなぁ、スゴイなぁ、考えてるなぁ~~~
と深く嘆息した京都初日の昼でした♪
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さぁ~次は茶わん坂へ、お買い物だ!

<今日のお会計>
 8700円・2名/ランチコース3500円×2
          生ビール700円、チンザノドライ1000円 
<店を出て>
ネル:★★★★☆/京都旅行には必ず立ち寄りたい
     この立地、雰囲気、コストパフォーマンス、サービスの充実度など言うことナシ。
     味わいは全体あっさりめなので、たくさん食べたい人はグレードUPがいいかも。
     和食もいいけど、こんなモダンで洗練された京都もとっても魅力的。
         
A氏:★★★☆☆/パンもオリーブオイルもウマイ
     全体的においしかったけど、特にパンとオリーブオイルがよかった。
     質問したことにも丁寧に分かりやすく答えてくれたし、ポイント高し!
     女性を連れていくなら失敗はないと思う。
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by gaisyoku_calendar | 2008-04-01 22:31 | 旅先_京都の[が]

048  朴念仁 [中伊豆・修善寺]

1泊2日の伊豆旅行。
帰りは天城にあるお気に入りの桜を見るために
熱海から中伊豆を抜けて、修善寺へ。

お昼どこにしよう、とか何にも考えてなかったけど
思いついたのが蕎麦の朴念仁。
これまで何度も修善寺には来ていたけど、一度も寄ったことがなかった

■朴念仁 [蕎麦]
伊豆市修善寺町修善寺3451-40
0558-73-0073
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かつて東京・神田で名店と評判だったのを閉めて
石臼挽きの完全自家製粉と水にこだわりたいと
修善寺に移転してきたそう。

たまたまオフシーズン、平日の午後2時過ぎだったせいか
待つこともなくすんなり入店。

なぜかいぶかしげな顔をしたスタッフさんから
「混み合ったら相席をお願いしますので」と断りを入れられながら案内される。

昔旅館だった建物を改築したそうで、大きな広間に座卓がぽつぽつ。
座布団の数で20席くらいはありそう。

ネルは辛み大根をたっぷりのせた、と品書きにある「おろしそば」
A氏は「せいろそば」をオーダー。

壁に貼られた「玄そば一日20食限定」のお品書きに加え

「追加注文は30分以上お待ちいただきます…」
「店主一人でやっていますので時間がかかります…」
等の種々雑多な注意書きがあちこちに張られている。

お茶は韃靼そば茶。
あったかくておいしい。

出てきた おろしそば。
小ささに、シンプルさにびっくり!
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すごく細くて柔らかい。エッジも分からず、まるで素麺みたいな上品な蕎麦
水で打った十割らしいけど、蕎麦の味も香りもしない…。
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「つゆは薄めです」とあったけど、ホントに薄くて味がない。
大根の辛みだけが引き立っている。

A氏のせいろそば。
つゆは醤油の味が立って堅いというか…
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こだわりなのか、ネギ等の薬味は何もナシ。
おそらく蕎麦はネルのと同じ。

「ねえねぇ…」とA氏の悲しそうな声に…んんっ!
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これは出されてすぐの状態。蕎麦の自重でなったとは、とても思えない
万一自重なら、せいろを2枚に分けて蕎麦同士の重なりを避ければ済むはずでは。。
ネルもA氏もまっとうな蕎麦店でこれは、初体験。。
A氏、ごめんね…(泣)

玉子焼きや桜えびかき揚げがおいしいらしいけど、
肝心の蕎麦がこれじゃあぁ

田舎屋風の雰囲気は悪くないし、修善寺らしい竹林脇の立地もいいし。。
でもね、お客さんや修善寺への愛情が伝わってこなかった。
(ネルは店にお客への愛情(思いやり?)を求めてる、ってことですね)

蕎麦通のお客さんも来るだろうけど
観光地で店を開く以上、ただお腹すいた、お昼なんでもいいけど的な
何の予備知識もない、ある程度の満腹感(カツ丼セット希望とかね)や
居心地の良さを求めてくるお客さんも多いはず。

店主のこだわりも大切だろうけど
開店して何年も経つならお客さんに合わせる、土地に合わせる的な
柔軟さ、感謝の気持ちがもっと伝わってきてもいいような…。

ただあの張り紙の数からして、これまでにお客さんとの色んなトラブルが多くて
既にお客さんとの関係性に失望してしまってるのかもしれない。
店主は東京にもう一件店を出してるらしいし、やっぱり東京のお客さんが好きなのかな。

熱海できちんとおいしい和食を出してくれる店主の方が
「当たり前にいいものを出すことで、少しでも熱海の街に貢献できればと思ってる」
と話してくれたことがあった。

ご主人の出身はもちろん熱海。
その背景には他所出身者がどんどん進出してきて、いわゆる“観光地値段”の
商売を大々的にすることで地元の評価が下がるのを憂慮してるのだ、とネルには思えた。
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1個店がどんな商売をしようと、もちろん自由。
やはり観光地は自分たちの力で魅力を作り上げていく、地道な作業が必要なんだと思う。
でも簡単じゃないし、具体的に何から手をつければいいんだろうね~!

ただ、もともと名前が「朴念仁」=「物分かりの悪い者、気が利かない者」
の意味なんだから
ここは店を選ぶお客の側の店名リテラシー力だって、試されてるのかも。

もちろん今日の御代、全額ネル持ちでしたから!

<今日のお会計>
2300円・2名/せいろそば1050円、おろしそば1250円

<店を出て>
ネル:★★☆☆☆/色々と考えさせられる店
     量の少なさ・値段の高さは藪蕎麦宮本と並んでも、内容は大きく異なる。
     とはいえ他に修善寺で、首都圏から人を呼べるほど有名店があるわけ
     でもなく。ネルが首都圏から来た客なら、もう少し満足度高かったのかも。        

A氏:★★☆☆☆/こういう店も珍しいね
     蕎麦店で味や量、品書きでまったくピンとこない店ってはじめてかも。
     でも蕎麦通の人には良さがわかるんだろうね。
     オレは正直…色んな意味でびっくりした(笑)
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by gaisyoku_calendar | 2008-03-24 15:34 | 伊豆・東部の[が]

046 マンジャペッシェ  [長泉・クレマチスの丘]

去年のクリスマス。
特に予定もないし、でも何かしたいな~と
考えてたら急に思い出したマンジャペッシェ。

02年の4月、銀行の持つ広大な庭園にオープンした
花とアートと食がテーマの文化複合施設「クレマチスの丘」。

複数の美術館やガーデン、ショップが点在するなか
「ヴァンジ彫刻庭園美術館」に併設された
イタリアンレストランがマンジャペッシェ。

東京で有名なイタリアンシェフがプロデュースするとのウワサを聞きつけ
グランドオープン前に行ったのだけど、
初めて食べる“東京系イタリアン”の味にびっくり!

当時静岡でイタリアンというと
ピザ・パスタにチーズのような分かりやすい味ばかりだったのに

ここは調味料も素材も「これが本場ってものなのか??」
といぶかしくさえ思える繊細な味。
水もパンにつけるオイルも全てが未知の味で
おいしい気もするし、全くよく分からないともいえる。。

三島の有機野菜や駿河湾の新鮮魚介をウリに
首都圏の客層向けにオープンした店だと分かっていても
その味を理解できない自分が情けない。

東京や京都で予約して伺うような食事をほとんどしていなかった、当時のネル。
自分の食経験の少なさに気づき、ショックを受けた
思い出の店なのです(笑)

■マンジャペッシェ Villa di Mangia Pesce [イタリアンレストラン]
長泉町クレマチスの丘(スルガ平)347-1
055-989-8788

クリスマスランチ予約の電話を入れると、どうやら滑り込みセーフ。
カーナビに反応しない住所に悪戦苦闘しつつ、
6年ぶりのクレマチスの丘になんとかたどり着く。
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冬の厳しい寒さにも負けず小さな花が咲く庭園のアーチを抜けて
エントランスを通り抜け、一軒家レストランの扉の前へ。
季節になればもっと花と緑でキレイなんだろうな。
f0106938_23383656.jpg
名前を告げ真っ白いソファに腰掛けて待つ。
最初来た時、レセプションカウンターのあるレストランなんて初めてで
「ホントにここがレストランなの??」って内心ドキドキしてたっけ(笑)

通されたのはキッチンと通路にいちばん近いテーブル。
美術館の緑と遠く海が眺められる窓際席がよかったけど、
滑り込みOKだったからこれでも十分かな。
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ただ店内にクリスマスらしきデコレーションが全くないのが不思議。
結構クリスマスムードを期待してたのに、残念。。
ディナータイムから飾るのかな?

ブラウンのタイルの床に、梁と塗り壁のシンプルで温かみのある店内。
気候がよくなれば気持ちいいだろうテラス席もある。

窓際席の壁には夕陽の海を描いた、ヴァンジの美しい版画。
売ってたら買って帰りたいぐらいステキ。
でも高いんだろうなぁ…

先にいたのは年配女性の団体や30代のカップル、おじいちゃんと
その息子家族らしき落ち着いた方々。
スタッフは20~30代のきっちり髪を整えた男性スタッフばかりだ。

メニューをもらう。
他に5200円、8000円のコースがあったけど
違いはメインの追加らしいので、そんなに重くなくてもいいかな
と予定通り3500円のコースで。

テーブルのリネンや小さく飾られた花、
カトラリーもきちんとしたものでうれしくなる。

アミューズは2種のニンジンのポタージュ。
f0106938_003072.jpg
温かくて甘くてとろっとして、かぼちゃみたい。
結構食べ応えあるスタートだなぁ。

スプーンが出されないので困っていると
「そのまま口をつけてどうぞ」と言われてしまい
食べづらいのでやっぱりスプーンをもらう。

けっこう固まってプルプルしてるのになあ…。
こういうあたり、何かイタリアンの常識があるのだろうか。

パンは3種類。フォカッチャとフランスパンとピタパンのようなもの。
ハーブの入ったオイルもなかなかおいしい。

何種類かから選べるアンティパスト。
A氏はサーモンのサラダ。
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確かに野菜はフレッシュ。
採れたてなのか、野菜の苦味というか風味がきちんと香ってくる。

ネルは+500円で鹿肉のカルパッチョに。
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これが予想以上にチーズのスライスとトリュフがいっぱい!

500円の追加でこんなにトリュフが乗るなんて。。
やーびっくり。はじめて味と香りが分かるぐらい量のあるトリュフかも。

しかも甘いナッツみたいなのが入ってると思ったら
聞いてみれば正体は栗!
いや、びっくり。でも鹿肉とあうかも。。
この辺の取り合わせがキチンとスペシャルな感じで楽しい。

それぞれホタテのパスタとつぶ貝のパスタ。
f0106938_23334859.jpg
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メインのもち豚とキャベツの煮込み と続く。
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デザートはイチゴメインにアイスクリームやソルベの盛り合わせ。
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どれも手作りらしいストレートな爽やかさが伝わってくる。

食べ終わって意外や、お腹いっぱい。
こじゃれてるものは量が少ないと、普段はオシャレ系レストランを
敬遠がちなA氏も「けっこうお腹いっぱいになったよ」。

スタッフは人にもよるけど笑顔と軽快な口調で手馴れた感じ、
サービスの仕方もスマートでそつがない。
ちょっと夜っぽい?オーラもあるけど、
聞いたことにもその場で答えてくれて、きちんと知識を持った接客をしてくれる。

ただどの皿からもクリスマスらしさは…。
これもランチだからなのかな?
店内のデコレーションのそっけなさといい、
スタッフに聞いてみれば良かったなあ。

向かいのカップルはグラスに差した野菜スティック・・・、いやいや
蒸したり茹でたりした地元有機野菜を
アンチョビ、ニンニク、オリーブオイルのソースでいただく
名物料理「バーニャカウダ」を頼んでいる。

首都圏から来たお客様なのかな。
う~ん、野菜好きのネルとはいえ
野菜スティックに何千円も出すのはできないなぁ…

野菜も魚も普通に買って、そこそこおいしいのって
静岡の持つ豊かさなのかも。
こんなお店もあって、普通においしい食材も手に入る。
やっぱり静岡暮らしって、いいな。

<今日のお会計>
 9400円(税サ込)・2名/クリスマスランチ3500円×2(パン・ドリンク付)
                アンティパストのアップグレード+500円
                白ワイン(G)900円、ミモザ1000円

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/上品なのに気取らず楽しめるレストラン
    きちんとした料理法で、鮮度のいい食材・珍しい食材を楽しませてくれる。
    それほど好き嫌いの分かれる味ではないから、世代を問わず楽しめるはず。
    立地は厳しいとしても食材やコース構成、ロケーションの良さからいったら妥当かも。      

A氏:★★★☆☆/年に一回ぐらいなら来ても    
    予想してたよりはおいしかったし、雰囲気も良かった。
    ただ店員が気がつきすぎて、見られてる感じが落ち着かなかった。
    車の運転あるから、せっかく来たのに飲めないのはきつい。。
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by gaisyoku_calendar | 2008-02-09 23:39 | 伊豆・東部の[が]

いっぷくvol.4  京都のお昼の5000円

 7月からつかず離れず続けていた仕事
 ようやく大きなヤマ場を越えました

 といっても作業はやっと中間を折り返したところ
 今後も気を抜かないよう、しっかりやらねば。。

 10月以降、ブログにUPしようと思っていたのは

 静岡 葡萄の丘
 山梨 勝沼醸造レストラン「風」 ワイン祭り
 箱根 ラバッツア

 です

 そんなことを思ってるうちに京都へ行ってしまい
 またもやネタだけが積もって。。
 ただ今回は新たな発見がありました

京都のお昼の5000円
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by gaisyoku_calendar | 2007-11-11 00:27 | 旅先_京都の[が]

043 プロヴァンス・ド・すずき  [伊豆・松崎]

またまた来ました、伊豆旅行~♪

ちょっと遅めの夏休み。
近場がいいなと、西伊豆の民宿へ。
やっぱり静岡から伊豆って近いよね。

朝いちギリギリで仕事を片付けて
とくべつ何も決めず、伊豆の山道をドライブ。
海岸線に入ると眺めがいい!

この鳥居とチェーンは何??
(左の岩の上に、赤い鳥居が建ってるのです)
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とりあえず記念写真を、パチリ。
ここからの夕陽が有名なんだそう。

そういえばネル、去年も今年も水着を着なかった。
ウ~ン、このまま自分に甘い夏を過ごしてて、いいんだろうか。。

っと・・・そんなことは忘れて、お・ひ・る!

平日なら予約いらないでしょ、っと
伊豆にしては珍しいフランス料理の店へ。

なまこ壁、しっくい芸術で有名な「伊豆の長八美術館」を
過ぎて未舗装の砂利道を進むと

田んぼや畑の傍にある民家の並びにひょこっと建っている
新しい一般のお宅ような構えが「すずき」だ。
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■プロヴァンス・ド・すずき [フランス料理]
賀茂郡松崎町道部103-3
0558-42-3701

お客様は誰もいない。
あれれっと戸惑ってると奥様に「どうぞ。」
と中へ促される。

掃除しやすそうな床。
調理場とフロアをつなぐ受け渡し用小窓。
広い店内は保養所とか介護老人施設のカワイイ食堂?といった感じ。


家具や飾られた和風な絵や観葉植物など
どこか公共施設っぽい雰囲気が漂う。

ともあれオーダー。
A氏はメイン・スープ・デザート・パン・ドリンクのBランチコース。
ネルは前菜も付いたCランチコースに。

前菜、スープ、メイン、デザートとも複数からチョイスできる。
地魚や地野菜、地鶏、熱川ポークなど、伊豆食材のメニューが揃う。
メイン2つのコース3150円もあって、品数に応じた値段構成が分かりやすい。

サービスの奥様、Tシャツ&パンツ&スニーカーにエプロン。
シェフのご主人は白いポロシャツ姿。もくもくと料理をつくる。
二人とも農家のやさしいおじさん&おばさん風で
フレンチらしい気取りは見当たらない。

ネルの前菜は、イサキのカルパッチョ。
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身がコリコリしていて、さばき方は和食のお刺し身風。
三切れはちょっとさびしいかなぁ。
ドレッシングはケッパーの味がはっきり。

そして出てきた小さなテーブルロールが2つ。
これがオイシイ!
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白と黒(黒米)の両方とも、ふっと天板の香りがしてコレも自家製なはず。

熱くて持てないほどのアツアツを二つに割ると
ぽっわ~ん、ほわほわぁ 真っ白な湯気が立つほど。

皮がパリッとうすくて、中はしっとりの生地がぐるぐる
ぎっしり詰まって、ご飯を食べてるような充実感。

これまた和のしつこくない、混ざり気のない味。
小さいのにすっごくお腹いっぱいになる。
ほとんど塩気を感じないみずみずしいバターとの相性もぴったり。

普段食べてる中身が空間だらけのパンって、
なんなんだろう??


スープ・ド・ポワソンは魚ダシのスープ。
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イワシのような鰹節のような、とにかく魚オーラ満載。
魚の練り物にエビ味噌を混ぜたような迫力だ。
やぁ~いかにもフレンチな、手間のかかったスープ。


そしてそして、メインの登場!
ネルは「熱川ポーク 肩ロースのソテー」。
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脂がフレッシュでおいしいと評判の「熱川ポーク」。
しかもただのロースではなく、肩ロース♪

あれっ、出てきた姿はまったくフツーのポークソテー。

でも頬張ってみると、う~んん確かに!
牛肉を食べてるような赤身とみずみずしい脂身。
火を通しすぎない赤身の旨みが深い。量もたっぷり。

A氏は「鴨もも肉のコンフィ」。
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身のはがれやすいキレイな肉は、芯まで味がしっかり。

付け合せの野菜に、ふむふむ、ふんふん、と
勝手に納得(笑)。鮮度の良さがきちんと分かる。
ピーマンはトマトみたいな青い香りがおいしいし
揚げ焼きにした小さなナスは濃くて甘い。

仕上げのデザート、
ネルは「ガトーショコラ」A氏は「いちじくのコンポート」。
こんな季節の果物が、さっそくメニューにあるのがいいよね。
甘いものが苦手な人は、代わりにチーズもオーダーできるんだそう。


どの皿も味がはっきり。デザートのシナモンもかなりたっぷり。
最近こんな濃い目の味は食べてなかったせいか、何だか懐かしい。

お皿の上だけだったら、かなりの高得点。

でもまだまだフレンチや外食に特別感を求めちゃうネルは
インテリアとかサービスとか、
雰囲気からもフレンチのおいしさを感じたいんだよな~

もう少し年と経験を重ねたら、料理以外はすっぱり割り切った
こんな空間の気楽さが好ましくなるのかも。


<今日のお会計>
4200円・2名/Bランチ1890円、Cランチ2310円

<店を出て>
ネル:★★☆☆☆/町の食堂的本格フレンチ
     正直な素材で、きちんと手間をかけた正統派フレンチ。
     パンやスープドポワソンはこの店にしかない、印象に残るおいしさ。
     できるだけ気楽にフレンチを食べたい人ならぴったりかな。
         
A氏:★★★☆☆/けっこうおいしい
     身が大きくて締まってた。いい鴨なんだろうね。
     付け合せのナスが甘くて味が濃いのにびっくり。
     野菜がおいしいのって、オレみたいに興味ない人にも分かるんだなぁ。
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by gaisyoku_calendar | 2007-09-07 15:55 | 伊豆・東部の[が]

041 ぶどう畑のレストラン 風 [山梨・勝沼]

勝沼醸造ワイナリーから5分ほど。
ぶどう畑を見下ろす小高い山の上に建つ、ワイナリーの直営レストラン。

■ぶどう畑のレストラン 風
山梨県甲州市勝沼町下岩崎
0553・44・3315
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白い教会のような大きな建物。
葉っぱモチーフのような窓が大きく取られ
外に広がる葡萄畑が一望できる。

大浦天主堂を模したという店内は
高い天井に自然光と小さなシャンデリアの灯り。
がっしりと大きな木のテーブルは居心地抜群。
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さてさて、ランチのお目当ては
名物ローストビーフ!

予約しておくとシェフがテーブルまできて
切り分けるサービスをしてくれるそう。

とはいっても100g3000円。
お昼にしては、なかなかのお値段(笑)。。
う~ん、これは期待しちゃうな!


まずはドリンクをオーダー。
試飲係りのネルは勝沼醸造の人気銘柄、「アルガブランカ イセハラ」をセレクト。

ヴィンテージが選べると言うので味の違いを尋ねると
飲ませたほうが早い?ということか
グラス2つに試飲用の2005と2006を出してきてくれた。

このワインは伊勢原という単一畑から収穫した
甲州ブドウのみを原料にしたもの。
かなり人気があるらしい。

う~ん、どちらもやや甘いけど
やっぱり寝かせた2005にしとこうかな。
でも香りの華やかさは抜群☆
ネルも食中酒じゃないならイセハラ好きかな~。


テーブルには専属のスタッフが付くよう。
ガラスの器で出されたおしぼりは、ほのかにオレンジの香り。
器は白のジノリ。カトラリーにプラス箸も用意されている。
もちろん水のグラスもいい感じ。

あらかじめセットされた陶器のパン籠へ
底に温めたブレッドウォーマーを敷いた、赤い帆布にくるんだパンが置かれる。
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フランスパンと白パン、
清里の有名ベーカリー製らしいけ、どこれがおいしい!

とくにフランスパン、中がしっとり詰まっていて
皮もしっとりしながら味があってパリパリ。う~ん、ウマウマ☆

クルマ係りで飲めないA氏には、サービスでソフトドリンクが1杯付く。
ワイナリーでもそうだったけど、
こんな細かい気配りがいろんなとこで感じられるんだな。
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A氏の選んだマスカットジュース、今まで飲んだことのない
果実の爽やかな濃厚さ。
蜂蜜みたいなまったりした甘みがあるのに、口当たりはサラサラ。

ジュースとワインの中間というか、もちろんアルコールは入って
ないのに、ジュースというジャンルとは違う飲み物のよう。
勝沼醸造さんはこういう感触と味わいが違う、いい感じのギャップが多いな~。。

窓の外にはマスカットグリーンの甲州ブドウの小さな棚が。
細いホースから水がちょろちょろ。
ちっちゃなアリが元気にブドウの実の上を歩きまわっている。


高い帽子をかぶったシェフが、ワゴンと共に登場。
いよいよローストビ~フ~~♪
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ローストビーフは赤身と霜降りの2種類、100gだと各1枚づつ。
A氏は霜降りのみを50g増量。

ずっしり大きくて重そうな肉塊から
スラーーっと薄く大きくさばかれるローストビーフ。
目の前で一枚ずつ、その都度スケールで重さを確認して取り分けてくれる。
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左が霜降り、右が赤身。
この日は秋田産の黒毛和牛らしい。

一緒に出された4種の薬味。
ワサビ、西洋ワサビ、ブレンド岩塩、胡麻醤油。
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このワサビを肉に包んで、たまり醤油につけると
もう抜群においしい!!

ぺろんとした薄さが意外にもちょうど良い。
ワサビのせいか味は中トロとレアの中間のようにも感じられる。

赤身は脂があっさり品良く、ワサビが効いて和食のよう。
霜降りは甘くトロトロ、粒状の岩塩がよく合う。
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完全に和食テイストのローストビーフ。
肉の繊維の間に旨みが溢れている。
パーティー料理でよく出る冷たくてやや厚いのよりも
断然甘くておいしい。

肉好きのA氏も満足げ。
ただしボリュームは全くの不足らしいけど(笑)。

いやいや、なかなかのゴージャスランチ。
スタッフのみなさんも笑顔で物腰が柔らかいし。
かなり贅沢しちゃったけど、たまにはまっ、いっか!


<今日のお会計>
1万300円・2名/ローストビーフ100g3000円・150g4500円
          セット(パン・スープ・ドリンク・デザート)1000円×2
          アルガブランカ イセハラ(G)800円          

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/ワサビ×肉、おいしい!
    お金持ちの奥サマが本気で開いた別荘地のレストラン、
    といった風情。雰囲気もいいし、接客も適度で感じが良かった。    
    もう少し値段が身近だと、もっといいなあ☆     

A氏:★★★★☆/いい肉だと思う
    肉の良さがしっかり感じられた。
    量はあと3倍はあっても。。
    気軽に何度も行ける値段じゃないけど、年一回くらいなら。
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by gaisyoku_calendar | 2007-08-15 11:56 | 旅先_静岡近郊の[が]

039 卯乃木 [藤枝・瀬戸ノ谷]

前々から行ってみたかった「卯乃木」。

休日のプチドライブを兼ねて
藤枝・瀬戸ノ谷の山奥へ。

■卯乃木 うのき [蕎麦]
藤枝市瀬戸ノ谷11658-2
054・639・0878

予想以上の山道をうねうねと、奥へ奥へ。

車幅ギリギリの畦道、畑道?を
そろりそろりと「ホントにこっちでいいんだよね??」
と山あいの美しい風景も、全く目に入らないネル(笑)。

運転に自信のないネルは内心ヒヤヒヤ。
渓流沿いの集落を抜け、水車小屋の
脇を通り抜け、なんとか到着。
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開店と同時に店内へ。
急いで駆けつけたパートらしきおばサマも同時にご入店♪

風情ある陶芸ギャラリー、といった趣のある店内。
木をふんだんに使った室内は、大きく取った窓まで木枠。
手入れされた庭を見るためにわざわざ設計したかのよう。

大きく活けた野の花と古民具がしっとり調和。
飾られたアンティークらしい蕎麦猪口の藍色も
テーブルを飾る小物も、味わいがある。
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メニューはせいろと田舎(太打ち)の2種類。
他はざるうどん、そばがき、田楽、デザート。

ネルとA氏、もちろんせいろと田舎で
どちらも旬の山菜天麩羅付きに。

まずはテーブルに折敷の盆が。
箸置きは金柑の実。
そばつゆは小さく手に馴染む可愛らしい器で。
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蕎麦店ではじめにテーブルセットが出てきたの、
はじめてかも。
箸置きは季節によって変えるんだろうな。。
金柑にきちんと水を吹いてあるとこなんか、けっこう好きかも。

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次に出てきたのは
ほのぼのとキレイに盛られた天麩羅。
海老は身が締まって甘みがある。
山菜も苦味に透明さがあって、次々と食べたくなる。

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そしてそして、ネルの頼んだ「せいろ」。
なんだか軽くて、でも蕎麦の実の旨みがあって。
ぷんとほのかな蕎麦の香りも。
シャンシャンシャン、と頭の中で鈴が転がるような味わい。

よく蕎麦を「水だけで」「塩をつけて」というけど、
ここのは自分からそうしたくなるような
はかないけど何かを持っている。

やや濃い目のそばつゆ。
いい山葵と助けあってせいろに変化をもたせてくれる。

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A氏の「田舎」、細めの割り箸くらいでびっくり。
つまんでいる姿が「ホントに蕎麦?」って違和感あるくらい、太い。
噛み応えがあって食べてる実感がある。

お茶もおいしいし、打ち手のお兄さんも
運んでくれるおばさまも自然な感じで気持ちいい。

それにデザートのアイス。
聞けなかったけど、たぶん手作りで柚子とか柑橘系を
練りこんであるはず。嫌らしさのない甘さ。


そうか、そうか、わざわざ来てよかったぁ~。

開店から10分もしないうちに満席に。
ガラガラだった空き地のような駐車場、
帰りはいっぱいだった。

次はいつ来れるかな。。


<今日のお会計>
3570円・2名/せいろ(天付き)1575円、田舎(天付き)1680円
           デザート315円

<店を出て>
ネル:★★★★☆/わざわざ出かける価値のある蕎麦
     苦労して出かけてでも、もう一度食べたくなる味。
     さりげない器や庭と建物の調和、サービスの押し付けがましさのなさも
     いいのかも。この立地で食べるからこそ、余計においしいのかも。
     
A氏:★★★★☆/素直においしいね
     休みの日じゃないと行けない店。
     天付きにしたらそこそこボリュームもあるし、いいんじゃないかな。
     出てくるのに時間がかかるから、あんまりお腹すかせてるとキツイかも。
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by gaisyoku_calendar | 2007-07-16 09:26 | 藤枝・島田の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


by gaisyoku_calendar
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