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072 河喜久 [静岡・鷹匠]

北街道を清水側から街中に向かって、水落交番交差点の少し手前の左手。

あまり目立たない外観は白い塗り壁、縦書きの書の控えめな看板。
白木の扉脇には盛り塩。

外から店内の様子は分らないし、店名からして高級そうでちょっと入りづらそうな雰囲気だけど
“ガンガン商い中”の掛札はどこか愛嬌があってカワイイ♪

A氏同僚が強力プッシュ!ということで
今日のランチはここに決定~♪

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■河喜久 [和食居酒屋]
静岡市葵区鷹匠3-3-1
054-200-1677

扉脇には本日のランチのホワイトボード。
5種類あるランチはどれも800円。
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うーーん、どれにしよう…
季節の「かつを」もいいけど、ピリ辛の「豚しゃぶ」もいいかなぁ。

A氏はボリューム満点で絶対おすすめ、と聞いてきた
「わらじチキンカツ」に決めてるらしい。

店内は背の高いカウンター席とテーブル3席。
壁に少しの花と書があって、必要十分にあっさり、さっぱりした空間。

白い板前服の大将と、若い女性のホールがふたり。
その都度ジャァーと揚げ物を揚げる音、トトトトンと何かを包丁で刻む音。
大将小声で「○○○、いくよ」、女性「はい」。

あっ、この雰囲気。。
ちょっとネルの好きな感じかも。。

はじめにお通しのように出される、長方形の角皿に盛り合わされたお惣菜3種。
たぶん日替わりで、今日は 大根切干・ハムと玉子炒め・玉ねぎの洋風おひたし。

どれも違うベースでそれぞれ炊いたり、味付けしてある。
ふむむ…

香の物は白菜とたくあん。
水分の少ない、よく漬かったひねた味わい。
静岡でこのタイプの香の物、ちょっと珍しいかも。

あったかいほうじ茶とお惣菜をつまみながら待っていると、メインの登場~

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わわわっ、、チキンカツ大きい!!

ええっ、もしかしてお肉2枚分?と思ったけど、A氏によるとたたいて伸ばしてあるみたいで、
どうやらこのボリュームでも一枚分のお肉らしい。
それで“わらじ”なのかな?

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粗すぎないほどよい厚みの衣はサクサクッとしっとり。
最近の流行みたいにバリバリ硬くないから口の中が痛くならない食べやすさ(笑)。

かけられたソースはやや甘めのゴマだれかな。
チキンカツの下にはキャベツ・人参・水菜のサラダが敷いてあって、これも瑞々しい。

こちらは「かつを」。
わっ、これもたくさん、ボリュームあるよ。。
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焼き目は薄いけど、一枚ごと厚みがしっかり。
食べ応えある。

薬味はすりおろし生姜にネギと、新玉ねぎスライス。
生姜のおろし方が丁寧。細かすぎるけど(笑)

にんにくスライスでもよかったけど、
新玉ねぎが臭みもなく甘くておいしいのだから今日は新玉ねぎが正解かも。
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豆腐とネギのお味噌汁は魚のアラからきちんと出汁をとったもの。
魚介ダシの旨みがしっかり、ほっとする味わい。

ごはんは初めからA氏とネルで器の大きさを変えて、盛りを変えてくれている。


うーーーーーん、ちゃんとしてるなぁ。。
それに、メインもごはんも味噌汁も、どれもおいしいし!!


こういうダシや素材が生きたおいしい和食って、
いくら食べても太らない気がするから不思議(笑)。


カウンターのお客さんのごはんがなくなったのを見て、おかわりの声をかけてる大将。
前掛けや白足袋+下駄の格好から、関西系の人なのかな。
お味噌汁の器もそんな感じだったし。。

店内から外の眺めがなくてやや閉鎖的な雰囲気なのは惜しいとこだけど
ふだんの食事として通うなら十分満足♪

近くの役所で働いてるような所属部署ネーム入りジャンパーを着たおじさんがひとりでカウンターで食べてたり、
サラリーマンのおじさんが3人で、焼き魚&チキンカツ&生姜焼をそれぞれ頼んでたり。

あっ、目の前を運ばれていく焼き魚、いい匂いで大きくておいしそう~
さっきスズキの子どもで○○です、って言ってたのかな。。

次のランチは焼き魚に決定!

いや、その前に夜行ってみたいなぁ。。

<今日のお会計>
1600円・2名/ランチ・わらじチキンカツ800円、ランチ・かつを800円

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/きちんと和食。うれしいおいしさ
    景色やデザートがないから女性同士だと間が持ちづらそうだけど、
    小料理屋さんみたいな味と仕込みでこの値段とボリューム。
    和食好きにはすごくバランスのいい、価値あるランチな気がする。夜もいろいろ食べてみたいなぁ。   

A氏:★★★★☆/800円でおいしいしお腹いっぱい♪
    わらじチキンカツ、量もあるしおいしいし。お味噌汁とかごはんも良かった。
    役所から近いといえば近いから、昼この辺で仕事があったとき寄りたいな。
    ごはんのおかわりはサービスらしい感じだったけど?次聞いてみよ♪
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by gaisyoku_calendar | 2010-04-25 02:59 | 静岡街中の[が]

066 昇菊 [静岡・両替町]

何年か前、わりと街中に飲みに出ていた頃。

仲良くなった飲みともだちが何人も
あそこがいいよ、と口を揃えて連れて行ってくれた、昇菊。

ちょっと高いけどね、と言いながらその顔は皆ウレシそう。

誰だってやっぱりおいしいお店が好きだもんね♪

■季節料理 昇菊 [小料理店]
静岡市葵区両替町2-3-3
054-272-0701

両替町通を青葉公園通に向かって上がって
タバコ屋さんのある交差点少し手前。

ステーキ・ブルのある「青葉小路」の真ん中あたり。
揺れる白い暖簾のガラス越しに、店内がのぞける。

あっ、今日は席空いてそう♪
ラッキーだな。。

年下の女性と、ふたりだけの食事会。
だからどうしてもこの日は、料理がおいしいお店に入りたかった。

カラカラ、と引き戸を開けると
狭い店内はカウンターのみ7席と板場だけでギュウギュウめいっぱい。

イスをひけばすぐ壁。
市場横の仲卸人ご用達寿司店、がイメージかな?

カウンター前には使い込んだショーケースやタッパーに入った食材が置かれ、
けっこう雑然とした雰囲気。

席に落ち着くとカウンターと大将越しに、
壁下がりの食器棚の扉にずらっと張り出された、手書きの墨文字のお品書き。

朱の字で「温物」「焼物」「造り」・・・
もう、この文字がうれしい。。

やっぱりね、できれば外では季節の走りの素材を、好きな調理法で食べたい。
ネルにとってはそれが一番の贅沢。

この日は3月の終わり。
筍、焼きはないけど炊いたのならあるそう。
ヤッタね♪

同行の彼女は併設のバー、Wild Woodには来たことあるらしい。
昇菊が満席だとWild Woodに通されて、
ここで昇菊の料理を注文、いただくこともできる。

ネルもWild Woodに通されたことがあったけど、やっぱり昇菊で大将の仕事を
みながら感心しつついただく方が楽しい♪

まずは煮こごりのお通し。
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ふぅーーー、おいしいなぁぁぁ。。。

キリっと酢が効いてるのにやさしいし、調和した必要な味だけがふわっとひろがって。
見た目なんてことないのだけど、違うレベルの仕事。

そっか、いろいろ遠回りしなくても
ここがあったよね。

「菜の花の昆布〆」。
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敷き詰められた昆布の上に、これまた菜の花が隙間なく敷き詰められている浅いタッパー
からひょいひょい、とよそってくれる。

大将自らその都度、かつ箱でごりごり挽いてくれた厚削りのかつおぶしも乗って。

わーーー、これもいいよ、
いいなぁぁぁ…

ダシとかつおぶしと昆布の風味と、菜の花の春らしい苦さと。
あーーもう、たまらない!!

スラリと太刀魚のような包丁で寡黙に、素早く仕事を回す大将。

目つきはするどいものの、こちらを緊張させるような雰囲気はなく
どちらかといえば優しそうな面立ち。
身なりも肌も、白くキリリと引き締まっている。

常に板場は丁寧に畳んだ台ふきでキレイに、割烹のそれのように
整理整頓しながら次々と仕上げていく。


お任せで頼んだ「造り盛合せ」。
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鰹、マグロ、鯖、蛸、イカ、鯵…だったかな。

鰹がおいしい!マグロみたい。
どれを食べても、いい。

あしらいの青海苔もニンニクも若布もネギも、ふーーー、良過ぎる(笑)。

そして温物で頼んだ「岡部産新竹の子」。
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ぽんっっと手のひらでたたいて香りを出した、初々しい木の芽をあしらって。

このダシがまたぴたっと香り高くおいしくて。。
ここにも厚削りの削りたてかつをぶしがほわっとたっぷり。

筍の歯触りもバツグン、香りも甘みも十分で口中が春爛漫~♪


途中隣に座ったお一人様のスーツ姿のオジサマ。
常連さんらしく大将に浜松から買ってきたという手土産を渡している。

だんだん酔いが回ってきて、声も大きく周囲に話しかけはじめる。
それが今度はネルに。

「あのさ、俺は子どもに金残さない主義なんだ」

「そうなんですね。お金は、どうされるんですか」

「決まってるじゃん、ここでおいしいもの食べて使うの!
 あんたも俺ぐらいの年になったらわかるよ 」


ますますご機嫌のオジサマ、今度は反対隣のカップルと軍歌を熱唱しはじめて。
ホント、楽しそう。

アハハハ、と笑って眺めてるネルたち。
なんかこういう感じ、久しぶり。

こういう店に自分から行こうよと人を誘える時期が、どうやらネルにも来たみたい。
あの頃から成長したのかな、私…

また飲みに行き始めても
いい頃なのかな。。

<今日のお会計>
8000円・2名/お通し×2、菜の花昆布〆、造り盛合せ、岡部産新竹の子
          鶏塩焼き、蓮根漬け焼き、アスパラ塩焼き
          ジントニック、赤ワイン(G)
<店を出て>
ネル:★★★★☆/春の京都と変わらない満足感
      コースがないのといっぱいで座れない時が多いのが残念だけど、
      ダシ、焼き物、旬素材が好きなネルにはたまらないラインナップ。
      京都で行ったカウンター割烹とも遜色ないおいしさ。
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by gaisyoku_calendar | 2009-05-02 00:25 | 静岡街中の[が]

064 葡萄の丘 [清水・草薙]

2年前の春にオープンして今も大人気の
自然食ビュッフェレストラン。

当時の静岡ではバイキング専門店はまだ少ない頃で。
しかもコンセプトは自然食、地産地消、添加物・化学調味料不使用。

場所は街中から大きくはずれて、静鉄草薙駅から徒歩約5分。

途中道案内の看板も店名を冠したモノも、看板的なモノは一切なくて
目印は平屋の建物と駐車場の警備員さんのみ(笑)。
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大きく窓をとったナチュラル感のある低層の建物は
デッキテラスがあったり、多種の植木をふんだんに使った植栽があったり。

車イスでもOKそうなスロープがあるのは、店名のとおり人にやさしい配慮なのかな。

夕暮れ時からは周囲の照明が灯り雰囲気たっぷりにライトアップ、
陰影の美しさは街中のオシャレなダイニングのよう。

いわゆるバイキング店とは一線を画した
店作りから“シンプル&ナチュラル”なこだわり満載のレストランなのです。

■やさしい食彩 葡萄の丘 [自然食ビュッフェ]
静岡市清水区草薙1-28-1
054-204-9311

この日は新卒で務めてた会社の先輩と、平日ランチへ。
ドリンク付きでランチ大人1680円、夜だと1980円。

予約はランチは不可で、夜は条件付でOKのよう。

開店11時の5分前に着くとすでに駐車場は満杯!
外から店内をのぞくともう満杯らしく、受付に名前と人数を書いてしばし待機。

すでにいっぱいの店内をみると、お客さんは20代から60代くらいの方までほぼ女性☆
赤ちゃん連れのママや大人数のグループも多い。

…う~ん、相変わらずの大混雑。。
開店以来の人気は全く衰えてないみたい。
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白と木をベースにした店内は、和モダンのシンプルな空間。

120席もある広いスペースはブースで区切られ、木のイスやテーブルは様々な
種類がありどれもなかなかオシャレ。
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中には流行の飛騨家具・柏木工のようなデザインライクなイスもちらほらあったり。

5分ほどの待ち時間で席へ案内されて。
スタッフさんからスタートまでしばらく待ってほしいこと、
その間ドリンク類は自由に飲んで待っていていいこと等を説明される。

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テーブルには割り箸でなく、木のきちんとした箸。
器もぽってりとした和風だったり、なつかしい木の汁椀だったり。
こんなちょっとしたことがウレシイ♪

まずはドリンクをとりに、料理の並ぶコーナーへ♪

ここのメニューはおかず・お惣菜、サラダ、ごはん物、汁物、デザート、ドリンク
などで約90種類。新メニューも季節ごと登場。
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ドリンクはジュースサーバーに100%ジュースや健康茶。フレーバーティーのティーパックいろいろ。有機栽培豆を使ったのコーヒーサーバーも。

まずは100%ぶどうジュースでカンパーイ!
初めて来た会社の先輩、わくわくしすぎて目がきょどってる(笑)。

準備が出来た様で、スタッフさんの声に先導されて
いよいよビュッフェスタート~♪

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お惣菜は優に50種類以上。
野菜を使った煮物、和え物、炒め物、蒸し物、玉子料理、豆腐料理、酢の物などなど。

この日はカツオ血合いの煮付けやレバーの煮物もあったり。
ひじきや雑穀もあって、確かに健康に良さそう。
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肉類はほとんどなくて、単品であったのは鶏肉の龍田揚げくらいかな。
あとは大根と豚バラ肉の煮物とか、身体にやさしい調理法のものばかり。
ハンバーグとかローストビーフとか、普通のバイキングっぽいメニューは見当たらない。

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サラダも色どり鮮やかに、いろいろと種類豊富に。
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天ぷらコーナーではオーダーするとその場で揚げたてをもらえる仕組み。
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この日は大根や黒はんぺんに春菊、春キャベツ、のびる、フキなどなど旬の食材が。
薬味の塩も数種類、ダシもいくつかあったかな。

う~ん。。でも行列がすごいから今日はパスしよ♪
ホント私ってビュッフェ向きじゃないなぁ(笑)
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ごはんコーナーではおひつに入った白ごはん、炊き込みご飯、雑穀ご飯、白かゆ、
お釜に入った野菜カレー、おみそ汁などかなりのラインナップ。
ゴマ、ネギ、海苔などご飯のおともの薬味類もかなりの充実ぶり。
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キムチ、梅干し、ラッキョウや浅漬けの香の物もかなりたっぷり。
別コーナーにはうどんもあったり。

ふ~っ、選ぶだけでひと苦労(笑)。

取り分け用の木の丸皿だとすぐいっぱいになってしまう。
欲張りすぎ??

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席に戻っていただきます~♪♪

味付けは全体にさっぱり。
ダシや醤油など和系の調味料をシンプルに使って、素材の味重視。

お母さんが子どもの健康を願ってつくる家庭の味、って感じかな?

うどんのダシがおいし~♪
うどんの太さやコシもちょうどいい感じ。夏にツルッと食べたいなぁ♪

ひととおり食べた後はお気に入りに再チャレンジ!
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美味しかった菜の花の和え物、なめたけ、豆腐のサラダ。
春菊サラダや大根の柚子味噌もいいなぁ…。
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今度はデザート~♪
氷を張ったコーナーにはヨーグルト、寒天、ナタデココ、アロエ、冷やしあずきに
黒蜜やフレッシュオレンジのカット。
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ショーケースには大納言パウンドケーキ、揚げドーナツ、長崎カステラ、焼プリン、芋ようかん、寒天寄せ。
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自分で焼けるワッフルコーナーにはメイプルシロップやおいしそうなジャムがたっぷり。
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それにこの日はスタッフさんが目の前で焼いてくれるフレンチトーストも。
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デザートでおいしいのはなんといっても、あずき♪
角のないやわらかな甘さに炊きあげただけのあずきがおいしくって、
寒天にあわせると冷たくってボリュームたっぷりのスペシャルデザートに☆

…2時間ほどたってかなりお腹いっぱい。
もう十分満足なのだけど、初挑戦の先輩は

しばらくしたらまたお腹がすくから、それまで待っていてほしい
と驚愕の宣告(笑)!

ハイハイ、先輩の言うことならば♪
喜んでお付き合いいたしますヨ~

定番メニューでコレは!と印象に残ったのは

・茶碗蒸し 桜海老あんかけ
・鶏の龍田揚げ
・旬の葉物野菜
・野菜カレー
・うどん&ダシ
・プレーンな豆腐
・デザートのあずき

かな。
ふ~、お腹いっぱいいただきました!!

結局入店から3時間以上はいたかな~
やっとお会計すると、まだまだ入店待ちの人だかり。
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入店のための案内書きや入店までの目安時間が書いたカードが出ていたり。

前来たときもこんなのあったかな。
やっぱりこれだけ混雑すると、いろんなシステムとかルールとかを明確にしないと
スムーズに案内できないんだろうなぁ。

以前はもう少し肉類や焼き魚があったり、デザートやパン類も充実してたイメージが
あったけど、ちょうどメニュー改変期だったのかも。

時間制限がないから落ち着いて自分のペースで楽しめるし、
外の緑が見える空間の居心地もいいし。
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ハァ~、今回もめいっぱいゴチソウさまでした♪

<今日のお会計>
1680円・1名/ランチ・大人 1680円

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/最後まで胃もたれしない和食ナチュラルビュッフェ
   気持ちのいい空間に健康を意識した和風お惣菜&デザートまでがズラリと並ぶ。
   ガッツリ系&肉系メニューはほとんどないので、男性だと物足りない人もいるかも。
   広い駐車場は無料だし、誘い合って大勢で行くのがイベント気分で楽しそう♪
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by gaisyoku_calendar | 2009-03-20 16:46 | 草薙・清水の[が]

いっぷくvol.5_赤石温泉 白樺荘

都会に行くより温泉…、そんな初冬のネルでございます♪

井川の山奥のそれはもう奥、南アルプスの尾根の麓にある市営の日帰り温泉。
「温泉って、こんなに素晴らしいんだ!!!」って気付かせてくれた、赤石温泉 白樺荘。

それが平成21年の春、建て替え移転のために旧建物は閉鎖されると聞き、いても
立っても居られず行ってきてしまったのです♪

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■赤石温泉 白樺荘 [日帰り温泉]
静岡市葵区田代1005
054-260-2021
10:00~16:00、火曜・年末年始休、入浴無料

で、とにかくイヤになるほど遠いのです(笑)。
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静岡駅を基点に曲がりくねった山道をうねうね、その距離約77キロ。
およそ片道3時間。つまり日帰り温泉旅行にもかかわらず旅程の大半、つまり6時間は車内
に閉じこもりっきり!!

ヒー!これって実際やってみると、かなり辛い…。

行きはまだいいものの、小さなお子さんや温泉にあまり興味のない人と一緒だと
帰りは険悪なムードになりかねない?ほどの苦しい行程。
ドライバーがひとりしかいないと、その負担も大変なものに。

今回A氏にその辺たっぷり十分説明して、前日までに白樺荘&土木事務所に道路規制や
通行止、迂回路をよくよく確認しての、朝7時出発。

市内からの行程はざっくり
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>静岡市街→牛妻→井川・梅ガ島方面→富士見峠→井川ダム→畑薙ダム手前で到着!

といった感じ。
数々の集落、小川にかかる橋、中部電力の井川ダム構内、ごろごろと落石のある狭い
曲がりくねった山道を通りぬけ、たどり着いたのは10時5分前!

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ヤッタ、3時間かかったけど、着いたヨ・・・。。。


白樺荘をはじめて訪れたのは、もう7~8年前。

温泉と名のつくものにアレコレ行ってはみたものの、静岡の湯といえば無色・無臭・無味の
サラリとしたものばかり。どうも泉質というものにピンときてなくて。

それがこの白樺荘の湯に浸かって、ガガガーン!!・・・これって。。。
今までに感じたことのない、大きな衝撃が。

うっすらほのかに、優しくふんわり満ちた硫黄の香り。
とろりとした化粧水のように、まろやかに肌に絡みつく湯。
ほんのり緑だったり、天候によって無色から白濁や黄緑にも変化する水色。

うわーーー、ナンダコレ。こんなの、初めてだ。。。
温泉の特徴?力?ってこんなにハッキリ分かるものだったんだ。。

なんの飾り気もない内湯のタイルの浴槽は、40度を下回るぬるめの湯。
のぼせたりガマンする必要もなく、いつまでも、心行くまで浸かっていられる。

大きく天井まで開く窓を開ければ南アルプスの山の空気と香りが流れ込み、白樺の梢が
木陰を作る。


・・・露天風呂であるとか、眺めがいいとか、檜の浴槽とか。
そういうお気に入りがなくたって、あーやっぱり温泉って素晴らしいんだ、
温泉に効能があるって、目に見えなくたって本気で信じられる気がする・・・

心からそう思えた、記念すべき温泉なのです。

★ ★ ★ ★ ★ ★

久しぶりの訪問にも関わらず、様子は以前と全く変わらず。
この施設、もう50年以上前に完成した井川ダムを建設していた中部電力関係者の皆さん
の寮として使われていた建物を利用したもの。

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無料施設なので受付は入口にあるノートに住所と人数を書くだけ。

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ガラスの引き戸をくぐれば大きなゲタ箱、長い廊下、水飲み場に共同トイレ。
どこを見ても昔の小学校みたいな懐かしさが漂っている。

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これまた無料の2階個室を借りようとしたら「暖房が入ってないから寒いですよ」って。

そうだそうだ、以前来たのはもっと気候のいい頃だったんだ。。
個室は諦めスチームの入った大広間に荷物を置いて、さっそく浴場へ。

浴場は男女別の内湯が各1つづつ。
10人ほどが定員の浴槽は中が2つに区切られ、あたたか&ぬるめ と分かれている。
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写真は男湯。

女湯はあたたかが39℃、ぬるめは37℃くらい。
すでに先客、5名の60代位の奥様たち。あたたか、に浸かっておしゃべりも絶好調♪
全員近くの集落の方らしく、○○集落には街からお嫁さんが○人来て、幼稚園の子どもが○人
いるよ~なんて話題で盛り上がってる。

ネルはぬるめ、に浸かる。
ひさしぶりのこのお湯、やっぱりすごい。このトロトロ、トゥルトゥル感。。

くず湯を思い出す密度のある液体に、ふわっと押し上げられるような感覚。
入ってるだけで身体が軽く感じられてしまうほど。

<源泉>
 泉質  /単純硫黄泉(低張性アルカリ性温泉)
源泉温度/38.2℃
湧出量 /毎分329L(掘削自噴)
 PH値 /9.3  
※単純硫黄泉_1L中に硫黄を2mg以上含み、硫化水素を含まない(分析書にHS-12.7とあったのは??)。
           メラニン&老廃物排出など、デトックス効果が期待される
※低張性_人間の細胞液より浸透圧が低く、入浴後疲れを感じにくい
※pH値_酸性orアルカリ性を示し、白樺荘の「9.3」は高いアルカリ性。
      一般に古い角質やくすみをとる「美肌湯」の基準はpH7.5以上。


<浴槽の状況>
かけ流し_加水・循環ろ過・入浴剤・消毒/ナシ 、加温/アリ

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対岸にある市所有の源泉に市の施設だから、「自家源泉」ってことでいいのかな♪
浴槽は100%温泉の湯が満ちた「完全かけ流し」。
これに長湯OKの「低張性」と「高PH値硫黄泉」の合わせ技がじわじわと効いてくる。

どうしても引湯してくる間に源泉温度が下がってしまうので、加温はアリで。
あとはぷりぷり、生まれたての超☆良質な湯がざぶざぶ&なみなみと溢れてる。

こういった様々な要素がこの居心地のいい泉質を保ってくれている。
それにプラス、けっこう大事かなーと思っているポイントがここが「自噴泉」であること。

その昔は自噴していた名湯でも時代と共に徐々に湧出量が減り、ポンプなど人工的
な動力でくみ上げた湯を使うのが一般的。
大きな浴槽をいくつも同時に、24時間常に満たすには、どうしても機械で一定量
を汲み上げ続けるしかない、というのが多くみられる事情なよう。

自噴かどうかは浴室に掲示されてる温泉分析書でもほとんど目立たず、雑誌等でも
でもあまり注目されない。それに人工的に汲み上げた湯と自噴した湯の効能が
どれだけ違うのかは、各々の使用状況等にもよるので一概には比べられないし。

ただこれぞ!!と感じた泉質の湯の共通点を探っていくと、やはり「自噴泉」に辿り着いて
しまう。よろしければ温泉めぐりのご参考に、どうぞ♪♪♪

・・・ぬるめ、に浸かって5分ほど。だんだん身体が冷えてきた。。
でもあたたかスペースは相変わらず満員御礼。どうしようか迷ってたら

「ホラ、おネエさん、冷えちゃうからこっちおいで!」
わー待ってましたヨ、そのお言葉♪

浴槽のあたたかスペースに移動したのはネルも含めて3名の総勢8名、
全員浴槽に体育座りで車座になって。

まったく知らない人と面と向かってハダカで車座って、すごい状況かも(笑)。
ローカルな話題が目の前でびゅんびゅん繰り広げられてく。

やっと身体があったまってきて、ほっとひと息。すると第二陣のオバ様たち3名が
ガラガラと浴室に。一陣のオバ様たち5名、全く動じる気配ナシ(笑)。
こりゃネルが場所ゆずらないとね♪


時間は11時。
ちょっと早いけどA氏と合流して食堂へ。

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聞き覚えのあるテレサ・テンのCDがガンガン流れる食堂。
常連らしい先客のオジサマが2人。キープしてある焼酎を片手に、何かつまんでる。
あーそうそうこの食堂、こういう地元の人の憩いの場的雰囲気だったよね。。

ずらりと並んだ木札のメニューは意外や種類豊富。
そば、うどん、ラーメン、カレーとセットメニューが揃って値段も高すぎないし、
リーズナブルなおつまみもけっこうある。

運転でお腹のすいたA氏は「カツ丼セット」、ネルは「むかご」と「味噌田楽」。

テーブルにはお茶の入った大きな急須と湯のみ、熱湯の入ったジャーポット。
ホント学校のお茶の時間みたい。

自分でプラスチックの湯飲みにお茶を注いで、そのおいしさにびっくり!!
渋さのなかにもまろやかさが出てて、ウマー!
茶葉も良さそうだけど、やっぱり水の違いかなぁ。。


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山芋の実の「むかご」。茹でてバター炒めにしてある。
ほくほくプチプチ、おいもっぽくて野趣もあって、山に来た~って実感♪

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「味噌田楽」はこんにゃくがふるふる。
灰汁のヤなニオイも味もまったくしない、この涼やかさ。たぶん手作りこんにゃくかな~。
スプーンで一口大にすくって、あーオイシイ、やーイイナ♪

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A氏のカツ丼&そばもなかなかのボリューム。
カツ丼はちゃんと手づくりの味。こんな山の中でコレぐらい出してくれれば、
そりゃもう満足できるっていうもの。

食後は裏山を散策。
以前来た時に使用していた引湯用のポンプは止まっていて、新しく設置された
大型ポンプが替わりに動いていた。

以前のポンプでは引いても湯船で使いきれない湯がホースからざぶざぶあふれて
裏の小川に注ぎ込んでたのにびっくりしたけど、今はそんな様子もみえない。
使う分だけ上手に引けるよう、進化したのだろうか。

★ ★ ★ ★ ★ ★

休憩後はあたたか(浴槽)目指して再度チャレンジ!

今度はあたたかにご婦人がひとりだけ。
でも一緒に入るのはどこか気が引けて、やっぱりぬるめスペースに入ってしまう。

すぐに話しかけてきてくれたご婦人、ここのすぐ下の集落の人なのだそう。
切り傷を治したとか漆のかぶれを治したとか、泉質自慢をたっぷり教えてくれた。
こういう話って調べて分かるものじゃないし、聞いてるだけですごくオモシロイ。

「こうやってね、話してないと一人でヒマになっちゃうでしょ。
できるだけ長ーく浸かってたいから、すぐ誰かに話しかけちゃうの。ウフフ♪」

そーかそ-かそーか、ご婦人の告白にガッテン!
こういう大衆浴場に一人で入っていると、地元らしい方から話しかけられるのが常。
親切っていうのとはちょっと違う気もするし、いつもナンでかなぁ?と思ってて。

あぁそういうことだったのね、って初めて理由が分かった(笑)。
そーだったのかぁ!地元の人だって、来たからにはできるだけ浸かっていたいものね♪

ご婦人が上がって、浴槽にはネルひとり。
あたたか側に移って、あーいい感じ。冬のぬるめは、ちょっと寒い(笑)
思い切り窓を開け放てば、遠く南アルプスの尾根から流れ込んでくる山の硬い風。

ゆるゆるとまとわりついてくる薄緑の湯。
ふぅー、気持ちイイなぁぁ。。ありがたいなぁぁ。

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こんな山の奥で、こんな小さな湯船だから、このお湯が保てるんだって改めて実感。
もしネルが超大金持ちでヘリを持ってたら、週一位で静岡ヘリポートからひょこって5分で
飛んできちゃうのになぁ。くぅ~。。


午後2時。
そろそろ戻らないと。
網に入った生のむかご300円をおみやげに購入。

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帰る前に「ここから5分もいかないくらいだよ」と湯船で教えてもらった、新・白樺荘の建設地
を見に更に山の奥へ。

ご婦人によるとここは昔短期間だけ中部電力が経営していた湯治場があった場所で、
元々湯の沸いているいい場所らしい。

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広い敷地には白樺のキレイな木が数本。
向こうには南アルプスの山々が幾重にも重なって水墨画のように見える。

新しい施設は入浴料があるけど、露天風呂や個室休憩室もできるらしい。
泉質、どうなるのかな。
今と変わらず、もっと良くなってたらいいなぁ。

建て替え前に、がんばってもう一回行ってみよっかな。

<今日のお会計>
1850円・2人/入浴料無料
         カツ丼セット1100円、むかご200円、味噌田楽300円
         ノンアルコールビール250円

<店を出て>
ネル:★★★★☆/温泉ってこういうものなんだろうな
   お湯に浸かっているとほっとするし、安心できる。少しぬるめの温度
   とかほど良い香りや泉質も、ずっと浸かっていたくなる理由だと思う。
   もう少し近ければなぁ。でも遠いからこんなに行ってみたくなるのかな。

A氏:★★★★☆/大変だけど、来る価値はある
   これが葵区だとは。。井川区にするべきだ!
   泉質には大満足。食堂も種類がいっぱいあってそこそこおいしかった。
   季節が良ければ個室休憩もできたし。道中ツライけどまた来たいな。
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by gaisyoku_calendar | 2008-11-30 21:28 | 旅先_静岡近郊の[が]

053 どんぶりハウス [静岡・用宗漁港]

毎年3月下旬に解禁となる、用宗名物のシラス漁。
静岡はシラスの漁獲量が全国一。
とくに用宗は漁場と港が近いから、鮮度も味も格別なんだそう。

用宗の漁港内にとれたてのシラスたっぷりの丼を食べさせてくれる、漁協直営のお店が
あると聞いてさっそくおでかけ~♪
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■漁協直営 どんぶりハウス [シラス丼]
静岡市駿河区用宗2-18-1
054-256-6077

なんてったって、子どもの頃から釜揚げ大好き♪シラスを買う日は意気込んで
・ネギ  ・シソ  ・ミョウガ 
に常備している海苔と煎りゴマをスタンバイ!

刻んだ薬味とシラス、煎りゴマを白ごはんにまんべんなく混ぜて醤油をたらしたら
海苔でくるっと一口分巻いて。。あ~~、オイシイ♪

白いシラスのあいだに小さなタコやエビの子どもが入っていたりして昔は気持ち悪くて
親にあげてたけど、大人になってからはこのオマケを探すのが楽しみになったりして(笑)。

どんな丼がでてくるのか、ワクワクしながら漁港へ。
A氏の狙いは生シラス丼らしい。
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用宗に来るなんて小さな頃父親に連れられて釣りに来て以来、ほんとひさびさ。
場所は漁港内としか聞いていなかったけど、手書きの看板に誘導されて港の駐車場へ。

プレハブ小屋のお店に、テーブルとお茶が用意されたテントが3張り。
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外に貼られたメニューを見てびっくり、うわっ、安いっっ!!
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どれも500円のワンコイン♪
スーパーの特売でも釜揚げは100g198円。隣の直売所は100g300円。
これはかなりオトクな匂いが(笑)。

11時の開店と同時に10人ほどのお客さんが並ぶ。
ネルは釜揚げしらす丼、A氏は生しらす丼をオーダー。
使い捨て容器に入れられた丼とおみそ汁を受け取る。
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受け取った釜揚げしらす丼、アハハハ…すごいよコレ(笑)!
まあ、そのシラスの量の多いこと!
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ざばっとすくったくらいにてんこ盛り。
ご飯の高さとシラスの高さが同じくらいなんだもの。
上品な風味に、プチプチはじけるほどみずみずしい噛み応え。
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生シラスだって、もう大フンパツ!
いつもなら料理店でちょこっとだけ、上品にいただくモノなのにこの載せ具合だもの。

目の周りの輝き方、身の透き通り方が半端なくキレイ。これは間違いなく新鮮!
少しつまむと、ねっとり、とろっと。
生臭さとかまったくなく、特有のほんのりとした苦味と甘さが伝わってくる。

ただでさえ足の早い生シラスを、あったかいご飯の上に載せるなんて
この時期漁協直営の店だからできる、究極のゼイタクだろうな~。

醤油をたらして、かきこんで。A氏、黙ってひたすら食べる。
とっても気に入ったらしい(笑)。もうひとつ頼みたいけど、何となくガマン。
売り切れになったら後から来たお客さんに悪いもんね。

周りでいっしょに食べてるお客さん、ご近所さんらしい家族連れが多い。
まだ小学校前くらいのちっちゃな子もたくさん来ていて、みんなもぐもぐ食べている。

やっぱりこんな海辺で食べる魚は、大人も子どももオイシイよね~♪
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<今日のお会計>
1000円・2名/釜揚げしらす丼 500円、生しらす丼 500円

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/静岡名物を楽しく、気軽に
    値段も安いし、漁港のテントでワイワイ食べる雰囲気も楽しい。
    バイクのライダーさんも何人か来てたなあ。近くには公園もあるし。
    休日のおでかけにちょこっと立ち寄るスポットにおすすめ。

A氏:★★★★☆/生シラスを思いっきり食べたい人に
    生シラスをこんなにたっぷり食べられるとこって少ないよね。
    ただシラスの型はけっこう小さめかな。丼の量もやや少なめかも。
    でもこれだけ食べられることに意味があるから。ベタな店名もいい(笑)
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by gaisyoku_calendar | 2008-05-01 17:30 | 静岡住宅街の[が]

京10 岩さき  [釜座・中京区]

いつもの祇園界隈から大きく逸れた、繁華街の向こう側。
京都市役所も越えて、御池通沿いをずんずんと西のビジネス街に向かって。

近所の子どもの自転車が通り過ぎるような普段の暮らしがあふれる
静かな釜座(かまんざ)通の割烹へ。

■割烹 岩さき [日本料理]
京都市中京区釜座通御池上ル723
075-212-7800

予約を入れたのはご主人が「和久傳」「祇園 丸山」で修行、さらに名旅館「柊家旅館」では
20代のうちから料理長を勤めていたと聞いたから。
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店先には明かりが灯り、赤い暖簾と大きな桜の木。
二人してちょっとばかり緊張して、店内へ。

迎えてくれたのは柔らかい色目の着物を粋に着こなした奥様とお母様。
お二人ともパールの半襟で、清楚に華やか。
全く気取ったところのない、はつらつとした笑顔の奥様にA氏もネルもひと安心(笑)。

本日最初の来訪客だったネルたち。7席ほどのL字型カウンターの「お好きな席へどうぞ」と進められ、板場の見える席に腰掛ける。
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う~ん、やっぱりキレイだ。
檜の分厚いまな板も、ピカピカの調理台も、鮫皮のわさびおろしも。
所定の位置にきちんとあって、余分なモノも色味もまったくない。

今日は8400円のコース。
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まずは桜湯。そして伏せられていた杯に菊水を注いでもらい、ひとくち。
さあ、さあ、食べますか。ほど良く心地よい緊張感。

先付けはウニ、海老、菜の花、帆立。
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ネルはほんと、こんなのが一番好き(笑)。旬のそのままをおいしく取り合わせて、
それぞれの持ち味をあっさりと楽しめるのが和食の良さ。

焙った帆立の品のいい旨みに、やっぱりここは京都だなあ~~と実感。
この染付の器もステキな色合いで。
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お椀もなかなか。すっと通り抜けるダシの味の向こう側を感じたくて、どんどんいただく。

観光客らしいネルたちの様子から京都らしい世間話をしてくれたり、こちらから話しやすい
きっかけを提供してくれる奥様。上手にネルたちを飽きさせない。
もっと繁華街で店を出そうと思わなかったのですか、なんてネルの不躾な問いにも朗らかに
答えてくれたりしてくれる。

お母様も何くれとなく気を配ってくれる。
はじめてのネルたちでもそれが気詰まりでなく、自然と受け入れられる。
やっぱりお母様も笑顔が朗らかだからかな。

色白で大きな目がきらきらと輝く、歌舞伎役者みたいに男前なご主人。
働く姿もサマになっていて、板場の中の人がこんなに華やいでみえるのは初めての感覚。
話しかけられるのが意外と苦手なA氏も、今回はどうやら嫌ではないらしい。
サスガ、です!
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お造りは甘鯛とトロと、ウドだったか黒いのは海苔だったか。。おいしいけれどこの量、
あっという間に通りすぎてしまう。醤油とポン酢の二種が使いきれないほど。
焼物もきちんと染み込んだ味。

わさびが必要になると、奥様がそのつど板場の隅に置かれた鮫皮のおろしでネルたちの
分だけおろして。鮫皮はキレイに洗われてもとの位置へ。
この流れを必要な度繰り返す。

こんな小さな所作もおもてなしの一部だと思うし、ネルが割烹を好きな理由のひとつ
なんだろうな、と奥様の手元を見つつ回想モードに(笑)。
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お凌ぎのごはん。
もち米なのか、ちょうど良くねっとりしていて温かいおだしとぴったり。
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そして炊き合わせの鍋。
鯛に若布、茗荷、筍、ウドほか山菜、そして鯛の白子。
もう春満開、全開~!の取り合わせ(笑)。奥様もお母様もお取り分けしてくれる。
もうちょっと早く来れば、ネルの好きな山菜の天ぷらの時期に間に合ったかもなぁ、くぅ!

そうそう、この花ひらいたような美しい鍋、おそらくは有次のうどん鍋。
銅板の打ち目が鈍く輝いて、とってもステキ…。ふぁぁ~欲しいなぁ。。
家で使ってみたいけど、こんな品のいい鍋で、似合うものなんて作れるのかなぁ~
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筍おいしい。鼻腔の奥までふんわり広がるおダシで、舌も心も満足。
でもなぁ、筍焼いたのもたべたいなぁ~。。
ってこれは予約時言うべきだったね。惜しいことした!
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酢の物で一旦〆て。
肉は一切出ていないけど、そこそこお腹もいい感じ。
肉好きのA氏も、今回はそれなりに満足そう。
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「ごはん、どうですか」の声で、ついに炊きたてご飯が登場~♪
お客ごと個別の土釜で炊いた白ご飯を、目の前で釜からよそってもらう。
お米はご主人の実家のお父さんが作っている白米だそう。

これは相当にゼイタクなことだと思う。
静岡でもこんなことやってくれる割烹、あるのだろうか。

小さいながらもどっしりと恰幅のいい茶色い土釜。
聞けば作家モノだそうで、藁の鍋敷きや木の蓋もガツンと立派♪

土釜の側面にはおねばが吹きこぼれた白い跡が幾筋か。
自分たちのためだけに、時間を考えて炊き上げてくれたごはん。
たまにだけどガスと鍋でご飯を炊くネル、その手間はしっかり分かるつもりです♪

目の前の白ご飯、ふんわりつるっと、ピカピカ。
「少しだけおこげをつくる火加減、最近分かってきまして」と言いながら今度はおこげの
入った2膳目をよそってくれる。
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香の物とお味噌汁もぴたっと決まった味。
お母さんのお手製だというちりめん山椒にも、ついつい手が伸びる。
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最後は果物で。
緑の丸いのはベビーキウィというそう。
はぁーー、ごちそうさまでした!

…宿に帰って、ひといき。

結局今回はしゃべってばかりで、どうも味の方の記憶が薄くて…(笑)。
でも間違いなくどれも端整で、品良くおいしいかった。

ただもうちょっと、出る食材を聞いたり好みの調理方法を伝えるとか、予約をもっと上手く
入れとけばな~なんて次に繋がる発見も。

おそらく常連さんもはじめての観光客も、同じように笑顔で迎えてくれる店。
こんなお店だから、人気店になるんだろうな♪

<今日のお会計>
 19700円ぐらい・2名/コース8400円×2、生ビール×2
           
<店を出て>
ネル:★★★♪☆☆/華のある料理と人で、京都らしさを存分に
     立地や店の造りは控えめだけど、料理と人はとっても京都らしいお店。
     安くはないけど内容や接客を考えれば納得できそう。その都度自分たち
     のために手をかけてくれるのは、うれしいもの。昼もあるけど夜がいいかも。
    
A氏:★★★★☆/おいしいし、感じが良かった
     予約のときも、道が分からなくて電話をしたときも感じが良くて。店に入って
     もやっぱりそう。量は少なめけど、どれもしっかりしてるし、お鍋やごはんが
     おいしいから満足できる。イキイキ働いてる人の姿は、気持ちがいいね。
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by gaisyoku_calendar | 2008-04-29 20:43 | 旅先_京都の[が]

京09 閼伽井  [祇園・東山区]

祇園といってもそこそこ広い。
南北に走る花見小路、石畳で風情があるのは南側だけ。
四条通を挟んで北側は花街らしい色艶が、ネオンに路地に曲がり角に種々雑多な
空気が滔々とあふれ出している。

店が新橋通との交差点より手前なのは、間違いない。
何となくの見当をつけて、とりあえず細い路地を右へ曲がる。

雑居ビルにずらっと居並ぶ店名の塊は、全てここがホントの祇園、
本物の歓楽街だと教えてくれる。
こんなフツーの格好をしたネルが歩けるのは昼間だから。
夜は美しくドレスアップした女性がスポットライトを浴びる街なのだ。

そういえば以前四条通りで見かけた
たぶんどこかのお店のナンバーワン嬢はすごかった。

時間は夕方の頃、出勤前のお買い物途中なのか、赤いドレスに白い毛皮。
脇を固めるいかつい黒服2人(ボーイさん?)はどうみてもSP役。
面倒そうに人払いしながら、でも周囲にニラミを聞かせている。

背が160ないのを除けば顔も髪型もスタイルも、全くもって叶姉妹な彼女。
人混みのなかを悠然と、笑顔を振りまきながら真っ直ぐと歩いている。
目の前の光景が信じられないほど、キレイだ。

道行く人はみんな振り返ってたし、ネルも芸能人??と思って凝視したけど
やっぱりあれは出勤前なのか、そういう人の彼女だったんだと思う。
自分と同じジャンルの性だとは思えないくらい、サイボーグみたいにキレイだった。。

京都タカシマヤ2階にはシャネルやディオール、ヴァレンティノなんかが入った
ハイファッションサロンがあって、靴のヒールが埋まるほどふかふかの絨毯敷き。
平日昼間に間違って足を踏み入れると、マダムに混じって明らかにそんな感じのキレイな
女性たちが、のんびりと品定めをしている。

京都は美しい女性に、美しいというそれだけで、ものすごく敬意を払う。
静岡でとくに差別も区別もされず、人間中身が大事ですよ~、なんて信じてのんびり
育ったネルには想像もつかない位の断固としたキッパリさで。

…そんなことを思い出しながら
細い路地をうねうね、曲がってはまた迷い、奥の奥のまた奥へ。
しんと静まり返ったどん突き、
この界隈で数少ない、真昼間でも灯りと暖簾を出している店。
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ここが今日のお昼の店だ。

■閼伽井 あかい [懐石・京料理]
京都市東山区祇園町北側347-51
075-551-8181
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オープンは昨年11月。
以前は小料理屋か何かだった場所を、あまり手を加えず整えたような印象。
ご主人は炭屋旅館のご出身で、下鴨の吉泉でも修行していたらしい。

先客はなく、ネルたちのみ。
ネームの入った膝当てが用意され、折敷は金彩が入った朱塗りの丸盆。
はじめの一杯を注いでもらい、予約していたランチコースが、静かにはじまる。
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あぶらめのお椀。
納得のおだし。このお椀のシェイプがステキ。

奥様らしき着物の女性は小声でいたって控えめ。
料理の説明はある時も、ない時も。
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底がすのこ状になった赤松の角盆に盛られた八寸。
こんな盛り付けは気持ちがいい。派手な金の杯もすっと落ち着く。

六角形の器の中にはアナゴの稚魚だという、のれそれ を酢で〆たものが。
黄身酢など、全体的に酢を利かせた料理が多い。

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筍の穂先は、やわらかでおいしい。
木の芽…、京都に来てこれでいったい何枚、食べただろう

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ああ、また黄身酢が。。しかもホタルイカと大き目の鯛の白子も一緒に。。
ネルがそれほど得意でもない、酢と珍味系の連続。
A氏は大好きな白子や魚卵、珍味系連発でうれしそう。

優しげなご主人は若い衆に聞かれたことに、優しく丁寧に答えてあげる。
視界に入ってくるその感じに、ほっとする。

目の前であまりにも厳しく指導されると、なんだか食事が進まない、というか若者の
緊張感がこっちにも伝播してきて、料理の味がわからなくなっちゃいそうだから(笑)。
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この筍ごはんがおいしい!赤出汁もぴったりの濃さ。
大皿で出してくれた漬物3種も、どれもおいしい。
奥様がご飯のおかわりいかがですか、とA氏に声をかける。

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デザートはティラミスとフルーツが同じお盆で。
これでラストかと思ったら、なんと桜餅とお抹茶が登場!

しかもA氏によれば、この桜餅さっきご主人が握ってたのが見えたそう。
お抹茶もカウンターの向こうで奥様がシャッ、シャッっと立ててくれたもの。
これにはびっくり!

途中ご主人の知り合いらしいお客様が一組追加。
食べ終えるまで、ネルたちが店の人から話しかけられることはほぼなかった。
これ位のお客さんの入りで、割烹のカウンター席で、
話しかけられないのはネルの中では珍しいこと。

でもそうと分かれば、気楽でいいもの。
ガイドブックめくりながらの食事だって、できちゃうもんね。

お料理は現代風とか創作ではなく、これぞ受け継がれてきた本式、なよう。
苦手食材が多かったわりには、どの器もおいしいと感じるものがあって。
季節を変えたら、印象も変わりそう。

やー、でもあんなに静かな店、京都ではじめてだったかな。
うーん…というよりは何でネルは京都来ると料理屋さんでしゃべってばかりなのか?って
思ったほうがいいのかも(笑)

<今日のお会計>
 1万2650円・2名/ランチコース5250円×2、ウーロン茶×2 ※サ別
              
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/きれいな細工と器、品数も満足
     意外にボリュームがあって満足。今回は食材との相性のせいか
     印象に残るものは少なかったけど、どれもきちんとした味。
     器の取り合わせも品よく華やかで、正月料理の気分だった。     
    
A氏:★★★☆☆/すごく真面目な料理屋さん
     おいしいし、彩りもキレイだし。ただ料理の説明をもう少ししてくれる
     と良かったな。のれそれって聞くまでイカかと思って食べてたよ(笑)
     大好きな珍味がたくさん出てきたのはうれしかった。
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by gaisyoku_calendar | 2008-04-15 20:31 | 旅先_京都の[が]

いっぷくvol.4  京都のお昼の5000円

 7月からつかず離れず続けていた仕事
 ようやく大きなヤマ場を越えました

 といっても作業はやっと中間を折り返したところ
 今後も気を抜かないよう、しっかりやらねば。。

 10月以降、ブログにUPしようと思っていたのは

 静岡 葡萄の丘
 山梨 勝沼醸造レストラン「風」 ワイン祭り
 箱根 ラバッツア

 です

 そんなことを思ってるうちに京都へ行ってしまい
 またもやネタだけが積もって。。
 ただ今回は新たな発見がありました

京都のお昼の5000円
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by gaisyoku_calendar | 2007-11-11 00:27 | 旅先_京都の[が]

045 府中庵 待月楼 [静岡・黒金町]

今日は年長者のみなさんとご会食~。

御歳70代、60代、40代のメンバーの中にただ一人30代のネル。
やや緊張しながらも、場所は静岡駅の専門店街
「アスティ」のなか、と聞いて少し気負いもやわらぐ。

といっても店名の通り、丸子にある東海道名物「とろろ汁」が有名な
老舗料亭「待月楼」の系列らしい。
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待ち合わせ30分前に余裕を持って到着♪
店の前のメニューには、手軽なセットメニューが多数。
自然薯を使った一品料理も1000円以下でいろいろあるらしい。

10分前、5分前になっても誰も来ない。
館内を一周して戻ってきて2分前。なのに、まだ誰もいない、、

もしや・・・と思い店内を覗くと、
や~みなさん既に勢ぞろい、オーダーも完了してるじゃないですか!!

■府中庵 待月楼 [自然薯・日本料理]
静岡市葵区黒金町46-1 アスティ静岡西館
054-287-1231

ヤバイ、一番の下っ端が出遅れてしまった、
と思いつつ席につくと誰もそんなことは気にしていない様子。

どうやらコースでは頼まず、すべて単品をオーダーしたらしい。
あと何を追加すればいいのか、口々に意見を言い合っている。。
ナンダ、良かった。。

店内は上品な蕎麦屋といった白木の空間。
仲居さんは着物姿のプロっぽい方ばかり。
ネルたちは御簾に仕切られたテーブル席だが、奥にはお座敷もあるらしい。


一品目は「塩煎りぎんなん」。
塩煎りされた大粒の銀杏が、粗塩の上に盛って出される。

この一粒が大きい!親指の先ほどあって、
実の色はマスカットグリーンを濃くした感じ。

堅い殻を割って食べると、香ばしくて甘く、いやな臭みが全くない。
全員手が止まらずむしゃむしゃ食べ続ける。

「飛竜頭の炊き合わせ」、「野菜サラダ」と続く。

サラダのトマト、アスパラ、何味ともいえない和風ドレッシングがやたらにおいしい。
素材自体に力と鮮度があって、当たりがやわらかなのに直球でおいしい味だ。

やっとここで、あぁここはホントに
料亭の素材と味の店なんだと気づく。

そういえば壁に貼られた「今日のおすすめ」には値段が書いていない。
今日の主催者さんはメニューブックには目もくれず、
おすすめだけでガンガン豪快にオーダーしてる。

たぶんメニューブックは値段が書いてあるんだろうけど
それには興味がないらしい。


鮑を模した大皿に氷を敷き詰めて登場したのは4種の「造里盛り合わせ」。

鯖・鰹・生しらす・大間の本鮪。
どの身も厚く大きく切られ、皮には細かく隠し包丁が入っている。
鰹は脂がのって、マグロのよう。

うすいピンクがきれいな大間の本鮪は、しつこくない脂でなめらかな舌触り。
ネルは皆さんに遠慮して、ひと切れだけ。
う~ん、でも確かにおいしい。

生シラスは結構な量。生カキの器の底までたっぷり、ぎっしり入ってる。
穂紫蘇や茗荷、青海苔や山葵もたっぷりあって、どんどん箸が進む。

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「鱧きゅう」「太刀魚の焼物」

に続いて30cmはありそうな朴葉に乗った「駿河牛の朴葉味噌焼き」。

なんと、コレがフレッシュ朴葉&炭火&木のコンロで登場!
今まで見てきた朴葉って、完全に乾ききってバリバだったけど
これはたった何日か前に拾い集めてきた葉を今水洗いしてだしてくれたように、葉脈や茎まで瑞々しい。
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プラス炭火の小さな火と暖かさと香り、木のコンロの懐かしい匂い。
朴葉の香り、甘い味噌の香りが絡まって。

うすい煙といっしょに、ふわぁ~~とお肉と味噌が焼けた香りが漂ってくる。
「うわぁぁ~~いい香りだぁぁぁ~(ここは駅ナカなのに・・・)」

あぁ~~、そうだそうだ、
おいしい店の贅沢は、臨場感と香りにあるんだなぁ~~と再認識。

脂が炭火に落ちて濃い煙が立つと、仲居さんがすぐに気づいて炭を交換してくれる。
やっぱりこの辺の気づきはサスガ。
でもお皿を引くタイミングが遅いかな~。これはネルたちの食べるスピードが速すぎるから??

「たらの白子焼き」もコンロに乗って登場。
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気持ち悪いようなおいしいような?? しかも量がたっぷり。。
はじめて食べたネル、やっぱり好きにはなれないかも。。

「蒸し鮑」と「駿河牛のステーキ」。

この「蒸し鮑」、目の悪いネルには表面に薄いコンブが載ってるように
見えちゃったんだけど、これが本物の苔むした?深~いモスグリーン色だった。

乳白色の身の表面はモスグリーン色、深海にずっと住んでましたよ~
って雰囲気満点。肝を表面に塗ってるのかも、とはA氏の意見。

しかも噛むと柔らかいのにサクッと歯が入って、初めての食感!
味もまろやかで優しく、思わず「へぇ~」と声にだしてしまう。

主催者様から、鮑は大崩の石部のがいいよ、とプチ情報。
といってもほとんど収穫高はなく、滅多に手に入らないそう。

今回初耳だった「駿河牛」、聞くと磐田産の牛肉らしい。
だったらネーミングは「遠江牛」がいいんじゃないのかな?
お味は伊豆牛の方が好みかも。

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やっと出てきたメインの「とろろ汁」、麦飯がぷりぷりしてておいしいけど
もうお腹いっぱいで味がよく分からない。。

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〆は「とろろアイスクリーム」。
とろろにほんの小さな自然薯のダイスが入っている。
豆乳アイスクリームに近い、懐かしいような甘味。

今日はとろろなカジュアル気分?で来たのに
思いがけない贅沢素材に意表をつかれっぱなし。
心残りがあるなら出汁がメインの一品が食べられなかった位かも。

やっぱり知ってる人は知ってるんだな。。と改めて主催者様に感謝したネル。
おいしゅうございました!

<今日のお会計>
 4万8000円位・5名/塩煎りぎんなん、飛竜頭の炊き合わせ、野菜サラダ、鱧きゅう
               4種造里盛り合わせ、太刀魚の焼物、駿河牛の朴葉味噌焼き
               たらの白子焼き、蒸し鮑、駿河牛ステーキ
               とろろご飯(香の物、味噌汁付)、とろろアイス
               竹酒、生ビール、ウーロン茶

<店を出て>
ネル:★★★★☆/料亭の味を駅ナカで!
     人の出入りが激しかったり電車の揺れが気になったりはするけど、
     これ位の味が駅で食べられるなら、知っていてソンはないハズ。
     値段も素材を考えたら妥当かな。でもジバラならお昼しか来れない!
    
A氏:★★★★☆/油断してた     
     この店があったの知らなかった。
     おいしい店でも気取ってたりこっちが気を使うのは嫌だから、便利だね。
     一番のお気に入りは朴葉味噌焼きかな。
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by gaisyoku_calendar | 2007-10-07 01:35 | 静岡街中の[が]

京07 佳久  [押小路柳馬場・中京区]

京都繁華街を区切る境界線、静岡でいえば本通りかな、
その御池通りを繁華街とは逆方向に上がった静かな通り。

こじんまりした路地には自宅兼工場、自宅兼店舗のような
昔ながらの背の低い商家、町家が続く。
すれ違うのはちょっとそこまで、みたいなラフな格好の人ばかり。

夕暮れの薄闇のなか、不意に現れた民家のような「佳 久」。
飾り気のない店構え。
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■創作料理 佳久 [創作和食]
京都市中京区押小路通柳馬場西入ル竹屋町169-2
075-231-9671

土間を上がって板の間から掘りきりのカウンターへ。
料理人の白い上着と帽子にネクタイを締めた板前のお兄さん。
りりしい笑顔で感じ良くお出迎えしてくれる。

今日の予約は3500円の花コース。
京都の夜にしては、かなりお値打ち~なチョイス♪

店内は割烹というより、居酒屋よりの一品料理屋さん風。
板敷きに座布団のテーブル席、畳の個室。
2階は団体さん用の部屋らしい。

開店と同時に入ったせいかお客さんはまばらだけど
予約じゃないお客さんを断ってるとこをみると
どうやらどの席も埋まってるらしい。

花コースはこんな8品。

先 付 聖護院大根と丹波地鶏の吸物 水菜柚子
造 理 三種
煮 物 海老芋とくも子の蕪あられ 九条葱あんかけ
焼 物 ウドといたや貝のバター焼 グレープフルーツ セロリ しめじ
口直し 焼き鯖と菜の花の酢の物
揚 物 下仁田葱の豚巻きフライ 柚子コショウ青味
飯 物 じゃこ飯 赤出し 漬物
水菓子 チョコプリン

食べ進んで驚いたのは、雰囲気や器は家庭的なのに
一品一品にきちんと吟味した素材を使った、独自性があること。
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先付けのお椀は、いかにも京都の和食な繊細な奥行きを感じる味わい。
料亭レベルとまではいかないけど、静岡の和食店とは全くちがう味。
この値段のコースでこのお椀に出会えるとは。。

「ねぇねぇ、おいしいよねぇ♪」

「う~ん、よけい腹減ったかなぁ。。。」
ダシにまるで興味のない、A氏らしい感想(笑)。

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お造理もしっかりおいしい。
こんな厚い立方体風な切り方で出されるカツオって、
たいていホントにいいから不思議。
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煮物に入ってる「くも子」は鱈の白子のことだそう。
ふむふむ、こんな素材も使うんだ。
もちろんネルは初めての挑戦。
珍味系ながらべたつかず、意外に普通にイケル☆
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バター焼きとかフライとか、居酒屋にありそうなメニューも
シャキッと歯ごたえを生かした野菜とか、隙間なくピシッと巻けた豚肉とか
確かな技術で仕上がりや噛んだときの食感が違う。

「ねぇねぇ、エライでしょ!」店セレクトを自慢するも

「や、まぁね。。でも京都ならこれ位フツウじゃねえの~」 とまたもやツレないA氏。

いやいや、そんなこたーないですって。

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ほ~ら、口直しに 焼き鯖と菜の花↑ なんだから☆

だって小さな器ごと、どれもきちんと独立した味。
どの皿も素材も味もかぶらず、しかも魚か肉が使ってあって
ボリュームも確保している。

高級素材はないけど、旬の素材を上手に組み合わせたぴたっとハマる一皿。
見た目のハデさはないけれど、コースの流れがとっても楽しい。

へぇぇぇ~すごいなぁぁ。。。

こんなの出す店あるなんて、やっぱ京都ってすごいよなぁ。。

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〆のじゃこご飯、赤だし、漬物は京都ではよく見るけど
これも馴染みやすい味ですんなり頂く。

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勧めてもらった岐阜の日本酒も
辛口フルーティーでぴったり。

目の前の板前さんは仕事が速く丁寧で、必要なときだけ
声をかけて説明してくれる。
やっぱりこういう人の料理って、例外なくいいものなんだ。

このままで終わるのも名残おしく、二人で一品づつ
今日のおばんざい「かんぱちと小芋のあら煮」と
「自家製鴨ロース」を追加。
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小芋はもちろん、この鴨ロースがウマイ!
しかもそこそこのボリューム。
カウンター割烹系だと味はよくても量がほんのツマミ程度で
さびしかったりするんだよね~。。

いやいや、満足、満足ぅ♪
立地の面や京都らしさを前面に出した店じゃないから
観光ついでに立ち寄るにはモノ足りないかもしれないけど

仕事や用事で来た京都で
「難しいこと言わずにおいしい和食が食べたい」とか
「地元の人が日常使いしてる店がいい」

なんて気分ならちょうどいいかも♪
こういう内容が粋なお店、静岡にも増えてもらいたいな~

<今日のお会計>
1万1150円くらい・2名/花コース3675円×2
                 自家製鴨ロース850円、かんぱちと小芋のあら煮350円
                 生ビール、岐阜のお酒ほか        

<店を出て>
ネル:★★★★☆/小料理屋さん気分で割烹の味  
      京都でおいしい和食を探してると、どんどん予算が
      あがっちゃって。。なんて悩んでる人におすすめの店。
      次回は5000円のコースをたべてみたいなぁ。

A氏:★★★☆☆/通いやすい店だね    
      とにかく和食って量が少ないからあんまり行く気に
      ならないけど、ここは一皿もそれなりに食べ応えが
      あっていい。値段も味からすればお手ごろだと思う。
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by gaisyoku_calendar | 2007-08-18 23:28 | 旅先_京都の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


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