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078 トラットリア ラ・ボッカ [三島・一番町]

三島大社の満開の桜を見るために、三島に行ってきました♪

伊豆や箱根に行くたび、
クルマで目の前を通り過ぎるだけだった三島大社。

今日はクルマをJR三島駅前のパーキングに止めて
花見客の人混みに流されながら、川沿いをぶらり、ぶらり。

ほんの10分ほどで三島大社の裏口に到着!

今年は寒さが重なったせいで、本来少しづつ時期をずらして咲くはずの
ソメイヨシノ、枝垂れ桜、八重桜の3種が同時に開花しているらしい。

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うわっ、京都に来たみたい!! キレイ!!

こっくり桃色の八重桜にほんのりピンクのソメイヨシノ、そこに豪華な枝垂れ桜が
重なりあって水面に映る姿は本当にキレイ。

今日が満開のいちばんいい日だろうな。。。
来れてヨカッタ!

境内はこれでもかとわんさか露天が立ち並び、
ご年配者から家族連れまで、おそらく人出もこのシーズン最高潮。

東部で住むなら三島がいい、いい、って聞いていたけど

さっきの駅から続く川の流れる遊歩道といい、
駅から徒歩圏内にあるたくさんの緑地帯や三島大社のちょうどいい地元感といい、
確かに住んだらのんびり街歩きが楽しめて、飽きずに暮らせる気がする。


お昼は予約していた三島駅南口のイタリアンへ。
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■TRATTORIA LA BOCCA [イタリア料理]
三島市一番町20-3 青木ビル2F
055-972-3722

三島市民文化会館の正面入口すぐ横のビルの2階。

どうやらネルたちがお昼一番のり。
店内はテーブル席が3つほどと大きく開いた窓に向かってカウンターがいくつか。
このカウンター、ひとりでも二人でも、居心地よさそう。

これといった装飾はなく、壁や床の古材調のウッドをポイントにかなりシンプルにまとめられている。
テーブルは床材と近い材を使ったオリジナルな感じ。
そういう意味ではイマドキなのかも。
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ランチメニューはパスタ単品のほか
Pranzo A・1260円とPranzo B・1575円のセットメニューが2つ。

ネルたちは前菜盛合せ・パン・パスタ・カフェのPranzo Bセットをオーダー。

中はおそらくシェフのご主人とサービスの奥様の若いお二人。
黙々と料理をつくるご主人と奥様のやさしそうな笑顔のコンビがいい感じ。

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夜のメニューは1000円台が揃っているよう。
こういう人柄が滲み出てるまじめな手書きの字って、信用できる気がするのはネルだけかな(笑)

もち豚、鶏モモのミックスグリル 2300円 …。
おいしそう。。。

本当は2~3人で夜来て好きなメニューをいくつか頼んでグラスのワインを追加でどんどん頼む、
って使い方がいいんだろうな。
(どなたか一緒に行きませんか?笑)

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盛り合わせの前菜。
好きなタイプのオリーブオイルがベースで食べやすい。
キノコのマリネは酸味が効いているのに程よくて、皿全体のバランスがいい。

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パスタは
・タコとジャガイモのジェノベーゼ ・自家製ソーセージのピリ辛トマトソース ・カルボナーラ
からのチョイス。ネルは 自家製ソーセージのパスタで。

手ごねらしい丸っぽい自家製ソーセージは噛み応えアリ!ボリュームもアリ!
これこれ、サルシッチャ、ってのじゃないかな?

ソースはホントに後味ピリ辛で
トマトの爽やかな風味も生きている。

あぁ、よかった。。
たまに調味料だけでできた、輪郭のないぼてっとしたトマトソースがあって、
それがどちらかといえば苦手なのだけどここのは全くそういうジャンルではない。


白いテーブルクロスの上で下皿のある食器で出されたら、
それなりの値段のコースの一品としてでも十分通じそう。

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食べ終わる頃になってもお客さんはネルたちだけ。

でも案内された席の位置を考えると、空いている席も実際は予約済みで
もっと遅い時間に予約を入れてるお客さんがほとんど、ってことなんだろうか。

その間食材の納品に訪れる業者さんがひっきりなし。

発泡スチロールに入った大きな魚を持ってきた、ガタイのいい精悍な風貌のオジサン。
納得できる魚しかオレは扱わないぜ!(勝手な妄想ですが…笑)風なオーラを纏って、なかなか。

そうかそうか…、ナルホドね。。
じゃあ次来たときは魚料理いってみようかナ。。


<今日のお会計>
3150円・2名/ランチセット Pranzo B 1575円×2

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/静岡にあってほしいな
   駅から徒歩少し、こじんまりしてシンプルで落ち着いた感じ、きちんとした料理。
   イタリア料理でこういうタイプの店って静岡にはない気がする。似たのはあっても
   なんかこう、醸し出す雰囲気が違うというか。。やっぱり人の持ち味なのかな。
   
A氏:★★★☆☆/メインの種類を増やしてほしい
   トマトもジェノベーゼも好きじゃないからカルボナーラしか選べなかった。
   リゾットも選べたらよかったのにナ。この値段ならもう少しボリュームが欲しい。
   あっ、でもパンはおかわりくれたナ♪ 味はおいしいし感じもいいと思う。
   
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by gaisyoku_calendar | 2012-04-22 02:10 | 伊豆・東部の[が]

東08 クルーズクルーズ THE GINZA [東京・銀座]

梅雨空の合間を縫って、1年半ぶりに東京に行ってきました~

着いてすぐのランチは銀座で♪

今回はA氏とネル以外に誕生日のメンバーがいたので
大勢でも気兼ねなく、かといってあまりくだけすぎず、もちろん銀座プライスよりはカジュアル希望…
と選んだのが銀座5丁目に今年4月にオープンしたばかりの

イタリア料理店「クルーズクルーズ ザ ギンザ」のランチビュッフェ。

スパークリングワイン1杯付きで、おひとりさま2500円♪
銀座にしてはなかなかのチョイスじゃないでしょうか~


静岡を出た途中高速では大粒の雨だったのに、有楽町に入る頃にはあっけない快晴!ブラボー!!
運がいいのか、またこんなとこで運を使ってしまってるのか…

ヴァレーパーキングにマイカーを留めたら送りのクルマに乗り換えて、っと。。
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人生最初で最後のロールスロイスでしょう(笑)。
あっ、これは店の手配とかではなくて、今日の宿からの出発です。

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乗り心地は…意外と天井低いんだな、とか(笑)。

ホテルから店までほんの5分ほど。
本当の乗り心地は高速道路に乗ったあたりじゃないと分かりそうにないかも。

こんな素敵なサービスのあるペニンシュラさま、
ありがとうございます!


■クルーズクルーズ ザ ギンザ [イタリア料理]
東京都中央区銀座5-8-20 銀座コアビル7F
03-5568-8800

「クルーズクルーズ ザ ギンザ」は銀座4丁目交差点すぐ、銀座三越ななめ向かい。
銀座でもかなりの中心地といっていい場所に建つビルの7階。

350坪もある広い店内はルネサンス時代のフィレンツェの貴族邸宅をモチーフにしたものだそう。
フロアをほとんどこの店で占めているらしく、とにかく広い。
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落ち着きのあるアンティーク家具や調度品、正統派のワインクーラーやカトラリーの類など
瀟洒な空間はビュッフェらしからぬ雰囲気。

ホールを出た広い廊下のような空間に取り分ける料理が並べられていて
スパークリングワインで乾杯したあと慌しく席を立って料理をとりにいく。

ビュッフェといっても完全な食べ放題ではなく
自分で取りに行くのはイタリアン前菜と野菜ソムリエ監修の生野菜サラダ、ソフトドリンクバーのみ。

普通にサーブされるメインディッシュはお決まりで「ローストビーフの生七味添え」。
デザートは盛り合わせの5品からチョイス。
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生野菜ビュッフェは色とりどりのスティック人参、カラフルなスライス蕪、
青パパイヤに生姜、生で食べられるというナスまで種類は豊富。

まっでも生野菜、ってことには変わりないので
一度食べたらおかわりまでする感じではないかな?

イタリアン前菜は一皿が超小ぶりなモノが多くて、いい素材使っていて味はおいしいんだけど
またこれ食べたい、って思える一品が見つからなかったナ。

でもいいのさ、いいのさ♪
実際この店の使われ方はゆっくり個人が食事するというよりは
広さと立地と内装の豪華さを存分に活かした結婚披露宴&各種パーティー需要がメインらしいし。

うんうん、確かにスタッフはレセプションからテーブル担当、野菜ソムリエさんまで
皆さん笑顔もあるし親切だし、目配りが届いている。

3~4種類あるパンはどれもおいしくて、
笑顔のスタッフさんがどんどん持ってきてくれるし。

なんとなくヒマを持て余してしまったネルが店内を散歩していると(それぐらい広い!)
テーブル担当の韓流アイドル系の男性がにっこり微笑みながら
「メインディッシュのご用意ができております」なんてわざわざ声かけに来てくれるぐらい。

 …あぁ、東京の人はこういうところで創立記念パーティーとか、新商品発表会とか、投資相談会とか、
  夜な夜なたくさんの男女が集ってるんだろうなぁ…(妄想…)

メインディッシュの
「香川県産オリーブ牛 ローストビーフの生七味添え」。
オリーブ牛とは小豆島特産のオリーブの絞りかすを加えて飼育した、香川のブランド黒毛和牛のことらしい。
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あっ、思ったよりしっとりなめらか。脂がないのにやわらかい。
赤身のフルーティーな感じがよく出てる。
うんうん、食べ進んでも飽きがこない。

しかもそこそこのボリュームあり♪
コレ重要(笑)。

添えられた生七味は、フツウにおいしい和のお惣菜、ってところかな。
や、いっしょに食べるとおいしいんだけどね。
でもこれぐらいのインパクトなら、ネルなら刺身醤油で食べたかったかナ。

チョイスしたデザートは「和三盆の拘りプリン」プレートと
「レアとベイクドチーズケーキのアッソラーレ」プレートで。
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スタッフさんが気をきかせて全員のプレートにキレイにお祝いメッセージを書いてくれた。

誕生日本人以外の皿にもメッセージを書くのって提案されたことなかったけど
うん、やってみるとこの場にいる全員でお祝いしてるよ~って雰囲気が盛り上がってなかなかイイ♪

プレートに添えられたベリーやメロンのフレッシュフルーツ、プチサイズのクッキーなど
単なる彩り、添え物じゃなくてきちんとおいしい。
こういうところがやっぱり、東京デスナ…。。。

お客さんはビジネスランチっぽい二人組もいたけど
だいたいは50代以上の観劇奥様チームかショッピングの合間に寄ったような母と娘のオトナ親子連れ。

ビュッフェと思って食べると食べたりない気持ちは残るけど
銀座のど真ん中でこの味と値段とボリューム、若いスタッフのきちんとした対応があるなら
選択肢のひとつとしてはアリなんじゃないかな。


はぁ~~、では。
帰りはホテルまで歩きますか!

<今日のお会計>
5000円・2名/ランチビュッフェ2500円×2  ※事前予約プラン利用

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/銀座の真ん中で気軽にランチビュッフェ
   三越のななめ向かい、と言うことナシの好立地。ビュッフェなので落ち着いて、
   とはいかないけどグループで食の好みの違う人との食事ならこういう選択肢
   もあっていいかも。若いスタッフさんがきちんと笑顔なのも好印象。
   
A氏:★★★☆☆/男性にはヘルシーすぎるか?
   お肉と生七味おいしかった。けど前菜もう少し食べがいのある皿があれば
   良かったのになぁ。代わりにパンたくさん食べたからいいけど(笑)。
   でも銀座でこの値段で食事できるなんて、時代は変わったナ。
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by gaisyoku_calendar | 2011-06-16 00:59 | 旅先_東京・横浜の[が]

東11-2・後編  SALONE2007

そして、サーブされたのが
サンジョベーゼの赤 に 白の「イル・ベイ IL Vei Bianco 」。
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サンジョベーゼはトスカーナ地方のぶどうの品種で
キャンティ等、イタリアの代表的なワインに使用されるもの、みたい。

ワインにはまるで詳しくないのだけど、
サーブされたこの赤、当たり前だけど鼻につくようなアルコール臭がまるでない。

 すごくゆったり、やすらぐ香りというか…。

味わいは渋みも甘みもコクも程よく、そんないい部分だけが伝わってくる。

だいたいいいけど、でもここはちょっとね、って気になるポイントがまるでナイ。
うーん、そっかぁぁぁーー。。

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またこの白が。。

ほとんどラベルデザインもされていない、業務用な黒のマグナムボトルから注がれた
ほんのり黄緑からとろっとした黄色、微発泡の白。

なんでも赤ワインと同じ製法で
皮と実両方を使った白ワインだそう。
確か産地はエミリア・ロマーニャ州(あやふやですが)。

柑橘系のベルガモットのような香り、と教えてもらったけど

いや、とってもフローラルでやさしくて
あったかくて親しみやすくて♪

想像上の花畑ってこんな香り?って思う位いいとこどりのやさしく華やかな香り。

あれれ、ワインてこんな直観的に
知識がなくても楽しめるものだっけ???

もうおいしくって、クラクラしてきちゃう。。。


しかも笑っちゃう、このリーデルグラスの形!
コレ、この江戸風鈴の巨大版をぱかっとひっくり返したようなシルエット。

近づけると顔の半分以上埋まっちゃうぐらい開口部が大きくて、
でも香りは一点に集まるように計算され尽くして、薄くて軽くて。

アハ、ハハハハハハ、
こんなリーデル、はじめて見たヨ。。。

このグラス効果でさらにさらに、
ワインの味がおいしく感じられてるのは間違いないハズ。

あーでもホント、お腹抱えて笑っちいたくなるぐらい
すごい、面白いナァ。。。


primo piatto_パスタ
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は 仔山羊のラグーソースの手打ちパスタ。

ラグーは挽肉でパスタは幅広のフェットチーネ。

え、子ヤギって、どんな味??
と思ってたけどふつうにすごくおいしい。
フェットチーネの茹であがり具合もちょうどいい。

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仔羊のサルシッチャのニョッキ。
サルシッチャはソーセージ、ニョッキは団子状に丸めたパスタ。

仔羊は噛みごたえがあって、コショウもきいていてなかなか。
でもニョッキはとけそうな位やわらかめで、
もう少し弾力があってもいいかな。

オイルはきついかなぁ。
でも味はおいしいんだよね。。

なんて思いながらもどんどんお皿は空いて。
もちろん選んでくれたワインとの相性は、もうぴったり!

珍しくメインの来る前に一杯全部飲みほしてしまいそう。。


second piatto _メイン料理 
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は二人とも 猪のコットレジェーノ。

今度は獣系(笑)。
コットレジェーノは低温調理で時間をかけてゆっくり火を通した、って
ことだったような。。食感はローストビーフよりかなりレアな感じ。

チョコのようなソースはやっぱりカカオがベースで、甘さは全くないけど
香りと風味はもうそのままチョコレート!
独創的な料理だ。。

魚料理も選べたから、ひと皿だけでも魚にすればよかったかなぁ。


そしていよいよ、店名物のトマトソースの
spaghetti_スパゲッティ・ポモドーロ!

どんな風に説明してもらえるのかワクワクしてたら
にこやかに近づいてきたFさん、グラムが選べることと一緒に

何gは夜のアラカルト、何gはパスタランチ、ちなみに男性の最高記録は200gですよ、
とちょっと笑えるデータと一緒に選ぶ基準も教えてくれる。

食べたりないのも心配だから「じゃあ、100gで♪」と元気よく答えると
とたんにFさん、なんとも心配そうな曇った顔つきに。

あわてて「あの、さっきのフェットチーネで何gだったんですか…」と聞けば
なんと、たった30gだというじゃありませんか!

えっ、そうなんだ、アレで麺はたったの30gなんだ…
その3倍強って、そりゃ無理かも(笑)

「あの、やっぱり50gにしていいですか」で今度はFさんニッコリ(笑)。

その気になったA氏は150g。
「男性代表として、いっちゃってください」と
Fさんも嫌みない笑顔で力強いお言葉。

ただグラム数を選べるだけじゃなくて、
このオーダーの過程の会話のやりとりがまた面白いし、
チョイスの失敗がないようベストなフォロー&アドバイスまでしてもらえる。

ホントこの会話がなかったら、
このサービスは全然違う輝きになってしまったハズ。

このプレゼンの完成度、
そしてこれを引き受けてやってくれるバックヤード。
こんなところまでやっぱり、抜かりがない…

理想を叶えるって、こんな感じなんだろうか。。


出てきたポモドーロ。
A氏の150g、すごい!
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アハハ、すご過ぎる!!

50gはこんなカンジ。
皿も盛り付けも変えて。
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具はナシ、麺は思ったより太め、柔らかめ。
トマトと野菜とオリーブオイルだけのとってもシンプルなパスタ。

オイルはかなりたっぷり。
この店オリジナルの味わいがする。

グラム数のチョイスは二人とも正解。
あのときアドバイスに従って、100gから変えてよかったぁ☆



それにしても、ハァ…
ホントこのお店、もう面白くて…

ゲストが使えないバーカーウンターが中央にどっしり目立ってたり、
フローリングやイスのカジュアルさはリストランテとしては不釣り合いだし、
店内はどうにも前の店から引き継いだらしい痕跡が目立つ。

面白いのはお皿も一緒。
グラスにあんなに気を使っていいモノ選んでるのに、
皿はビジネスホテルの朝食系or昔ながらの洋食屋さんで使うモノ、に、見える。


でも。
このすべてがホントそうだよね、って納得させられてしまう。

同じお金をかけるなら、内装よりは食材や人件費に回して
ダイレクトに還元した方がゲストのワクワクや喜びは増すはずだし。

お皿だってそう。
お皿に直接口はつけないから、料理が映えればOK。
でもグラスは水もワインの味も変えてしまう力を持つから、やっぱりベストなもので。

そう思い至るとどれもがスッと腑に落ちる感覚で、
ウレシイやら感心するやら、楽しいやらで…

しかもランチのこの設定。
昼は夜の恩恵にあずかってこの設定だとはいえ。
いろんな見方はできるけど、でもゲストに喜んでほしいって気持は本物だと思う。

アハハ、料理店での発見でこんなに笑っちゃうの、
後にも先にもない気がする。。。
ゼイゼイ、フーーー。。。


dolce_ドルチェ
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はリクエストに応えて可愛らしく盛り合わせで。
果物に細かく正しく華やかに入った包丁は、やっぱり技術が高いと教えてくれる。

caffe o Te_食後の飲物
はコーヒーで一服。
ハァ、面白かったぁぁぁ。。。


 … 「あのさ、洗面所、行った方がいいよ」

A氏突然のアドバイス。
え、洗面所?

「なんでか和風の洗面所でさ、すごーくいい香りがするんだ。
 絶対行った方がいいって」

もちろん食事中に洗面所行きを勧められたのなんて初めてのこと(笑)。
じゃぁ、って恥ずかしながら席を立って扉を開けると

 うわぁ、なんだココ…

広々しながら落ち着いた間接照明の空間は、ウッディでコンテンポラリーな和。
箱根あたりの和モダン高級旅館のそれより質感の高いつくり。
ものすごいリラックス感で満載。

しかも木の香りのような、はかない花の香りのような
店の世界観とまったく同じ、やさしい香りが満ちている。

席から離れて一瞬現実に戻る場じゃなくて、
ずっと夢心地の中に居続けさせてくれる、癒しの場所。


コレ絶対、新しく作ってある。。

トイレに凝るとか誰かの趣味でとかの一方的な押し付けとはとっくに違った次元で
ゲストの気持ち中心にこの場所を重要視してるんだよね。

この細部まで抜かりのない気の配り用、その完成度…
ウワー、もう頭があがりません。。マイリマシタ。。

まだまだ長居したい気持ちを抑えて
やっと見送られながら店を出て。

お会計を確認して再度衝撃!
あのグラスワイン、1杯700円なの!!!

お任せにしちゃったしおいしいし、覚悟はしてたのに。。
ビオワインの標準を知らないせいか、
店の懐の深さを分かってないからか。。

正統派のきちんとしたレストランが溢れる都会だからこそ評価される、
オリジナリティに満ちた独創性豊かなコース料理。

プロフェッショナルのサービスで新しい輝きを、さらに幾重にも纏って。

料理店はこれだけ楽しめる場所になれるんだ、まだまだ料理店って進化するんだ、
って新たな希望がみえてきた気がする。

もう一度、ワイン飲みに行きたいなぁ。
…いつ行こうかなぁ。。。


<今日のお会計>
8900円・2名/ランチコース3000円×2
           赤いミモザ800円、イタリアンビール700円
           白ワイン(G)700円、赤ワイン(G)700円

<店を出て>
ネル:★★★★☆/やっぱり料理店は、人と味
    こんなにどんどん飲みたくなるワインと初めて出会った。驚き。
    珍しい食材、個性的な構成、オイル強めで料理の評価は分かれそう。
    でも味もコスパもホスピタリティも、他店とは比べられない
    ワクワクと誠意に満ちていて、今もその余韻が残っている。
    今回一番の幸運は、店が勢いのある時期に行けたことかも。

A氏:★★★★☆/横浜までいつ行けるかが問題
    きどった高級店かと思ったら意外に気さくで親しみやすい雰囲気。
    白ワイン、おいしい。ウチでも同じグラス使ってみたい。
    夜高いけど行ってみたいなぁ。今度は牛肉食べたい。
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by gaisyoku_calendar | 2009-04-11 03:39 | 旅先_東京・横浜の[が]

東11-1・前編  SALONE2007 [横浜中華街]

春の横浜旅行、最後にして一番のお楽しみは
中華街のはずれでイタリアンランチ~♪

メニューは昼3000円、夜1万円コースのみ。
アラカルトなし。
イタリア全土のビオ(自然派)ワインを集めた、リストランテ。

静岡だろうと東京だろうと、イタリアンで昼夜ともコース一本のみって
なかなかお互い勇気のいる選択(笑)

しかも昼夜の設定の落差と、選択肢の少なさ。
期待の一方、少しの不安も…


う~ん、、、でも楽しみ☆かな?

■SALONE2007 サローネ ドゥエ ミッレ セッテ [イタリア料理]
横浜市中区山下町82-3
045-651-0113

山下公園のある海沿いから歩いて5分ほど。

ちょうど中華街のエリアに入ったばかりで、まだそれらしい派手な看板も少なく
マンションやオフィスビル、コインパーキングなんかが周囲の風景。

あー、あったあった♪
意外と見つけやすいナ。
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ブルーに近い濃紺の屋根と扉に白いレンガ壁。
扉の窓には「S」をモチーフにした紋章のようなマークがゴールドで凛々しく。


フローリングの店内はテーブルが8組、だいたい20席。
照明は落とし気味、黄色い間接照明がほどよく映える、こじんまりとした空間。

店内は最奥が一段上がってスタッフのスタンバイスペースのバーカウンター、
左手には大きなワインセラーも。


このときゲストはまだ、奥のグループひと組だけ。

ネルたちは2人掛けのテーブル5つのちょうど真ん中に案内してもらう。
アハっ、一番いい席♪~アリガトウゴザイマス♪

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小さめなテーブルにはバラの織模様の濃紺のテーブルクロス。
あらかじめセットされたカトラリーに、水のグラスは底がコロンとしたリーデル。

予約していた Corso di Pranzo_ランチコースは

本日のスープ、パン、前菜、パスタorリゾット、メイン料理、
スパゲティ・ポモドーロ、ドルチェ、カフェ

と3000円&税サ込にしては、すでに品数だけでも充実のラインナップ♪
静岡でもこれに並ぶコスパを探すのって、かなり難しそう。

それにこの店がオリジナリティがあるのは、
メインの後にさらに「スパゲティ・ポモドーロ」が出されること。

それも30g以上&上限ナシで
グラム数を自分で決められるのだそう。

これならお腹のすき具合が違う人同士が一緒の食事をしても、ここで調整が付けられる。
自分はちょうどいいけどA氏は物足りなかったかも、
っていつも心配になるネルにはうれしい気配り♪

二回も炭水化物食べたいかは、また別だけど(笑)


テーブルにおかれた本日のメニューを見ながら
プリフィクスのパスタとメインをチョイス。

ヘアサロンやグラスショップにいそうな、春らしいスーツをさらっとオシャレに着こなした
爽やか&細め&イケメンの若いお兄さんがオーダーをとりに来てくれる。

うーーん、都会に来ると流行ってるお店ほど、
昼間からでも女性ウケしそうな若いお兄さんがいるんだよね…。

それが流行るヒケツか、流行ってるからそういう人材を雇えるのか…

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食前酒に頼んだのは
シチリア風 「 赤いミモザ 」 と イタリアンビール 「 ペローニ・ナストロアズーロ 」。

赤いミモザ、何が“赤い”かと言えばここでは普通のオレンジジュースではなく
ブラッドオレンジジュースで仕上げてるところ。

うーーん、これがオイシイーー♪
いつものミモザよりコクも甘みも増していて、これからボリュームのある食事するぞー☆
って気分にさせてくれる。次からマネしてみよ。

イタリアンビールは透明感のある明るい金色。
初体験だけど飲みやすいし、軽くて爽やか。初夏の朝から飲みたい感じ(笑)
泡っぽいのがほしいけどシャンパンが好みじゃない人にはぴったりかも♪

うんうん、スタートからかなーりいい感じ♪
フフ、ウレシイな♪

そして始まりは
zuppa_本日のスープ から。
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本日はニンジンのスープ。
どんなニンジンを使ってるか、どんな調理法か手短に説明してくれる。

ひとくちスプーンを口に運ぶと
うわっ…食べたことない味だけど、、でもコレ、オイシイ。。。

ニンジンの味自体が野菜じゃなくてタンパク質の旨みのような、果物のような甘みとか
いろいろな味わいを持っていて。

このニンジンのピューレを上質なオリーブオイルで割っただけ、
に思えるぐらいフレッシュでみずみずしくてやさしい甘さ。

しかもオイルなのかニンジンそのものなのか、とにかく香りも高い。

はぁーー、なるほどナァ。。。
こういうスープ、絶対はじめて食べたと思う。
小さくのったクルトン?、チーズ?塩?もなんだかオイシイし。。

antipasto misto_前菜 は
4種盛り合わせ。
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ミニハンバーガー、山形牛の脂身&チーズ&トマト、
しいたけとエリンギ、ムースにアンチョビソース。

白いプレートにそれぞれ小さく、フレッシュハーブを散らして。

白い山形牛の脂身がツルっとピュアでフルーティー。
クリーミーなムースにのったアンチョビソースも香り高くて。

凝った小さな食材の連続に、頭の中がぐるぐる回りそう(笑)。
でもおいしさはきちんと伝わってくる。

ただこの皿はこうやって、次は何かな~、わー面白い♪って
ワクワク雑誌のページをめくるように楽しさをひと皿に完結させることが役割かな。

パンは小ぶりなフォカッチャと
白いテーブルロール。
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フォカッチャはオイル&塩気ともハッキリ。
で、モチモチ&ふんわり♪

どうやらパンは温めてるのじゃなくて、
料理の進み具合をみてその都度、新しいのを焼き上げてる気が。

ウーン、この小ささ、
短時間で焼き上げるための工夫じゃないのかな…
だからかな、間違いなくおいしいヨ。。

小さいおかげで冷める前に全部食べきれて、次欲しいときはまた温か&モチモチ状態。
このぐるぐるシアワセな連続が可能に♪

ウワー、そうかぁぁぁ。。。
こんなことも店の気配りに違いないから、もうすっかり感心してしまってる。

パンがなくなると言わなくても自然とお替りを置いていってくれるから
A氏、パンだけでも何コ食べたか思い出せないぐらいって…(笑)


このころだったか、我がテーブルに
ウワサのマネージャー兼ソムリエのFさんが登場!

時代劇の悪役俳優みたい?な
背が高くてコワモテといってもいいような風貌の男性なのに

第一印象から 物腰柔らか、瞳キラキラ&笑顔和やか。

「お食事楽しんでいただけていますか?」

の一言がサービスのプロとして完成されているのに温かく、
迫力あるのに威圧感なく。

パンもお水も表情豊かに、率先してにこやかにサーブ。
しかも常に場がなごむ笑顔といっしょに。

恐らくFさんと同世代で、こういうビシっとスーツに身を包んだジャンルの人に緊張を
感じやすいA氏も、どうやら短時間の間にリラックスできた様子。

…何だろう?
この不思議な居心地の良さ。。

Fさんが他のテーブルにもにこやかに足を運び、
場を盛り上げているのがガンガン伝わってくる。

こんな人が、ホテルでもないのに昼間から接客してくれるの??
料理店でこういう雰囲気を出せる人に会ったことって、今までなかったなぁ…

ワインを頼むときはできるだけ人任せにせず、
分からないなりにも最後は自分で選ぼうと心がけてるのだけど

…今回ばかりはFさんに委ねてみたい!

リクエストは「選んだニョッキに合うもので」だけ、あとはすべてお任せ。
珍しくA氏もお任せに追従。

このワインが、すごくて…


→後編へつづく☆
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by gaisyoku_calendar | 2009-04-08 02:45 | 旅先_東京・横浜の[が]

009-2 公園横で ヴィアデルボルゴ [静岡・常磐町]

七間町にあったお気に入りイタリアンが昨年夏、
街中の喧騒を離れた常磐公園すぐ横に移転。

平日のランチを予約してGO~♪

■Via del Borgo ヴィア・デル・ボルゴ [イタリア料理]
静岡市葵区常磐町3-2-7
054-221-7666

以前はデザイナーズチェアや北欧系照明を扱う高級インテリアショップがあった場所、
っていえば分かるかな。

新店は白い壁にテラコッタタイル、アイアンと木をふんだんに使った
明るい南欧風のイメージにリニューアル。
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エントランスはオリーブの鉢植と木の扉がお出迎え。
アイアンの門扉に近づくと、アレ…何やら小さな白い紙。

貼り紙には“本日のお昼は予約で満席です…”のお知らせが。

もし予約ナシで来てしまったとしても
こうやって事前に教えてくれればふらっと入ってガッカリすることもないし、親切だよね♪

でも平日なのに、人気あるんだなぁ。。

店内は自然光が差し込む明るく気持ちのいい空間。
アーチを描く白壁であいまいに区切られ奥にはカウンターや個室、レンガのワインカーヴも。

案内されたのは公園の緑を眺められるテーブル席。
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同じくアーチを描いた大きな窓は大きな格子が入って、異国情緒も満点。
堅い葉のレモンの木には、濃い黄色のレモンの実がぷっくりといくつも成って。

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この時は年末で、デコレーションは大人っぽい雰囲気のクリスマス。

本物の暖炉の前にはキリムのような素朴で力強いラグと存在感のあるソファ。
サイドテーブルにはシュトーレンやクリスマスバージョンのワインのディスプレイも。

平日のランチは1300円、1800円、2800円の3コース。
以前より料金はUP。
でも最近の輸入食材の値上がりとか移転後コストを考えたら妥当なんだろうな。

二人ともオーダーは1800円のコース。
パン、小さな前菜、本日の前菜、サラダ、パスタ or リゾット、ドリンク で
ドルチェは別注文。うんうん、ドルチェは無理に食べたくないからちょうどいい感じ♪

この時担当してくれた白シャツが似合う女性スタッフさん、ずっとにこにこテキパキ。
こんなプロっぽい感じの接客する人って、静岡の昼だとなかなか出会えないかも。

小さな前菜はトーストしたフランスパン。
アンチョビとチーズのペーストがのって。
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前菜は半生に火が通った白身の魚と野菜。
ラディッシュの酢漬けがカリカリ。
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もちもちっとしたパン、新鮮なグリーンサラダと順調に。
手づくりっぽいドレッシングは酸味が強めかな。
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選べるパスタ or リゾットは数種類からチョイス可能。
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きのことチーズのリゾット。

旬野菜のパスタはオイルベース。
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芽キャベツとかヤングコーンとか、春みたいなやさしい味わいの野菜で統一。

ふわぁ、お腹はいっぱいになったけど味わいがヘルシー過ぎるかなぁ。
なんかもうひと押しコレ食べた~って味の中心がほしい。

ひょっとしてパスタのチョイス、間違えた(笑)?
メインのあるコースもあるけど、お昼からそんなに大量に食べられないし。。

食後はエスプレッソとアイスティーでホっ。
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担当のスタッフさんはずっとキビキビ、テキパキ。
空いたお皿を下げてくれるのも早いし、始終笑顔なのもすごい。

気持ちのいい接客をしてもらえると、それだけでも明るい気持ちになれるなぁ。
ウレシイ♪

サラダやパスタ、リゾットで品数を出す代わりに
1000円台のコースでしっかりグリルしたチキンとか魚とかのメインが食べられたらな。

そしたらランチからワインやシャンパンも開けちゃうナ~♪

<今日のお会計>
3600円・2名/平日ランチ Bコース1800円×2

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/緑と光が気持ちいい一軒家リストランテ
    今回はランチの訪問でメインや好きなアラカルトを頼んでなくて、料理の
    個性が分かりにくかったみたい。店内の雰囲気や接客はとっても快適。
    公園横の緑が見える立地もステキ。次は夜に来たいな。

A氏:★★☆☆☆/人気なんだね
    予約してよかった~。前より値上がりしてたし、俺は昼でこれ位払ったら肉とか
    もう少しボリュームあるもの食べたいかな。でも男性でスーツのお客さんも
    意外といて、昼からきちんとしたものが食べたい人にはいいかも。
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by gaisyoku_calendar | 2009-03-14 01:27 | 静岡街中の[が]

東07 カ・ノーリ [東京・恵比寿]

この日の宿、ウェスティンホテル東京の正面エントランスから
小学校と日仏会館に挟まれた坂道の大通りを下って7~8分。

一歩路地を入ると「○○商店街」と大書きされた昭和なアーチ状看板や
銭湯のド派手なのれんが揺れているのなんか、下町そのもの。

高級イメージのある恵比寿といっても、意外と昔ながらの暮らしは残っているみたい。

街灯と自動販売機の青白い灯りだけでぼんやりと照らされている十字路の先に
ぽつんと佇んでる緑の外観。

■CA NORI カノーリ [イタリア料理]  
東京都渋谷区恵比寿1-33-8
03-3443-3780
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オープンカフェかケーキ店のような可愛らしさ。

店内はカウンター4席、二人掛けのテーブル席4つの12席とかなりこじんまり。
テラコッタ風の床に木の椅子とテーブル、壁には手書きの黒板メニュー。

コートは自分でハンガーに。
とってもシンプルで、飾らない空間。

でもかけられた真っ白いクロスは厚手で折り目もなくぴしっと、カトラリーレストも
使い込んではあるけどナイフもフォークもぴたっと置ける納まりのいいもの。

スタッフはキッチンとホールに一人づつ、
若い男性二人だけ。
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店の人から見られている感じがしなくて、これはこれでリラックスできそう♪

はじめてのお店はコースでお願いしたいところだけど、ここのメニューはアラカルトのみ。
前菜、パスタ、メイン、デザートがそれぞれ5~10種類。
イタリア料理で全品自分でチョイスするのって、かなり久しぶりかも。

メインはA氏希望の短角牛ステーキと決めていたので、これに前菜とパスタをひとつづつ。
あとは気分で追加しようかな♪

ささっ、自家製ジンジャーエールとスプマンテで乾杯!
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ジンジャーエール、しょうが絞りました~感のあるピリ辛さ。
キリリとフレッシュな風味がおいしい♪

自家製パンは全粒粉ロールとフォカッチャ。
フォカッチャは塩気とオリーブオイルがすごく効いてる!

ここまではっきり塩&オイルを感じたフォカッチャ、はじめてかも。
でもね、これがおいしい。お酒がすすむおいしさ。。

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あー、なんで赤ワインにしなかったんだろ。。

全粒粉ロールも底がパリっと、伸びた中が柔らかくしっとりと。
甘みではなくきちんと小麦の香ばしさと風味が出ている。
わー、期待大だなぁ~ぁぁ♪

やってきました、前菜盛合せ。
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オートミールっぽいリゾットやトリッパの煮込みなど。特に料理の説明はないみたい。
生ハムがけっこう厚切り。
だからとろける感じはしないけど、肉らしい旨みがある。

…知らぬ間にテーブル席はいっぱい。

バースデイを祝っている20代後半のカップル、
会社帰りに待ち合わせしたらしい50代のご夫婦、
お互い企業の経営者らしい40代男性と30代女性の二人連れ。

席の間が身体を横にしないとすり抜けられないほど狭く、BGMも流れていないので
自分たちの会話が途切れる度、どうしても周囲の会話が耳に入ってきてしまう。

でもこれも東京らしさのひとつだよね。
店の狭さは承知の上、でもどうしてもここの料理を相手に食べさせたくて誘って来ている、
…感じがしたから(笑)

どのテーブルもどんどんワインを追加。
そうだよね、この味ならワインおいしいよ。
ネルもお酒が強ければ、もっと楽しみ広がるのになぁぁ。

続いてパスタ、「ガルガネッリ・仔牛肉のボローニャ ラグー」。
ギザギザで丸まったショートパスタ、ガルガネッリはシェフの手打ち。
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すごく噛み応えがあって、芯が残りそうで残らない限界の硬さに茹で上がってる。
むちむちっというよりは、もりもりっと噛み戻されるぐらい(笑)

ボローニャはイタリアの地方、ラグーはいわゆる挽肉。
またこれが丁寧に包丁で刻んだような、もりもりとした大粒ビーフで。

じっくり柔らかく煮込まれたすねや肩肉の繊維がホロホロと崩れて
しっかり粒コショウが効いた後からシンプルな牛肉の風味が追いかけてくる。

肉を攻略しながらパスタを食べ、また肉を口に運んで…。
肉とパスタは対等か、どっちかというと肉の方が存在感あるような。。

そうこうしてるうちに
「短角牛のリブロース 炭火焼」

ハイ、どぉぉーーーーーーーーーーーーん!!!
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アハ、思わず笑っちゃった
このド迫力!
片手を思い切り広げたぐらい、大きいヨ…

う~ん、厚さもなかなか
重さを尋ねると「だいたい350gです」とホールのお兄さん。
A氏の顔、ウレシさのあまり崩れてる(笑)。

この店はメインに魚はなくて肉のみで勝負。
他に選べるのは 白金豚Tボーン、骨付き仔羊ロース、骨付き伊達鶏。
白金豚も食べたかったけど、コレにしてよかった~

いよいよ、短角牛♪
サシの脂肪ではなく赤身のおいしさで近年注目の国産牛らしい。
そうそう、ネルは伊豆牛以来赤身好き~って、短角牛ってどんなのかな?
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塊肉を炭火でじっくり焙っているから外はカリっ、中はふんわり柔らかなピンク。
すっすっとナイフが入っていく。

噛みしめてすりつぶして、じんわり旨みが広がってくる。
レモンを絞って、もう一口。
ウハー、肉デス肉ゥ~♪

サシたっぷりの高級和牛の甘い、とろける、柔らかい…とは全くちがう、赤身肉の世界。
でも外国産牛のようなイヤな後味やアクはない。
肉汁も不必要に出てこない。身がつまってる。

外側に少しだけついた脂身を適量すくって一緒に食べると
ふんわりフルーティーな脂の甘さがまた赤身を引き立ててくれる。

これは間違いなく重め赤ワインだったーー。。
ハァァ。。

付け合せの炭火焼の筍は、別注文で。
穂先にすっと、真ん中も同じく繊維を断ってするりとナイフが入る。新鮮なんだと思う。

食べようとしたら鼻先に花の香が~ふわぁぁ~~
オリーブオイルの香り?筍の香り?ナンダなんだ??

食べたらナゼかトウモロコシの甘さ♪
わぁぁぁ、おいしいなあ~。。。

…うーーん、すごいなあぁ
当り前のことなんだろうけど、やっぱり東京だとこういう指向性のはっきりした店があって
きちんと支持されるのだ。

食べ疲れる寸前の噛み応え、しょっぱい寸前の塩と胡椒とオイル。
でもきちんとバランスがとれていて、ひとくちまたひとくちと食べたくなる。
自分が今何を噛んで食べてるのか、直球で実体を感じられる料理。

筍のおいしさに釣られて、有機野菜を使った「炭火焼 野菜盛合せ」を追加。
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赤パプリカ、ジャガイモ、サトイモ、ズッキーニ、筍、かぼちゃ、ナス…
わっ、このボリューム。メインの前に頼むべきだったか。。

炭火焼といってもほとんど揚げ焼きに近い位、オリーブオイルがまぶされてる。
ナスの皮は揚げ物位完全にパリッと。
オリーブオイルに浸しながら焼いてるのだろうか。

ズッキーニもこんな風にして食べたのはじめてだけど、おいしい♪
元の野菜がしっかりしてるのだろうけど、最近流行のヘンに甘い野菜じゃないとこがいい。

もう少しお腹に余裕があれば、パスタもう一品と赤ワインも頼みたかったなぁ。

店の雰囲気からすればやや高くも感じるけど、その分客層も落ち着いて
食を楽しみたい大人が集まるの空間であることは見逃せないはず。

ワインの値段はたしかグラス700円~、ボトルも3000円代~と良心的。
レベルの高い味なのに、気取らずカジュアルに
アラカルトで好きな料理だけたっぷり食べられる。

東京って、やっぱり深いな。。

<今日のお会計>
11700円・2名・サなし/コペルト500円×2、前菜盛合わせ1850円
               ガルガネッリ・仔牛肉のボローニャ ラグー1700円
               炭火焼・短角牛リブロース4100円、付け合わせ筍350円
               炭火焼・野菜盛合わせ1500円
               自家製ジンジャーエール500円、スプマンテ700円

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/質実剛健、気取らず男らしい贅沢
    カップルでも男同士でも、食の好みを分かった相手と訪問すると最高に楽しめそう。
    体調を整えてオイルや香辛料の濃さもガンガン豪快にワインと肉料理を味わいたい。
    お手頃とはいえないけれど、恵比寿に行くときあればまた行ってみたい。    
  
A氏:★★★★☆/アハッ、ウマイ♪
    店の人に構われないし、カウンターもあるし。男一人でも行けそうな雰囲気。
    肉メインでおいしかったし、内容からしたらパスタもステーキも高くないと思う。
    味が濃いのも俺は良かった。気に入ったよ~
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by gaisyoku_calendar | 2009-02-27 13:32 | 旅先_東京・横浜の[が]

059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]

9月に富士宮にオープンしたイタリア料理の本格レストラン、ヴァルナ。

このレストラン、一般のレストランとはかなり違った背景を持つ、首都圏発のプロジェクト
のもと誕生したレストランで。

市所有の史跡「長屋門」の修復と富士宮市の「食による街づくり」をきっかけに
自治体プラス様々な団体・事業者・出資者、大学などが共同で創り上げた
「地方活性化レストラン」なのだそうです。

くわしくはHPにいろいろとあるので、こちらで
→http://www.food-japan.jp/establishment
→http://www.r-varna.com

HPにはこのレストランの生まれた理念や哲学が細かく書いてあって、どれを読んでも
ナルホドな、その通りだなと。

こういう取り組みが、本当に上手く回りはじめるといいなって。
静岡に限って言えば、こういう店の評判や成功をきっかけに、もっともっと静岡で外食を
楽しむ人が増えればいいなって。

そんなことを考えながら行ってきました♪

■長屋門Restaurant Varna [イタリア料理]
富士宮市大宮町6-22
0544-25-1323

場所は富士宮浅間大社のすぐ横。

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どっしりと構えた長屋門。
京都の高名なお寺の門のように大きく張り出した見事な屋根があって
左右には畳の入った居室も構えた豪壮で贅沢な造り。
後ろの白い建物が新しくできたレストランの本棟。

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長屋門をくぐった目の前はこじんまりした日本庭園。湧水の小川に掛けられた橋を渡って。
水面を小さな魚の群れが泳いでいる。

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レストランは白いモダンな近代建築。ドアやサッシは木であたたかく。

天井の高い明るい店内からは、光の入る四角い坪庭、ウッドデッキのある中庭が見える。
四角く切り取られた中庭の窓からは、日本庭園越しに長屋門も借景に。

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L字になったフロアにはシンプルな木のイスのテーブル席が並ぶ。
白が基調の店内は大きな目のタイルの床もきりっと清潔感があって、大きく切り取られた
窓が外の木目と緑をちょうどいいバランスで室内に取り入れている。

テーブルセットはライヨールナイフ、ジノリの最新シリーズ、リーデルのグラス。
すごくすごく、きれい。
東京のちょっと高級なレストランでも、このラインナップって簡単ではないはず。

でもテーブルクロスがないのが不思議。
カフェみたいにお客さんみんなの足もとが見えて、美しくはないだろうな…。
テーブルはガラス張り。パンくず処理のとき、どうするんだろ。

食前酒やソフトドリンクは700~1000円台。地元産果物やハーブ使用のオリジナルも揃う。

ランチは1900円、2800円、4500円の3コース。
4500円のコースにも興味があったけどメニューが固定だったので、3皿ともプリフィクスで
選べる2800円のコースに決定。

「コース料理にあわせたワインをグラスでお出しします」のコピーに惹かれて運転をしない
ネルだけ「グラスワインコース2種」もオーダー。

オーダーを取ってくれたソムリエさんに「ワイン何が出ますか?」と尋ねたら
「うーん、白と赤と・・・料理に合わせてお出ししますね」の言葉に期待大!
お願いしますよ~~

実際厨房近くのカートには10本前後の栓の空いたボトルが並び、しきりにテイスティングを
している姿が見える。私の好みのが来るといいな…♪

入店から30分後。
やっと、来ましたよ、前菜が。
まだ二組しかいないのにな?二人ともお腹ペコペコじゃなくてよかった。
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富士の胸鶏肉の低温調理。
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朝霧ヨーグル豚バラ肉の柔らか煮。

うーーーん、おいしい。上品。ちゃんとしてる。

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パンは2種。ライ麦ロールとフォカッチャ。このライ麦ロール、おいしい。
はじめから取り分けてあるバター、純度が高いというのかやたらおいしい。

A氏は自立するライヨールのバターナイフがお気に入り♪
ほどよく重みのある持ち手は水牛の角かなんかかな。

ひっきりなしに訪れる、満席のため予約がないと…と帰されてしまうお客さん。
すっごいウキウキ歩いてたのに入れずにしょんぼり帰っていくお客さんを
何組も何組も、見てしまった。

そのうちA氏、入店しようと窓の外を歩いてくるお客様を見ながら
<あのお客様予約してるか当てっこゲ~~ム!>をはじめてしまう始末・・・
トホホ、あんたも相当アホな奴だよ。

あからさまにがっくり落ち込んでた、地元ナンバーの軽で帰っていった若いカップル。
かわいそう。。連られてネルのテンションも…
せめて入口のメニュー看板に「本日満席です」「本日予約のお客様のみです」とか掲示を
出してあげれば、せっかく興味持ってくれたお客様にイヤな思いをさせずに済むのになぁ。。

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プリモと一緒に白ワインも。
よかった、好きな香りと味。うすく黄緑がかった色もキレイ♪

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地元白菜と生ハムのクリームソースのフェデリーニ。
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山芋と白葱、ビオファームまつきさんのバジルのジェノヴェーゼ。これは自家製パスタで。

これまた、きちんとしてる。ジェノベーゼソース、オリーブオイルがよくていい。
山芋はしっとり、白葱も濃くて甘いし。

この日はちょうど止んだかと思えば降りだす雨模様。
中庭デッキにおいた木のテーブルセット。屋根がないからさっきからずっと濡れっぱなし。
きれいにカーブしたイスの座面に水たまりができている。雨のときはしまってあげたいな…

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メインは二人とも地元産、萬幻豚の肩ロースのロースト。

肉はほんのりピンク色でしっとりきめ細やか。
柔らかくて、みずみずしくて、いくらでも食べられそう。

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このライヨール肉用ナイフのきっさきとカーブ!
うーんステキ、カッコイイ。。

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メインと一緒に登場した赤ワイン。
ぷっくりふくらんだリーデルグラスも素敵。

「樽香も落ち着いてきて、いい感じなはずですよ」と バローロ、パオロ(何トカ)1999年。
これってけっこう高いワイン…、だよね??
そうか、こんなのもグラスで出してくれるんだぁぁぁ♪

味は、良かった、好きなカンジ♪香りも、確かに樽っぽいけどいいなぁ。
もっと重くてもいけそうだけど、この上品な豚肩ローストはこれぐらいがベストなのかも。

料理に合ったワインのグラスでの提供って、そう簡単にできることじゃないって
ワインに疎いネルでもなんとなく分かる。

こういう底力がこのレストランの良さなんだと思う。
ひとりで好みのボトルを飲みきるなんて全くの無理だから、こういうサービスってホント
楽しいしウレシイ。量が飲める人だって、それこそ色々楽しめていいだろうな~

ソムリエさん以外は地元の若いバイトさんばかりのようだけど、
夜はまた違う雰囲気なんだろか。

緊張はなさそうだから「おいしいですね」「これ好きです」と話かけるも笑顔がなくて寂しい。
返ってくるのは「ええ…」みたいなとまどった返事ばかり。
言った手前ひとり語りになっちゃうと恥ずかしいから、お願い何か返して~(笑)!!

でもそうだよね、オープンしてまだ2か月なんだから。当然か。

そういえば夜に予約の電話かけた時も「○日は空いてますか?」って聞いたら間髪おかず
「満席ですっ!!………(無言)」って予想外にスマートじゃない対応に面食らったし、
入店するなり笑顔も挨拶もナシに「お名前はっ!!」って聞かれて、検問みたい…(泣)

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口直しの赤ワインのソルべ。
もうまんべんなく赤ワインの香りと味なのに、確かに爽やかで口どけ鮮やかでおいしい。
お替りほしいくらい。この辺の完成度&コーディネートが、やっぱりスゴイと思ってしまう。

デザートはプリフィクスのケーキとアイスクリームを盛り合わせで。
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ネルのは大きくてキレイなプレートに旬の柿と一緒に盛り付けて。
あれっ、このモンブラン。。栗の味が全くしないナ…??

コーヒーセットはジノリのベッキオホワイト?で統一。
コーヒーはしっかりしたデザートの甘さとちょうどいい深み。

はぁぁ、いっぱい食べたぁ。

適度にボリュームがあって、どの皿もおいしくて、キレイで、破綻なく完成度高くて。
それにワインも魅力的な価格でおいしくて。
たぶん東京で同じものを食べることを考えたら、お得感は高いのだと思う。

ただネルみたいな地元民は洗練されて東京っぽくて嬉しいのだけど、首都圏の
食べ慣れた人には地元素材プラス、調理法とか見た目とか器遣いとか…

せっかく遠出してきた甲斐というか、
旅先で出会う食の喜び=東京ではお金を積んでも味わえない納得感=富士宮らしさ 

がもっとダイレクトに伝わる皿があってもいいのかな、と。
できれば今後、季節を問わないメインになる名物料理ができたら。

あとはスタッフのサービスと笑顔が追いつけば♪
周囲で起っていることにきちんと気づいて、必要な対応をしていってほしい。
色んなモノを背負って毎日大変だと思うけど、自分たちの手でこの壮大なミッションを
成功させるんだ、って気概があれば絶対ファンは増えると思う。

現場スタッフの店への愛情&情熱と当事者意識があれば、結局箱モノ行政なんだよね・・・
なんて懸念はいくらでも覆せるはず。
時間をかけてみんなに愛されるお店になっていってほしいです。
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<今日のお会計>
8800円・2名・サ10%/ ランチコース2800円×2
               自家製ジンジャーエール800円
               グラスワインコース2種1600円
                  
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/半年後、一年後に期待
   理念が素晴らしいだけにどうしてもハードルが高くなりがちだったけど、
   味やコース内容&ボリューム、価格構成、外観&内観&コンセプトもよかった。
   首都圏に比べてコスパのいい店じゃなくて、皆がお金握って通う店になってほしい。

A氏:★★☆☆☆/おいしいからがんばれ
   店の立派さ、料理の美味しさと不釣り合いな接客がちょうど打ち消しあって今の
   ところ値段相応ってカンジかな。他のお客さんも盛り上がってる風に見えなかった。
   立派なHPなのに住所とグーグルmapだけで、最寄駅からの所要時間とかの一番
   必要なアクセス情報がなかったのはがっかり。人に遠方から来てほしいんだよね?
   ターゲットとかマーケットとかじゃなくて、生身のお客さんが来ることを忘れないで。
_

→ ♪ リクエスト♪
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by gaisyoku_calendar | 2008-11-18 11:20 | 伊豆・東部の[が]

057 ラバッツア  [箱根・宮ノ下]

最近ハコネ好きになっているネルでございます♪

そんな箱根の中でも一番のお気に入りが、富士屋ホテル前のセピア通りから一本入って
すぐ、温泉シチューパンで有名なベーカリーの横にある「ラバッツア」。
この店があるから箱根行きが楽しい、そう思わせてくれるお店です。
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■イタリアンレストラン ラバッツア [イタリア料理]
神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下344
0460-87-9223

イタリア国旗と欧文ロゴの東欧風な黄色い看板を目印に建物の2階へ。
元信用金庫だった建物をそのまま利用した店内。
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使われなくなったエレベーターや壁面金庫はそのままで。

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内装はコンクリートの壁にペールグリーンのペンキを塗って。
ビニールクロスの敷かれたテーブルにアンマッチな籐のイス。
その気取りのなさは、温泉街の外れにポツンと残された喫茶店のよう。

そんな浮かれ気分でハコネに来ていたネルには一瞬ためらわれるような店構え・・・
にもかかわらず、味はかなりの一級品。

それもそのはず、シェフは長年箱根の老舗ホテルで料理長を務めてきた方。
しかも同じ箱根で店を開くにあたって、お世話になったホテルと料理ジャンルが
かぶらない様にとわざわざイタリアンで出店したと聞き、その人柄にもなんだか
深く感じ入ってしまったのです。

オーダーは2人ともメイン料理にパンとサラダがつく「ランチコース」1680円。
アラカルトで「温泉玉子のオニオングラタンスープ」。

前菜もドリンクもデザートもつかなくて高いかナとは思うけど、東京向け観光地価格が
一般的なハコネでこの値段は、料理の内容を考えたらかなり真っ当なハズ。
うん、でも去年来たときはあと何百円か安かったはずだケドなぁ…?

オーダーの後セットされる年季が入ったカトラリー。
明らかにネルには魚用、A氏には肉用が。

こんな簡単なランチセットなのに、メインに応じてきちんとナイフ&フォークを合わせて
くれるのって。どれだけインテリアがステキな店でも、ネルの経験ではほとんどない。


リーフのサラダは新鮮野菜が盛りだくさん!
レタスに水菜、チリチリした葉のエンダイブ、赤いレタスのようなトレビス、
赤い葉脈とルッコラみたいな緑の葉をしたデトロイトもいたような。
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この野菜たちが、まぁ~~オイシイ!
エンダイブは先っぽまでツンツン瑞々しくて、その先っぽにしっかり野菜の旨みがある。
無農薬や有機の野菜を仕入れてるそうだけど、そんなこと事前に知らなくたって
この歯ごたえに甘みや苦味、香りなら断然いつもの野菜と違うって分かりそう。

白いドレッシングもニンニクなんかの香味野菜が効いていて、黒胡椒をかけてないのに
かけたような?風味の良さ。

野菜好きじゃないA氏も
「あれっ?なんだか野菜、おいしいね…」といぶかしげな顔(笑)。
おいしいんだから、いいことじゃない♪

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ブラウンとバケットのパンもなかなか。自家製という生クリームからつくったホイップバターは塩分控えめで、いくらでも食べられそうな優しい味わい。

A氏のメインは「牛ハラミ肉のステーキ」。
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ネルは「生帆立貝の香草パン粉焼」。
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以前の来店で生帆立貝の濃厚さにやられていたネル。
その味が忘れられなくて今回再びのオーダー。

結果は…うっわー、またもやオイシイよぉーーーー!!
ぷっくり厚い身を噛めばぱらっと繊維がほぐれて、甘みがふわっと広がって
半生の火加減のピンクの身が心地よい弾力で新鮮さを教えてくれる。
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パリッと焼かれた表面からは香草の複雑な香りが漂って、
生のホタテとは思えない旨みがじんわり。
あー、お寿司のホタテよりよっぽどおいしいなぁぁ。

だいたい箱根の山の中でホタテが解凍じゃなくて生だし、焼いて尚この厚さだし…。
なんか、すごい。どんな仕入れになってるんだろ。

付け合わせの焼いたトマトもウマウマ。グリーンのソースもしっかりつけて、
果汁が出やすいように温めてくれてあるカットレモンもたっぷり絞って。
色んな味で楽しんで、ホタテ4枚をあっという間に完食。
まったく肉が欲しくならない&実食二回目でも感動が薄れない、この満足感♪

以前食べた「骨付き仔羊の香草パン粉焼」も良くって、
あれ私ってヒツジ好きなんだっけ?って混乱してしまうほど。ネルが相性良かった
だけかもしれないけど、香草パン粉のおいしさをずっと覚えてるんだよなぁ。

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オニオングラタンスープもトロトロで、まぁものすごーくタマネギが甘い。
アツアツでも確かに分かる甘さ。不思議に冷めても濃くならず、同じ位に甘い。

乗ってるチーズなんかはごく普通だけど、
これってタマネギだけの甘さなんだろか?いや…、そうに違いない!
みたいなノリツッコミしてみたくなるほど極限まで煮込まれてる。


店内のあまりのカジュアルさに、新しく入ってきた団体のおばさま達がここはセルフサービスかとカン違いして、自分で水を汲みに行ってしまったのはご愛嬌(笑)。
一方それを日常のごく自然な風景のような振る舞いで静止するスタッフも、いいカンジ。

とはいえせっかくのハコネ気分が盛り下がってしまう人も、かなりいるハズ。
その辺同行者がA氏のように「皿の上にあるもの」が一番重要な人には、これ以上ない位
ぴったりな店なのは間違いナシ。

これからもハコネに行くときは、必ず詣でることになりそうです♪

<今日のお会計>
3990円・2名/ランチコース1680円×2、温泉玉子入りオニオングラタンスープ630円
                
<店を出て>
ネル:★★★★☆/ハコネでこんな本格料理が食べれるとは
    料理本位、必要なサービス本位で、箱根で満足できる食事ができる貴重な店。
    コスパや意外性も含め、箱根全体を見直すきっかけになったと思う。
    ネルの行く旅はおいしいものとの出会いが大切なんだ、と今更ながらに実感。        

A氏:★★★☆☆/ディナーでもう一回来たかった
    おいしいと聞かされてたけど、期待を裏切らない店だった。
    牛ハラミが2枚で量もあったし。俺でも野菜の味が分かったのは新鮮な体験。
    ホテルが近かったら夜も食べに来たかったなぁ~。残念!    
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by gaisyoku_calendar | 2008-11-02 09:54 | 旅先_箱根の[が]

054 サレペペ [清水・草薙]

何度目かのサレペペ。
ランチ時かなり込みあうのに、近くに振り替える店がないから
いつからかあまり行かなくなってしまったけど。

平日の今日は12時前にトライ!
あれっ、もういっぱいかな…と思いきやテーブル席が空いてましたよ♪

■サレペペ Salepepe [イタリアン]
清水区草薙1-9-3
054-345-0354
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JR草薙駅から徒歩2分、とアクセスいいわりに近くの県大生はまずいない。
住宅街にある店は通りの向こうから来る銀行の男性諸氏でいっぱいだ。

エントランスは清々しい緑がいっぱいに生い茂る。
今はピンクや紫のアジサイが色とりどりに。

ゆるくカーブした石畳のアプローチはまるで個人のお宅に招き入れられるような感覚。
こじんまりした店内はシンプルな白。
大きく取られた窓からは緑の庭が見えて、木陰にいるような心地良さ。

ランチは パスタ+スープ+パン+ドルチェ+ドリンクで998円。
これにメイン料理を追加したり、ドルチェを盛合せにすることもできる。

小ぶりでころんとしたパンは店内で毎日焼きたて。
手でこねてさっき焼いた、って分かる水分と粉の香り。
にんじんのポタージュもやさしい味わい。

ネルはゴルゴンゾーラのフィットチーネ。
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A氏は鮭のペペロンチーノ。
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パスタはライブ感のある、というかとにかくフレッシュ、生きてる感じがする。
親しみやすいのにきちんとおいしい、ちょうどいいバランス。

ドルチェは青いガラスの器に盛られたプルプルのパンナコッタ。
アイスピーチティーとアイスコーヒーと一緒に。

途中でシェフのお母様登場!
大柄でショートヘア、軽く日焼けしたようないかにも清水っ子らしい粋な名物マダムで、
ぱっと場の雰囲気が明るくなる。
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次回は夜行こうかな♪

<今日のお会計>
1996円・2名/週替わりランチ998円×2

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/草薙らしい、味と雰囲気の両立した店
    以前シェフに薦めていただいたワインがホントにおいしくて。
    それから信頼しています。全てシェフ手づくりの味もバランスがいいし、
    毎日食べても飽きない健康さがある。

A氏:★★★☆☆/久しぶりに、おいしかった   
    素直においしかった。量はメイン料理がある方にすればよかったかも。
    それにしてもサラリーマンでこの値段のランチ食べるなんて
    すごいな。オレは休日じゃないとムリだな…。
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by gaisyoku_calendar | 2008-06-28 11:29 | 草薙・清水の[が]

046 マンジャペッシェ  [長泉・クレマチスの丘]

去年のクリスマス。
特に予定もないし、でも何かしたいな~と
考えてたら急に思い出したマンジャペッシェ。

02年の4月、銀行の持つ広大な庭園にオープンした
花とアートと食がテーマの文化複合施設「クレマチスの丘」。

複数の美術館やガーデン、ショップが点在するなか
「ヴァンジ彫刻庭園美術館」に併設された
イタリアンレストランがマンジャペッシェ。

東京で有名なイタリアンシェフがプロデュースするとのウワサを聞きつけ
グランドオープン前に行ったのだけど、
初めて食べる“東京系イタリアン”の味にびっくり!

当時静岡でイタリアンというと
ピザ・パスタにチーズのような分かりやすい味ばかりだったのに

ここは調味料も素材も「これが本場ってものなのか??」
といぶかしくさえ思える繊細な味。
水もパンにつけるオイルも全てが未知の味で
おいしい気もするし、全くよく分からないともいえる。。

三島の有機野菜や駿河湾の新鮮魚介をウリに
首都圏の客層向けにオープンした店だと分かっていても
その味を理解できない自分が情けない。

東京や京都で予約して伺うような食事をほとんどしていなかった、当時のネル。
自分の食経験の少なさに気づき、ショックを受けた
思い出の店なのです(笑)

■マンジャペッシェ Villa di Mangia Pesce [イタリアンレストラン]
長泉町クレマチスの丘(スルガ平)347-1
055-989-8788

クリスマスランチ予約の電話を入れると、どうやら滑り込みセーフ。
カーナビに反応しない住所に悪戦苦闘しつつ、
6年ぶりのクレマチスの丘になんとかたどり着く。
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冬の厳しい寒さにも負けず小さな花が咲く庭園のアーチを抜けて
エントランスを通り抜け、一軒家レストランの扉の前へ。
季節になればもっと花と緑でキレイなんだろうな。
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名前を告げ真っ白いソファに腰掛けて待つ。
最初来た時、レセプションカウンターのあるレストランなんて初めてで
「ホントにここがレストランなの??」って内心ドキドキしてたっけ(笑)

通されたのはキッチンと通路にいちばん近いテーブル。
美術館の緑と遠く海が眺められる窓際席がよかったけど、
滑り込みOKだったからこれでも十分かな。
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ただ店内にクリスマスらしきデコレーションが全くないのが不思議。
結構クリスマスムードを期待してたのに、残念。。
ディナータイムから飾るのかな?

ブラウンのタイルの床に、梁と塗り壁のシンプルで温かみのある店内。
気候がよくなれば気持ちいいだろうテラス席もある。

窓際席の壁には夕陽の海を描いた、ヴァンジの美しい版画。
売ってたら買って帰りたいぐらいステキ。
でも高いんだろうなぁ…

先にいたのは年配女性の団体や30代のカップル、おじいちゃんと
その息子家族らしき落ち着いた方々。
スタッフは20~30代のきっちり髪を整えた男性スタッフばかりだ。

メニューをもらう。
他に5200円、8000円のコースがあったけど
違いはメインの追加らしいので、そんなに重くなくてもいいかな
と予定通り3500円のコースで。

テーブルのリネンや小さく飾られた花、
カトラリーもきちんとしたものでうれしくなる。

アミューズは2種のニンジンのポタージュ。
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温かくて甘くてとろっとして、かぼちゃみたい。
結構食べ応えあるスタートだなぁ。

スプーンが出されないので困っていると
「そのまま口をつけてどうぞ」と言われてしまい
食べづらいのでやっぱりスプーンをもらう。

けっこう固まってプルプルしてるのになあ…。
こういうあたり、何かイタリアンの常識があるのだろうか。

パンは3種類。フォカッチャとフランスパンとピタパンのようなもの。
ハーブの入ったオイルもなかなかおいしい。

何種類かから選べるアンティパスト。
A氏はサーモンのサラダ。
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確かに野菜はフレッシュ。
採れたてなのか、野菜の苦味というか風味がきちんと香ってくる。

ネルは+500円で鹿肉のカルパッチョに。
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これが予想以上にチーズのスライスとトリュフがいっぱい!

500円の追加でこんなにトリュフが乗るなんて。。
やーびっくり。はじめて味と香りが分かるぐらい量のあるトリュフかも。

しかも甘いナッツみたいなのが入ってると思ったら
聞いてみれば正体は栗!
いや、びっくり。でも鹿肉とあうかも。。
この辺の取り合わせがキチンとスペシャルな感じで楽しい。

それぞれホタテのパスタとつぶ貝のパスタ。
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メインのもち豚とキャベツの煮込み と続く。
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デザートはイチゴメインにアイスクリームやソルベの盛り合わせ。
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どれも手作りらしいストレートな爽やかさが伝わってくる。

食べ終わって意外や、お腹いっぱい。
こじゃれてるものは量が少ないと、普段はオシャレ系レストランを
敬遠がちなA氏も「けっこうお腹いっぱいになったよ」。

スタッフは人にもよるけど笑顔と軽快な口調で手馴れた感じ、
サービスの仕方もスマートでそつがない。
ちょっと夜っぽい?オーラもあるけど、
聞いたことにもその場で答えてくれて、きちんと知識を持った接客をしてくれる。

ただどの皿からもクリスマスらしさは…。
これもランチだからなのかな?
店内のデコレーションのそっけなさといい、
スタッフに聞いてみれば良かったなあ。

向かいのカップルはグラスに差した野菜スティック・・・、いやいや
蒸したり茹でたりした地元有機野菜を
アンチョビ、ニンニク、オリーブオイルのソースでいただく
名物料理「バーニャカウダ」を頼んでいる。

首都圏から来たお客様なのかな。
う~ん、野菜好きのネルとはいえ
野菜スティックに何千円も出すのはできないなぁ…

野菜も魚も普通に買って、そこそこおいしいのって
静岡の持つ豊かさなのかも。
こんなお店もあって、普通においしい食材も手に入る。
やっぱり静岡暮らしって、いいな。

<今日のお会計>
 9400円(税サ込)・2名/クリスマスランチ3500円×2(パン・ドリンク付)
                アンティパストのアップグレード+500円
                白ワイン(G)900円、ミモザ1000円

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/上品なのに気取らず楽しめるレストラン
    きちんとした料理法で、鮮度のいい食材・珍しい食材を楽しませてくれる。
    それほど好き嫌いの分かれる味ではないから、世代を問わず楽しめるはず。
    立地は厳しいとしても食材やコース構成、ロケーションの良さからいったら妥当かも。      

A氏:★★★☆☆/年に一回ぐらいなら来ても    
    予想してたよりはおいしかったし、雰囲気も良かった。
    ただ店員が気がつきすぎて、見られてる感じが落ち着かなかった。
    車の運転あるから、せっかく来たのに飲めないのはきつい。。
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by gaisyoku_calendar | 2008-02-09 23:39 | 伊豆・東部の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


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