「THE NORTH FACE 静岡草薙店」。
1階はショップとカフェカウンター、2階が「223カフェ」。
カフェはNORTH FACE名義じゃないんだね。
■223cafe [カフェ・ギャラリー]
静岡市駿河区聖一色654-6 2F
054-208-2000
1階のショップ店内は木や石のナチュラルカラーな自然素材で構成。
緑の見える大きなガラス越しに自然光がさんさんと降りそそぎ、明るく清潔感いっぱい。
品揃えもなかなか。本格的な登山用大型ザックやハードな防寒用ウェアがあるかと思えば
デイリーに着まわせそうなアウターや小物まで、見るものがきちんとある感じ。
ハイテクな化学系素材で作られた蛍光色な商品だって、なんだか健康的にみえてくるから不思議。
さて、お昼でも食べようかとファーストフードと同じセルフ形式になっているオーダーカウンターに行くと、
唯一の食事メニューが
キッシュorパイ+スープ+ドリンク の 1280円のミールセット。
A氏の表情、一瞬で曇る(笑)。
えっ、キッシュと飲み物でこの値段・・・って心の声が顔に出てますよ~~
セットメニューは他にケーキセット980円、ドーナツセット630円。
こちらもセルフじゃない普通のカフェと同じか、それより高い価格帯。
ケーキやパイ・キッシュがもともと高いコダワリの品だからだろうけど。
ただ観光地や首都圏のいい場所ならともかく、ここって静岡の、それもかなり郊外だよね、
しかもセルフ方式で、と内心ネルもモヤモヤした気分(笑)。
うーーーん、なんだか意外。
勝手にだけどNORTH FACEってもう少しフレンドリーを大切にする印象だったんだけどナ。。。
他のお客さんはこのプライス見てテンション下がったりしないんだろうか。
NY発、ケーキみたいなしっとり贅沢な味わいで人気らしい。
二人ともドーナツセットをオーダー、
ウェイティングのあいだ再度ショップ内を見てまわる。
お客さんも少ないのにナゼか提供されるまでけっこう時間がかかる。
うーーん、もしかしてアイスコーヒー落としてる時間だったのかな。
でもセルフだと待ち時間って余計に気になるものなんだね…
やっと出てきたドーナツとドリンクが載ったトレイを持って2階へ行こうとするも、A氏がいない。
待ちかねて店外へ散歩に出てしまったらしい。
困った顔をしてるネルに気付いてか、気の効くスタッフさんがA氏を呼びに行ってくれる。
ここのスタッフさん、系列店の店舗のなかでは一番きちんと目配りしてくれていて頼りになる感じ。
アリガトウゴザイマス(感謝)!
窓側は床をステージ状に少し高くして、イージーチェアとテーブルを配置。
壁側はギャラリーとしてNORTH FACE商品や店舗設計に参加したアーティストの作品を展示中。
ウェグナータイプの座面が広く低くてリラックスできるチェア、
しっかりしたぶ厚い木の天板のテーブル。
隣の席と距離が近いけど、フロア全体に開放感があるのでそれほど気にならない。
はじめてのドーナツプラント・・・、
ムハっ、おいしい!! コレ!!
たしかに生地が超しっとり、ドーナツというよりチョコレートケーキのスポンジみたい。
中に入っているトロッとなめらかなチョコレートクリームが本格的なカカオの香りがして濃厚!
製菓用のうすっぺらい味じゃなくて、手土産でいただくようなおいしい高級チョコに限りなく近い。
上にかかったクッキークランチ?がぼろぼろこぼれて食べにくいけど、
このクランチも甘みがしっかり濃くてなかなか。。うわっ、おいしーー。。
アイスコーヒーもコクと香りが味わい深くていい感じ。
ほとんど氷ですぐになくなっちゃったケド(笑)。
あーー、よかった、おいしくて♪
ドーナツプラント、人気出るの分るなーーーー♪♪
…満席だったらどうすればいいんだろう。
水は用意されたサーバーから自分でついで飲んでいいらしい。
ブックカフェの名の通り、作りつけの棚には洋書がぎっしり。
いったい何冊あるんだろうって位大量に。
ざっと見てみるとネイチャー、旅、建築、動物、インテリア、料理など大判で写真集的な
眺めて楽しむタイプの本が多いよう。
洋書なので字面を追うことはできず、選んでもすぐ見終わってしまう。
なかにはビニール包装のまま日本円の値札が付いた本も。
ここの洋書、備品だと思ってたけど売り物なのかな・・・よくワカラナイ。
そもそもどうして和書はなくて洋書のみ、なのかな。
NORTH FACEが海外ブランドだから?
でも本って内容が分ってこそ面白みがある、と本好きのひとりとしては思うんだけどナ。。
まさかオシャレアイコン的扱いってことはないだろうけど…
とはいえ興味を惹いたのはコレ。
アメリカ全土をバイクで縦断、ロードサイドカフェテリアの名物料理と気になる女性スタッフを見開きで紹介、
って企画らしい(想像ですが☆)一冊。
いかにもアメリカらしい巨大な赤い肉塊や大量のビーンズ&ポテトフライのプレートの横に
金髪美女からインディオ系まで肌の色も目の色も年も違う、謎な微笑を湛えた女性たちが登場。
自分でもこういう写真なら撮ってみたい♪
本への愛情は…
窓に近寄って見てもごく普通の、省エネ☆1つのシングルガラス。
でも素人には分らないように紫外線防止とか結露防止になってるんだろうか?
そうじゃないなら誰かこのかわいそうな状況、改善してあげてほしい…
老舗アウトドアブランドにプラスして、フードもハコも人気○○、こだわり○○、作家モノとか
多数決で集められたようなオシャレ系ネームなモノが盛りだくさん。
おいしいし、今ドキ感あるし、キレイだし。
スタッフさんも笑顔で親切でいい感じ。
でもな。。
静岡の人はこういうお店、求めてたのかな。
っていうより、静岡の人にこういう企画を受け入れてほしいのかな。いや、よく分らないや…
カフェにいたお客さんは比較的落ち着いた、
30~50代くらいの大人な雰囲気の人が多かったよう。
A氏も結構このブランドに信頼を置いているらしく、
通勤用のバッグに良さそう~、なんて物色してたのに。
連携が見えにくいというか、要素間の主従関係が整理途中な印象なのはネルだけかな。
どちらにしろまだオープンしたばかり。
これからどう展開していくんだろう。