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shizuoka 外食カレンダー

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京03 オ・グルニエ・ドール  [京都・堺町錦]

せっかく京都でスイーツならイチバンの有名所から、と選んだ「オ・グルニエ・ドール」。
高名なフランス人パティシェに師事し、各店の製菓長を歴任した主人の店らしい。

01年オープンの店は京都の台所として人気の「錦市場」からスグ近く。
長い通路の奥に店舗スペースがある、いわゆる“うなぎの寝床”なパティスリーだ。

■AU GRENIER D'OR オ・グルニエ・ドール  [ケーキ]
京都市中京区堺町錦小路上ル527-1
075-213-7782

と勢い込んだものの、や~、並んだぁぁ~。
前日は8人くらいの行列に断念、今日は5人でどうだ!と並んだものの、約1時間待ち。

行列はイートイン待ちの人のみ。テイクアウトのお客さんはネルたちに申し訳なさそうに、
でもずんずん通路を店内に進み、大きな紙袋をさげては出て行く。

ネルたちの必死の会話もそろそろ底を尽き、気だるい空気が蔓延しはじめた頃
やっと店内へ。

グリーンが随所に置かれた狭い店内は、お客さんとスタッフで大混雑。
南フランス風の黄色やグリーンや青の鮮やかな小物・雑貨・花のフレームで
壁もどこも余白を許さずめいっぱいの装飾。
さらに厨房と店内を仕切る、鮮やかな青の柱とフレーム。
色とりどりに可愛らしく。う~んこの店作り、気合イが違うね!

前面にラウンドしたショーケース。
本物のフルーツと小さなケーキが前に奥に、上に下にと優雅に並べられている。
ホント、パリにいったらこんな感じなんだろうな~。
京03 オ・グルニエ・ドール  [京都・堺町錦] _f0106938_22423025.jpg

頼んだのはベーシックに「リンゴのタルト」「パリブレスト」「イチゴのショートケーキ」。
「パリブレスト」、アーモンドのクリームがねっとり絡み、程よく甘い。
「イチゴのショートケーキ」、う~んフツウかなぁ。

「リンゴのタルト」、うすーい生地とリンゴが両方パリッと、食べやすくて香ばしい。
タルトの底の裏までシュガーでパリパリ!
これはコーヒーともぴったり。小さいからどんどん食べて、すぐなくなっちゃう~。

あ~、でもこの名物の行列。ナントカならないかなあ。
ケーキやお店と同じ位工夫して、お客さんの時間も大切にしてくれたらうれしいのにね。。
予約制してみるとか、曜日限定時間制導入とか、どう??(←勝手にCS改善提案)

たくさんいた20代位の若いスタッフの子達。
みんなきちんとしてるのに、表情に元気がないのが気になったし。

やっぱり混みすぎ、待ちすぎは、誰にとっても良くないネ(・・・反省)

<今日のお会計>
2150円・2名/リンゴのタルト310円、パリブレスト420円、イチゴのショートケーキ450円
         アイスコーヒー500円、ブレンドコーヒー470円

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/一見の価値ある演出&店作り
    あの密度の濃い空間、買わずには帰れない迫力。
    行列用?にも思える「うなぎの寝床」な店舗も京都ならOKかも。
    スポンジ系よりタルト系がおすすめ。

A 氏:★★★☆☆/待ちくたびれたあ~
    おいしかったけど、もう一回並ぶ根気はないよ。
# by gaisyoku_calendar | 2006-04-25 22:42 | 旅先_京都の[が]

京02 御料理 てら川  [京都・大和大路]

二日目のお昼も、和食の王道で♪
茶懐石で有名な「炭屋旅館」で、長年料理長を務めていた主人の店。

祇園南側、建仁寺から鴨川に向かってずずーーっと下っていく。
乳母車つきおばあちゃんズがのんびりお散歩してる、庶民派商店街の中に
とつぜんひょっこっと店はある。
京02 御料理 てら川  [京都・大和大路]_f0106938_0183910.jpg
■御料理 てら川  [日本料理]
京都市東山区松原通大和大路西入ル弓矢町25
075-531-0208

席はがら~ん、ネルたちまたもや一番乗り!
カウンター6席の一番入り口側の席に案内される。奥には個室が2つ。

奥の坪庭が見たかったので「あの~、あちらに移りたいのですが、、」遠慮がちに声をかけるも
「お席はこちらになってますのでっ」仲居頭さんにぴしりとダメ出しされる。
分かってたけどさ。。

料理長、若い衆二人、仲居さん二人、おかみさんと計6人。
カウンターの向こうで無言で盛り付けをする60代らしき料理長と
一言も発せずそばに佇んでじっと指示を待つ10代の若い衆。

二人とも決して表情を崩すことなく、粛々と料理を仕上げていく。
修行してるんだろうな~、大変なんだろうな~。
どれも造里のほかは、盛り付けするだけの状態に準備されている。

コースは5000円。
料理の盛り付けはシンプル、彩りは控えめ。
京02 御料理 てら川  [京都・大和大路]_f0106938_2215964.jpg
盛り込まれた一品一品、必要な分だけ細工が凝らされてその集合体の器の中は、何かの伝統工芸品のような迫力。

味付けはどれも淡く、気を張っていないと通りすぎてしまいそうな繊細な味と風味。
京02 御料理 てら川  [京都・大和大路]_f0106938_2225521.jpg
京02 御料理 てら川  [京都・大和大路]_f0106938_2232626.jpg
筍は今回の京都のなかで一番。
コースの途中で出てきた桜餅を模したお寿司がかわいい。
ちらし寿司を巻いた極薄の玉子焼き、表はさらっと内はとろっと絶品。
京02 御料理 てら川  [京都・大和大路]_f0106938_2242790.jpg
お吸い物のお米入り、みたいな初めての食感の季節の雑炊。サラリ、ピシッと出汁が決まっている。

筍のお椀の漆器。持ったときの重みのバランス、ゆったりしたカーブ。難しいことは分からないけど、肌がしっとり、水分含んだみたいに感じる。や、ホントに!

13時に近くなる頃は満席。
ネルの座りたかった席には20代半ばのお嬢様二人連れが。

オペラ観劇用のようなゴージャスシックなカーキ色のセットアップドレスがお似合い。
ところどころヘビ側のラインで縁取られ、迫力あること。
やっぱオーダーメイドかなぁ、関西のお嬢様って感じだな~。


しかも、びっくりなオマケが三つ!

[1]ここに来る前に買い物してた茶わん坂の陶器店Aで
   ネルが買おうか5年越しに迷っていた皿。
   それと全く同じの!がデザート皿で出てきた!

[2]なんと、今度は茶わん坂の陶器店Bで、ネルが買おうか迷った
   背の低い蕎麦猪口のような小皿が、漬物皿で出てきた!

[3]実は、この店に着く途中の十字路で、その陶器店Aのおばちゃんが
    なぜか自転車でぴゅーっと現れる。(Aを出て、1時間以上はたってるハズ)
   「あんたら、どこ行かはんの!!」

   店名を告げると早口で道順を指示し(実はちっとも分からなかった)
   「てら川さん、おいしいえ~」
   と言い残し、またぴゅーっと行ってしまった…。

うわっ、京都って狭いや。でもなんか楽しい!

<今日のお会計>
12300円程度・2名・サ10%/お昼のコース5000円×2名、エビス(中ビン)700円

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/もう3年、5年後に来たい店
    初めて食べる&見る味や一品が多かったぁ~。
    このクラスを食べ慣れた人には、敷居も高すぎないしお値打ち感
    あるんじゃないかな。器はネルと趣味が近いか? 

A 氏:★★★☆☆/上品でおいしい
    玉子焼きすごい。料理人の技術って感じがした。
    親方の一挙一動を気にして若い衆が頑張ってる姿、いまどき貴重な光景。
_
# by gaisyoku_calendar | 2006-04-22 22:05 | 旅先_京都の[が]

京01  陶然亭  [京都・祇園]

京都初日のお・ひ・る♪
05年10月にオープンした日本料理店「陶然亭」を予約ズミ。

骨董の小店やギャラリーが立ち並び、祇園一帯のなかでも比較的落ち着いた
新門前通り、女性誌にもよく登場する染色店「染司 よしおか」の斜め向かいだ。

京01  陶然亭  [京都・祇園]_f0106938_21105953.jpg■陶然亭  [日本料理]
京都市東山区新門前通大和大路東入ル西之町223-3
075・561・8024

手織りのような生成り色の渋い暖簾、鉢に張った水面に浮かぶ赤椿
黒い格子越しにみえるのは、高さ2m近い緑の流儀花。

暖簾に染め抜いた店名のほか、これといって看板もない店構え。
予約してなかったらとても入れる雰囲気じゃない。
京01  陶然亭  [京都・祇園]_f0106938_21121432.jpg
店内はカウンター8席とテーブルがひとつ。
内装は京都の老舗「唐長」の唐紙(襖や壁紙に使われる和紙のことらしい)をふんだんに使ってコーディネートされている。
天井の濃紺に近い、真っ青な雲流柄が鮮やかに目を引く。

料理人のご主人と奥さんらしきサービスが一人。
客は私たちだけ。

坪庭の見える一番奥のテーブル席へ。
まだ30代後半位に見える奥さん、「オープンしたばかりなので、どうぞご贔屓に」
なんて人懐っこそうに挨拶してくれる。

観光客ウェルカムな話しぶりや飾り気のない笑顔から、販売系のサービスを
経験してきた人のような印象。
なんだ、こりゃ意外と気ラクでいいや☆

料理は3000円のコース
先付/青海苔の和え物(菜の花、長芋、蕨、茗荷)
造里/あぶらめ、鱒、海ぶどう
お椀/筍と若布炊き合わせ、木の芽
焼物/鱒の幽庵焼き、空豆焼、野蒜酢味噌添え
揚物/たらの芽、蕨、蕗の薹
お食事/山椒じゃこご飯、漬物、番茶
デザート/クレームブリュレ
コーヒー

先付を一口食べて「もうこれだけで満足かも・・・」
としばらく箸が止まるほど鮮烈な印象。
京01  陶然亭  [京都・祇園]_f0106938_21131392.jpg

青海苔のさわやかで柔らかい磯の香りがふわっと広がる。
数ミリ単位で正確に切り分けられた長芋、とろっと青海苔が絡まって
なおシャキッと噛み応えあり。
菜の花をベースに、蕨、茗荷も上品なアクセント。

居酒屋さんや小料理店のおいしい料理とは明らかに違う
日本料理の整然として、どこにもスキのない味。
あ~~やっぱり京都に来てよかったぁ~。

器も楽しい。
有名料亭から独立したご主人が修行時代コレクションし続けていたものだそう。

素人目にも、これってアンティークな気がしない??風な、ぽってりと味わいのある器が
次々出てくる。ミニ片口のような濃いエメラルドグリーンの醤油皿、聞けば古伊万里だそう。
ネルは初めて古伊万里で食事しました(←カミングアウト)

料理を出すたびきちんと、楽しそうに料理の説明をしてくれる奥さん。
全体お早めなネル達にあわせて、すぐ次の料理を出してくれるからとってもラク。
これは他にお客さんがいなくてラッキーだったかな。

鱒が二回出てきたのは残念な気もしたけど、それで3000円に納まるならネルはOK♪
お造里二種もさびしいけど、魚なら静岡でもおいしいもんね。

きちんと旬の短いおいしいもの、
海ぶどうや、たらの芽・蕨・蕗の薹といった春の山菜が食べられたのがウレシイ。
京都にきたなぁ~~って素直に喜べる。

小さな器に上品に盛られたじゃこご飯、遠慮しいしい食べてるA氏。
空いた器を下げながら奥さん、「おかわり、いかがですか」とあっさり声をかけてくれる。
「はいっ、お願いしまっす♪」とA氏いいお返事。

デザートは水菓子かと思ってたら、意外やロバートナントカ?の赤×金アンティーク角皿
にのった白いココットのクレームブリュレが登場。
コーヒーも同じ西洋アンティーク、さくらんぼ柄の優雅なコーヒーカップで。

コレでやっとナゾが解けた気分。
正統派日本料理を出しながら、ちゃんとお客さんの満足を優先させているご主人
だったんだよね。
奥さんの意見も柔軟に取り入れてくれるご主人、優しいお人やね~(by京都弁)
なんて勝手に想像(笑。京01  陶然亭  [京都・祇園]_f0106938_21243169.jpg

まだできて半年ちょっと。
繁盛店になって予約が取りづらくなったら、コース内容も変わっちゃうだろうな。(寂しいケド、仕方のないことよ)
行くならこの秋までが狙い目かも☆

<今日のお会計>
7200円程・2名/お昼のコース3150円×2名、エビス(中ビン)900円

<店を出て>
ネル:★★★★☆/和食好きの女友達と再訪確実な店
    3000円でこれだけ楽しめれば大満足。
    静かな立地、和モダンで控えめな店内、美しい器など
    今年京都で日本料理を楽しむには、イチオシの店。

A 氏:★★★☆☆/素直においしかった
    京風の薄味だけど、食べやすくてボリュームもそこそこ。
    次は夜のカウンターで大将と話してみたい。
    じゃこご飯最高♪
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# by gaisyoku_calendar | 2006-04-20 00:41 | 旅先_京都の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


by gaisyoku_calendar
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