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宿09-2 離れ家 石田屋_大浴場・お料理

大浴場は男女別に露天風呂と内湯が各1つづつ。
男女の入れ替えはないみたい……残念。。

まずは女性用内湯へ。
わっ、誰もいないや。ラッキー♪

ガラリと引き戸を開ければ期待通り、やりました・・・

ヒノキづくりのすがすがしい内湯が目の前に(笑)!

薄暗い電球の照明と窓から差し込む夕暮れの明かり。
ヒノキづくりの広く浅い湯船に身体を沈めれば、肩下くらいのほどよい深さ。

湯温はややぬるめ。
無臭で手触りさらさら、舐めるとほんの少しだけ塩っぽいかな。

この浴場の温泉分析票には 「加水」 「ナトリウム・塩化物泉」 「低張性高温泉」  「ph8.6」の表示。

これを超・自己流に読み解くと
 大浴場の掛け流しゆえ熱い源泉を水でうめるのはご愛嬌♪
 海が近いからほんのり塩気を含んだ温泉で、温まりやすく湯冷めしづらい
 でも浸透圧が低いから長時間入っても身体はラクだし、
 すべらか感はそれほどなくてもph8.6のアルカリ性は美肌効果に期待大~

なんて感じでしょうか(笑)。

広い浴場をひとりきりで楽しんでいると新たなお客様が。
貸し切り湯気分をもっと堪能したくて、そっと露天風呂へ移動。

今回の滞在を通して他のゲストと顔を合わせたのはこの内湯でだけ。
さすが全11室、ゆったりできるな~

女湯の露天風呂は奥に長い岩造り。
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露天とはいえ湯船手前部分には屋根がかけられているので
降り始めた雨のなかでも入浴できる。

ベトナム帽みたいな三角すげ笠?の用意があったのでおずおずと装着。
雨粒舞い落ちる奥の野天の湯船まですーいすい。
…あーーー誰にも見られなくてヨカッタ(笑)

洗い場横に建てられた大人二人で満員の、小さな小さなサウナ小屋。
でも身体を縮めながらムリヤリ寝転がってみる。

フハッ、気持ちいいゾ…

露天風呂にあるサウナって、熱気がこもらなくって快適なんだなぁぁ
知らなかった♪


こちらは男性用内風呂。
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浴室全体がヒノキづくりで爽やか!
アルミも鉄もプラスチックもない、ガラスと木と石の自然素材でできた浴室。

開放感があって気持ち良さそう~

いい風入ってくるだろうなぁ。。

あぁ、間違いなくリラックスできそう…
本気でいいナーーーー!


…うん?、男性用の露天風呂は、内風呂の浴室奥に繋がっているらしい。
何でかといえば女性用の大浴場は露天風呂と内風呂がだいぶ離れた場所にあって、
もう一方の湯に入るには脱衣所でいったん着替えて廊下に出て、ロビーの前を通って移動しないといけない。

こういうあたりはちょっと不思議。

ふつう大浴場は女性の方が立派で便利?なのが近年の定番な気がするのだけど
男女入れ替えもないし、何かそうできない事情があるのかな…

それに男性用内風呂はこんなカマクラみたいな入り口があって…
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階段を地下へと降りて行くと
こじんまりした石造りの湯船があったそう。

そうそう、だいたい地下の浴場って地上にある大浴槽とは違って
泉質とか加水の分量とか、温泉成分が濃いことが多い気が?する。

あーー、ココ入ってみたかったなぁ。。



チェックインの14時からじゅうぶんのんびり、
ゴロゴロ、ダラダラ。

さーー、いよいよ夕食の時間、
もちろん食事は部屋出しで♪

ふふっ、のんびりできていいや。
部屋出しの夕食って、ものすごく久しぶりな気がする。
着替えもメイクし直す必要もないし、ハァーー開放感♪

今回はお得なプランにしたので夕食の品数は通常より少なめ。

でもその分食事の支度に必要な人の出入りも少ないし、
お腹いっぱいになりすぎないだろうからちょうどいいかも。

はじめにざぁっと 食前酒、甘海老のお通し、酢の物、煮物、椀物が。
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あっ、この食前酒の梅酒、オイシイ!
敷地内の梅園で採れた梅を使ったという自家製梅酒。
しっかり甘いのに爽やかでコクもある。細かくクラッシュしてくれた氷もいい感じ♪

既製品でも自家製でも、おいしければどちらでもいいのだけど
自家製が口にあうと何だかこの旅がツイてるような気がして嬉しいんだナ。

お造りは三種。
キンメダイ、地アジたたき、甘海老。
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地アジは味噌とショウガが効いた、なめろう仕立て。
うーー、おいしいなぁ。。

一匹しかいない甘海老・・・ひゃぁーーー、おーいーしーーー!!!
ぬるっとしてなくてすごく甘いし、なんかモチモチしてる?
…はじめての食感だぁ。。

どの品も器も味付けもなかなか上品、包丁の入り方も仕上げも細かく丁寧で
普段から旅館の食事にはまったく期待してないネルは、正直かなりびっくり。

口替りは宿の名物、
「伊勢海老唐揚」
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半身を丸ごと唐揚げにして、伊勢海老のダシがきいた濃い口の甘タレにからめてある。
これ、結構身がつまってる方なんじゃないかな。

仲居さんに このタレとごはんがよく合うんですよ、と教えてもらったので
ごはんのおひつが来るまで手をつけないでしばしガマン…
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苦労して身をほぐしていると、ポロッと大きなひとかたまりが。
あ、こんなに大きい身がある!ふんふん、これぐらい大きさがあればプリっとした噛み応えわかるナー

伊勢海老って見た目はいいけどあまり食べるところはないし?
味もぼやけた印象だったから、なんだかウレシイ。

あっ、確かにこのタレも、
伊勢海老のダシも効いてて海が近い旅館の料理、って雰囲気あるある。

止椀は 「しったか味噌汁」。
具には初めてみた小粒の巻貝、 しったか が入っている。
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楊枝でくるっと身を取り出す ながらみ に似た貝らしい。
これも伊豆の海でとれるのかな?

びっくりしたのは一緒に入っていた、赤い海藻。

何なに、このプリコリ弾力感は!!
さっきまで海の底で生きて呼吸してた?ってぐらい、生き生きぷりぷり。

口の中へ入れてもへたれることなく元気にプリップリッのまま(笑)
うわーーー、新鮮ってこういう感触なんだぁぁぁ。。。


ご飯もおいしいし、お茶もおいしいし。

はぁーーー、満足しました♪

デザートは甘味で出してくれた 黒蜜の葛きり。
フレッシュの桃と葡萄が入っていて、これはこれでまた贅沢。
おいしいなぁ。。

見た目にものすごく繊細とか豪華とか、食材が珍味とか高級とかではないけれど
どれもきちんと手づくりなのか、どの品も食べ疲れないし、すとんと胃の腑に馴染む味。

今回は食事お手軽プランで派手さはないけど、コース全体の平均値がこれほど高いならぜんぜんOK。
この内容なら納得の味と量。

あーー、はじめて旅館の夕食に満足できたのかも。。


食後は大浴場と部屋の露天&内湯をハシゴ♪
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部屋の内湯を源泉ママに近い高温で入ったら、案の定ピリピリッと足に来る感触が。
わっ、やっぱり塩化物泉だ(笑)。

宿の人に用意してもらった布団にごろ寝しながら、ここまで来てもやっぱりテレビ。
わーー、テレ東映ってる♪ 好きなんだ~
静岡でもどこか早くネットしてくれないかなーー。。

離れ屋の木戸や木製窓枠は折からの強風にあおられて、ガタゴト大きな音を立てている。
そこそこ気になるぐらいの音量だけど、雨戸の出し方が分らないからそのまま。
知らない間に寝入ってしまっていた。


正直、部屋出しの食事の支度や布団の上げ下げで常に人の出入りがあるし、
小さな冷蔵庫は枠にはまった飲料を引き抜くと課金される懐かしいタイプで
持込のペットボトルを入れて使えるスペースがない。

庭園やプールの手入れがもうひとつだとか、
外廊下は湯上りの浴衣で歩くには雨・虫が気になるとか、
部屋の鍵が一つしかなくて二人で大浴場に行くとき不便だとか。。。

最近の和モダン旅館の常識と比べたら
それこそ言い出せばキリがないほど気付く点はありそう。


…でもね、ネルもA氏もなんかこの宿、気に入ってしまった(笑)。

二人とも仕事上、これまでわりといろんなホテル・旅館に泊ってきて。
だから資本力にモノをいわせてずんずん進化していけるホテルと違って、
家族経営がキホンの旅館に過大な期待はしていない。

なのにここはなんだろう、

広大な敷地でそよ風に揺れる花や木々とか
年月を経た離れと客室風呂の懐かしい手触りとか
気兼ねなく使える溢れ出る自家源泉とか。。

昔から持っている側の人の余裕、おおらかさ、とでもいうのかな。

離れだから誰の目も気にせず、っていうだけじゃなくて
一時でもそんな側に立った気分?にさせてもらったことで
何にも気張ることなく、落ち着いてゆったりと、マイペースで過ごせた気がする。


朝食もあっさりしているけど、おいしい。
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小粒の自家製梅干し、紫蘇と塩だけで漬けました!って感じの真っ当なしょっぱさ。
はーー、お茶がおいしい。

いいことだ♪

すぐにチェックアウトの10時。
時間が足りなくてもう一度大浴場に行けなかったのは残念。

帰りのクルマのなか
「オレ、この宿気に入ったよ」
と、いつもは宿に対して斜め目線のA氏が珍しく前向き発言。

はじめてリピートできる宿になる、、のかな…(笑)
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by gaisyoku_calendar | 2010-09-30 11:24 | 旅先_伊豆の[が]

宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]

遅めの夏休みを過ごしてきました♪

伺ったのは河津桜で有名な 東伊豆 河津温泉郷・谷津温泉、
創業明治6年の和風旅館 「離れ家 石田屋」さん。

客室露天風呂がブームになる十数年以上前から
全11室の離れすべてが温泉の内湯と露天風呂付き。
プライベート重視のお忍び系?として一部の人の間では有名だったらしい。

昔飲み仲間だった年上の男性のひとりがここの大ファンで
泊りに行くたび、高かったけど良かった良かったと自慢するだけし倒して
話のオチは毎回同じ 「オマエにはまだ早い !」 (笑)。

そんな旅館に私も泊れる年になったんだな~。。
もちろんかなりお得なプランを発見したからですが(笑)。

あーーー、ちょっとだけ感慨深いかも…
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■離れ家 石田屋 [温泉旅館]
賀茂郡河津町谷津226
0558-32-1001

河津の海水浴場から徒歩5分。
あたりは観光地とは思えないほどのどかで、当たり前に落ち着いた静かな環境。

歴史のある温泉宿の良さはいろいろあるけど
なかでも重視したいのは、自前の源泉を持っているところ。

そうだよね、源泉持ってるから温泉宿でもやろうか、ってのが自然な流れだろうし。

もちろんここも自家源泉は余裕の2本、湧出量は各毎分100l以上で100℃と56℃。
しかも100℃の源泉はイマドキ貴重な自・噴・泉!(この目で確認はしてませんが)

こんな鮮度のいい温泉を自分たちだけでざぶざぶ掛け流しにできるなんて…
ふー、最高の贅沢だ!

楽しみ、楽しみ♪
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通されたのはアップグレードしていただいた(ウレシイ♪♪)平屋の離れ。
外廊下をずずずいと進んでいちばん奥まったあたり。

カラカラと玄関をあけて、ふつうの家のように玄関をあがる。
化粧の間から次の間5畳、本間10畳とつづき、広縁、内風呂、露天風呂、専用庭。

建物自体はかなり年月を経ているようだけど
必要な箇所はポイントを絞ってリニューアルや手入れをしてあるので違和感はなし。

畳もキレイ、広縁の床も夏仕様にしてくれてある。
ウレシイ♪
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広縁の先にはあたたかい手触りの木枠の網戸。
カラコロと軽くすべる網戸を開けると目の前には専用庭。

あそこに彼岸花、目の前は梅の木です、と仲居さんが教えてくれる。
部屋からの景色をきちんと案内してくれるのって、現場の人たちは当たり前なんだろうけど
これがなかなか、継続してはできない心遣いだと思う。

雨に濡れてしっとり、緑が濃い。
促される間もなく広縁のイスに腰掛け庭を眺めてしまう。
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用意された下駄を履けば直接庭に出て散策できる。
池は隣の離れまで繋がってるので二棟で庭を共有?って感じかな。
立ち木の奥には宿が所有する大菖蒲園が広がっているそう。

昭和テイストの立派な布張りの応接イス。
意外にも座り心地バツグン。
しっかり沈み込むのに背中から肩、腰、太ももまでぴたっとほど良くホールドしてくれる。

ふーー、それにしてもいい風入ってくるな。。

山の緑の湿った空気とほのかな潮の香りが入り混じって、
海の温泉場らしい心やすらぐ香り。

なーんか、こういうのが気持ちいいなぁ…。

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客室の内風呂はヒノキの湯船、浴室は梨地の石材とヒノキづくり。

ハァーーー、こういうお風呂、待ってました!!

湯船は肌当たりのやさしい、あたたかな木造りが一番だと思ってるネル。
メンテナンスや耐用年数を考えたら新しい宿では考えられないチョイスかも。

しかもこの石の床!
肌理細かく、かつざらっとした足触り。

このさらりとお湯が抜けて、足元が湯温でほど良く暖まる質感がたまらない!
湯気だって普段よりやさしく立ち昇っている気がする。

箱根あたりに行けばまだまだ古い石造りの浴室が現役で頑張っているけど
伊豆ではあまりみかけないんじゃないかな。

これも歴史のある旅館ならではの特権♪

蛇口をひねれば、かなり熱っつい温泉がじゃばじゃば、と。
いい湯加減~とはいかず、もちろんこのまま貯めても入れない。
かといって水道水でうめるのもせっかくの掛け流しがもったいない…

でも湯船に半分ほどぬるい温泉がたまってるのをみると、
入る頃に熱い温泉を足して適温に、って宿からのメッセージかも?
ちゃんと確認してみればヨカッタ…

ウン、こんな感じでお湯につかるまでにひと手間はあるけど、ネルは大丈夫。
でも面倒と思う人も多いだろうな。。

この辺が歴史ある宿の好き嫌いが分かれるとこなんだと思う。
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脱衣所から続く引き戸を開ければ、岩造りの客室露天風呂。
首までつかれるほど深く、大人二人が入ってちょうどいい広さ。

露天風呂の方はいっぱいにお湯が張られていて、
親切な仲居さんが「適温になっていますので」と案内してくれる。

やっぱり先に露天風呂に入りたい人が多いんだろうナ。
でもネルは泉質が同じなら室内か露天かより、湯船と浴室の材が何かが大事。

だから木と石の内風呂の方が好き(笑)~♪


ささっと荷物を整理して館内散策へ。

11棟の離れは外廊下と庭の小道でつながっている。
外廊下のあちこちに用意された下駄と番傘で敷地内の庭園へ。

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本当は入りたかった、通年利用可の温泉プール。

ふつうのプールに高床式の休憩用キャビン、かわいらしい花形の子ども用プールも。
プール周りや周囲の緑はすでに季節ハズレのせいか手入れは?かな。

天気さえよければ水遊びぐらいしたかったけど
気温の低さに見学だけで終了。
いちおうビーチサンダル持ってきたんだけどナ…、残念!

敷地の奥に広がる600坪の花菖蒲園。
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ウワー、広い!ちょっとした公園よりよっぽど広いぐらい。

菖蒲の品種を書いた木札があちこちに置かれている。
もうコレは一般公開できそうなほどの規模。

花菖蒲の合い間をぬって流れる小川の先には水車のかかる池もあって、
季節にはカルガモが子育てに来たりホタルも舞うそう。

飛び石に導かれた東屋でひとやすみ。

ふーー、この旅館てホントに広いんだなぁ。。。。
敷地1万坪ってあったけど、どこまでなんだろ。

あっ、向こうに少しだけ見えてる屋根。
ネルたちの泊ってる離れかな?
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by gaisyoku_calendar | 2010-09-27 18:56 | 旅先_伊豆の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


by gaisyoku_calendar
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