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カテゴリ:旅先_京都の[が]( 17 )

京05 あじ花  [京都・祇園]

「一年に一度、一見のお客さんやね~」 by笑顔

大将の軽いジャブ!?で始まった「あじ花」。
京都の店で一見さんやねって宣言されたの、初めてだ。

祇園とはいっても観光客とは全く縁のなさそうな細い一般道、大和大路の商店街。
コインパーキングや酒屋、草履屋、仕立て屋、八百屋といった小店が立ち並ぶ界隈を
さらに横道に入って路地傍にひっそり店を構えているのが「あじ花」だ。
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■あじ花 [京料理・割烹]
京都市東山区大和大路四条下ル大和町15
075-541-2781

「誰に聞かはったん? うちとこは紹介のお客さん以外、めったに来ない店やしな」
明るく聞いてくる大将。
って大将、ガイドブックに載ってること忘れてるらしい。
でも嫌味じゃなくて、ほんとに興味あるみたいな聞き方。

彫りの深いなかなか男前な顔立ちの大将。
60代前半位だけど、髪も目も黒々とイキイキしてる。
けっこう話好きな感じ。

でも。
今日は一人いる若い衆を他所の店に貸し出してしまったそうで、大将ひとり。
カウンター、小上がり2席の店内にお客はネルたちのみ。
さみしい店内。

ネルたちが京都人でも紹介でもないと分かって戸惑いぎみの大将。
そうでっか、一見さんでっか…。自分ひとりで知らんお客さん、やりづらいわぁ
そんな大将の心の声が聞こえてきそう。

料理は予約のおまかせ。筍がメインの予定。
先付はもずく。

まずはビールで乾杯。
出てきたコップは極薄はりの透かし文様入り。
やっぱこうでないと♪フツウのビンビールでもとびきりおいしく飲める。
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「桜見ましたかいな。京都は観光でっしゃろ。そしたら京都らしいもん出しますさかい」
なんだかぎこちない空気のなか、会話の糸口を探そうとしてくれる大将。
さっきから何度も同じ、円山公園の桜の話をしてくれる。

こういう店を予約しておきながら、
ネルもA氏も、カウンター越しの大将と場を持たせる会話がどうも上手くない。

もともとA氏は人見知り。
自分から話題を提供して場を盛り上げるタイプじゃない。
ネルもどうかといえば、静岡とは勝手の違う京都、
ベタベタの観光客と思われたくないせいか、あれこれ聞くのがためらわれる。

ネル・A氏とも各人それぞれ京都とのうす~い繋がりを話しつつ、大将との会話に精を出す。
ネルたちの意思を汲み取ってくれたかどうか、いろいろ京都らしい話をしてくれる大将。

しかし大将、ネルのふった話題が分からない&興味がない時は、かる~く知らんプリ(笑。
や、職人さんはそういうもの。

お造りは明石の鯛。かつてないコリコリ具合。
器は舟形、盛り付けはごくごくあっさり。
わさびはほの甘い、おろし立て。
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あまりの飾り気のなさに
そうか、この店は京都人がほっこりするために来る店なんだな
と今更気づく。

さて。
そうは言っても店の空気に慣れてくる。
ほの白く光るカウンターの触り心地、ほんとにやわらかい。

何のコーティングも施されてない木肌のままのカウンター。
まな板みたいな表面、赤ちゃんの肌のようにつやつや染みひとつない。
片手いっぱい広げた位にしっかり分厚い側面には、削りたてのような木のささくれまである。

「大将、このカウンター最近換えました?」
「もう店と一緒やし20年経ってますわ。若い衆が毎日いっしょけんめい、磨いてますし」

へええぇ~すごいな~。
寄りかかっても、コップを置いても、柔らかく受け止めてくれてすっごくラク。
静岡でこんなカウンター、見たことないなぁ。

「今踊りやってますさかい、見てったらええのに」
「宮川町の舞妓はんでひとりきれいな子がおってねえ…」

そうそう。
ネルも一度「祇園おどり」を見たことある。舞妓さんなんてまだ高校生くらいの年だから、もともとキレイな子とそうでもない子の差はかなり激しい(失礼)。

お客さんを迎えに舞妓さん・芸妓さんが来ることもしょっちゅうだとか。
そうか、舞妓さんといえど人気商売、同伴(とは言わないのかもしれないけど)もするんだよね。

それにしても大将、観光客向けの話題に難儀してる様子。
こちらも何を話せばいいか分からず、料理と料理の合間にしばしばし~んと間が空く。

はあ~、素直に観光客向けの店にしとけば良かったかな
なんか大将に余計な気ぃ使わせちゃって、悪いなあ…
A氏、もっとがんばって話繋げよ!(ってネルよ、オマエもな…)
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そして出ました、A氏の目の前に、筍どーん!
ネルの顔ごと入る位の大きな鉢に、ガツンと盛られた「筍の直か炊き」。

思わずA氏の鉢を覗き込むネル。
根の方も穂先も中間も部分が全部入って、箸で持つのがツライ位一つ一つのカットが相当大きい。

鉢も筍もあんまり大きいから、てっきりA氏の鉢から取り分けるんだと思ってたら
ネルの前にもどーん!同じものが。
うわ、びっくり。この大きいの、ひと鉢でひとり分だったのね…。

「それ塚原産の筍ですわ。同じ筍言っても、藪の手入れの具合でうんと味も値段も変わります」
「硬いでっしゃろ。その硬いのがほんまの筍のおいしいのですわ」

そうなんだ~、ワインの畑のようなの、筍にもあるんだ。
考えたことなかったなあ。
確かに噛み応えたっぷり。シャキっと、コリっと。
これ筍の硬さというより、カットが大きいから?

大きく口の開かないネルは途中で食べ疲れ。
「うまいうまいうまい」とハイスピードで平らげるA氏におすそ分け。


「たいのたい、知ってまっか」
は?何ですと?
「鯛の鯛」。

焼物は明石の鯛のカマ焼き。
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鯛の鯛とは。
すべて魚のカマ(胸ヒレのある辺り)には、魚の形に似ている“骨”の部分があるそうで。

とくに鯛の骨はその姿が美しく、江戸時代から縁起物として喜ばれてきたそう。

ネルはピンと垂直にたった見事な胸ヒレの鯛カマと格闘中。
タイノタイ??にはピンと来ず、二人の視線は無視。

いまいちな反応のネルに業を煮やした大将&A氏、一緒になって
「ほらっ!!」
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んんっ、、、何じゃこりゃ。。
目の前に突き出された、薄骨片。

まだ分かんないの、と冷たく結託する2人。
さっきからの話を総合すると、あ~~~~、たしかに・・・

カマ肉の隙間からぺこっとはがされた薄白い骨片、丁寧に魚肉をそがれたら・・・、
大きな目と背びれ・腹びれ、尾っぽがあって、魚に見える??

「これ縁起もんでっさかい、舞妓はんなんかえらい喜んでもって帰りますのや」
「ぺたっと壁に貼りましてな、一ヶ月もして飴色になったら財布に入れますのや、金運ようなるって」
(もうせっかくのええもん、分からんお人やなぁ)

わわわ、確かに大将、それはピンとこない私が悪かった~
や、なんかまだ緊張してて、そこまで頭が回らなくって。
せっかくの気遣い、乗り切れなくてすみませぬ。

A氏、俺は知ってたよ、ってな顔つき。
だったらもっと大げさに喜べって!

二人前出してくれた鯛のカマ、つまり鯛の鯛も2匹分。
ネルの鯛の鯛の方が立派♪
ヤッタネ、私の方が金運あるらしい

その間A氏は焼酎2杯目。
大将も勝手に飲っている。どんどん飲んでくださいな。

京都らしい料理はまだ続く。
粟麩の焼物
白魚の揚物

そしてネルの大好きな、湯葉!
「湯葉刺しですか!?」
大将、「くみ上げ」。
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あら。
筍も焼きが良かったし、湯葉も刺身が良かったけど、一回目からはなかなかね。

あったか、ほわほわの湯葉がピンクの素敵な器にたっぷり。
めくってはがして、なかなか減らない。
ほんのり甘いあったかいご飯みたい。素直な味だ。

穴子寿司
そして豆ご飯。

「ええ志ば漬ありますさかい、土産に持って帰りなはれ」と豆ご飯をよそう大将。
んん、なに?

出てきた豆ご飯、カウンター越しに見えるフツウの炊飯ジャーからよそってる。
でもちっともがっかりしない。
おいしければ、押さえてるとこ押さえてれば、気取りもハッタリもいらないんだよね。

豆ご飯と一緒に出てきた志ば漬、若い衆の知り合いの実家が漬物屋さんで、そこの一品だそう。
材料は、茄子・茗荷・赤しそ・塩。
これだけ。
調味料とか保存料とか一切ナシで漬けた、800年以上!続く自然な漬け方を今も続けてるらしい。

確かにミョウガもナスもイキイキして、摘みたての野菜の頃の風味がたっぷり残ってる。
実家のおばあちゃんが漬けてくれたような、やさしく冴えた味。

ふ~~ん、ふ~~ん、はじめてだぁ、こんな野菜モードの志ば漬。
箸が進んで、豆ご飯も完食。

もうおなかいっぱい。
一つ一つの料理、すべて素材勝負。体にいいものばかり食べた気がする。
ビールも全部飲んだし、A氏も焼酎で顔が赤い。

「そろそろお会計しましょか」
おっ、大将仕切りが早いね!
いいタイミングで声かけてくれる。

奥の冷蔵庫から出してきたのは、きちんと包装紙に包まれた志ば漬。
あーーお土産って言ってたのは、余ったの包むんじゃないんだ、
ホントの手土産なんだ~、ひぇ~なんか悪くないかぁ~。

ホントのサプライズは会計のとき。
「いい筍食べてほしいし、1万円位で」と予約時言われていたのにも関わらず、
出された会計は2名で1万8000円!

えぇっ、おまかせの料理だけで1万円じゃなかったの・・・
それも酒、志ば漬、鯛の鯛!?込みで?(サービス料とか祇園の場所代は・・・)

酔い心地のA氏、どんどん店を出てく。
なんか、望外によくしてもらったような気分。
でも「おいしかったです」以外にお礼の言葉が出てこない。

きっちり外まで見送ってもらい、後にした「あじ花」。

はぁ~、オツカレサマデシタ。
結局ラストまでネル達と大将のマンツーマン。
ネル達の予約がなければ、大将店休めたのにね(そう思うと申し訳なく)。
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緊張したし、おいしかったし、色んな話いっぺんに聞けたし、ちょっとネルには背伸びしすぎた店だったかもしれない。

京料理の素材の旬が短いことをたくさん話してくれた大将。
ネルの客としての格は足りなかったな…。

一見のネルたちを、きちんと楽しませようとしてくれた大将。
会計もどうなんだろう、正直相場が分からない。けどオマケしてもらった気がする。

いつかはネルも、大将を楽しませながら食事できるような粋な人になれたら、ね。
いい思い出、いっぱいもらった「あじ花」。
鯛の鯛、早く飴色にならないかな♪

<今回のお会計>
1万8000円・2名/おまかせ×2名、ビンビール1本、焼酎2杯

<店を出て>
ネル:★★★★☆/気さくで粋な、京都の割烹
    普段京都で高級店に行き慣れた(行き疲れた?)人が贔屓にする店、な印象。
    大将、話好きでいい人なんだと思う。
    女性よりは男同士、ひとり二人の気軽な飲み・食べの場にぴったりかも。
    
A 氏:★★★★☆/かなり気に入った
    他に客がいなかったせいか、すごい接待してもらったみたいで悪かった。
    筍おいしい、夏の鮎・鱧も食べ行きたい。
    京都行く予定立ーてよ。
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by gaisyoku_calendar | 2006-05-04 18:32 | 旅先_京都の[が]

京04 ヴィタメール  [京都・四条高倉]

京都らしい老舗&有名店が充実して、京都のデパ地下でイチバン大好きな大丸♪
ポールボキューズのパン・ド・ミーが定番だけど、最近目覚めたのが
ベルギー王室御用達の「ヴィタメール」。
ショップ併設のイートインスペースでちょっと休憩~

■ WITTAMER ヴィタメール [チョコレート/ケーキ]
京都市下京区四条通高倉西入立売西町79 大丸京都店B1F
075-211-9440
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ジャーン!「チョコレートパフェ」1200円!
おぉこの値段は~~、、けどオイシイぃ…。

ロゴがプリントされたチョコプレート、クッキーチョコバー、二種類のチョコレートアイス、高脂肪分生クリーム。

とにかくチョコソースが、普段口にするのと全然ちがう。
キラリとなめらかに光る艶、チョコソースとして最適なするりとした口どけ。

今流行のカカオ高配合のだと思うけど、甘すぎず奥行きある香り。


はじめの2・3口より、半分くらいまで食べなれてきた頃の方がもっとおいしく感じる
不思議なチョコレートパフェ。
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生ケーキは「クープ・ド・フータン」。見た目も味も、こっくりプリン!カラメルムースが上品に、渋めにゆったりと甘い。

ケーキを頼んだら、オマケにマカロンと「ご試食にどうぞ」とショップで売っている
チョコレートケーキの小カットも出してくれた。わぁ、アリガトウ…。
アイスコーヒーの氷、溶けても薄まらないようにアイスコーヒーで作ってあって。
ウレシイなぁ。

スタッフのお姉さん、荷物置きのイスを用意してくれたり話し方もサービスもごく丁寧。
ホテルのケーキショップで食べてる気分が近いかなぁ。
決してお手ごろ価格ではないけど、まぁいっか!と思える総合力があるんだよね。

どのケーキもキレイだけど、テイクアウトできない「チョコレートパフェ」。
チョコ好きなら一度は食べてみる価値アリ♪

<今回のお会計>
2310円・2名/チョコレートパフェ1200円、クープ・ド・フータン450円
         アイスコーヒー550円

<店を出て>
ネル:★★★★☆/飽きずに食べ尽くせる、貴重なチョコパフェ
    かなり甘いのに、食べ始めるともっと食べたくなる大人味パフェ。
    チョコレート類、どれも食感と味のバランスがピタッと決まってるのも楽しい。
    生ケーキ、もっと食べてみたかった~

A 氏:★★★☆☆/高いんだね
    女の人ばっかりだなあ。
    クープ・ド・フータン意外とおいしかったよ。
    静岡のデパ地下にこんなのあると喜ばれそうだね。
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by gaisyoku_calendar | 2006-04-27 23:22 | 旅先_京都の[が]

京03 オ・グルニエ・ドール  [京都・堺町錦]

せっかく京都でスイーツならイチバンの有名所から、と選んだ「オ・グルニエ・ドール」。
高名なフランス人パティシェに師事し、各店の製菓長を歴任した主人の店らしい。

01年オープンの店は京都の台所として人気の「錦市場」からスグ近く。
長い通路の奥に店舗スペースがある、いわゆる“うなぎの寝床”なパティスリーだ。

■AU GRENIER D'OR オ・グルニエ・ドール  [ケーキ]
京都市中京区堺町錦小路上ル527-1
075-213-7782

と勢い込んだものの、や~、並んだぁぁ~。
前日は8人くらいの行列に断念、今日は5人でどうだ!と並んだものの、約1時間待ち。

行列はイートイン待ちの人のみ。テイクアウトのお客さんはネルたちに申し訳なさそうに、
でもずんずん通路を店内に進み、大きな紙袋をさげては出て行く。

ネルたちの必死の会話もそろそろ底を尽き、気だるい空気が蔓延しはじめた頃
やっと店内へ。

グリーンが随所に置かれた狭い店内は、お客さんとスタッフで大混雑。
南フランス風の黄色やグリーンや青の鮮やかな小物・雑貨・花のフレームで
壁もどこも余白を許さずめいっぱいの装飾。
さらに厨房と店内を仕切る、鮮やかな青の柱とフレーム。
色とりどりに可愛らしく。う~んこの店作り、気合イが違うね!

前面にラウンドしたショーケース。
本物のフルーツと小さなケーキが前に奥に、上に下にと優雅に並べられている。
ホント、パリにいったらこんな感じなんだろうな~。
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頼んだのはベーシックに「リンゴのタルト」「パリブレスト」「イチゴのショートケーキ」。
「パリブレスト」、アーモンドのクリームがねっとり絡み、程よく甘い。
「イチゴのショートケーキ」、う~んフツウかなぁ。

「リンゴのタルト」、うすーい生地とリンゴが両方パリッと、食べやすくて香ばしい。
タルトの底の裏までシュガーでパリパリ!
これはコーヒーともぴったり。小さいからどんどん食べて、すぐなくなっちゃう~。

あ~、でもこの名物の行列。ナントカならないかなあ。
ケーキやお店と同じ位工夫して、お客さんの時間も大切にしてくれたらうれしいのにね。。
予約制してみるとか、曜日限定時間制導入とか、どう??(←勝手にCS改善提案)

たくさんいた20代位の若いスタッフの子達。
みんなきちんとしてるのに、表情に元気がないのが気になったし。

やっぱり混みすぎ、待ちすぎは、誰にとっても良くないネ(・・・反省)

<今日のお会計>
2150円・2名/リンゴのタルト310円、パリブレスト420円、イチゴのショートケーキ450円
         アイスコーヒー500円、ブレンドコーヒー470円

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/一見の価値ある演出&店作り
    あの密度の濃い空間、買わずには帰れない迫力。
    行列用?にも思える「うなぎの寝床」な店舗も京都ならOKかも。
    スポンジ系よりタルト系がおすすめ。

A 氏:★★★☆☆/待ちくたびれたあ~
    おいしかったけど、もう一回並ぶ根気はないよ。
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by gaisyoku_calendar | 2006-04-25 22:42 | 旅先_京都の[が]

京02 御料理 てら川  [京都・大和大路]

二日目のお昼も、和食の王道で♪
茶懐石で有名な「炭屋旅館」で、長年料理長を務めていた主人の店。

祇園南側、建仁寺から鴨川に向かってずずーーっと下っていく。
乳母車つきおばあちゃんズがのんびりお散歩してる、庶民派商店街の中に
とつぜんひょっこっと店はある。
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■御料理 てら川  [日本料理]
京都市東山区松原通大和大路西入ル弓矢町25
075-531-0208

席はがら~ん、ネルたちまたもや一番乗り!
カウンター6席の一番入り口側の席に案内される。奥には個室が2つ。

奥の坪庭が見たかったので「あの~、あちらに移りたいのですが、、」遠慮がちに声をかけるも
「お席はこちらになってますのでっ」仲居頭さんにぴしりとダメ出しされる。
分かってたけどさ。。

料理長、若い衆二人、仲居さん二人、おかみさんと計6人。
カウンターの向こうで無言で盛り付けをする60代らしき料理長と
一言も発せずそばに佇んでじっと指示を待つ10代の若い衆。

二人とも決して表情を崩すことなく、粛々と料理を仕上げていく。
修行してるんだろうな~、大変なんだろうな~。
どれも造里のほかは、盛り付けするだけの状態に準備されている。

コースは5000円。
料理の盛り付けはシンプル、彩りは控えめ。
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盛り込まれた一品一品、必要な分だけ細工が凝らされてその集合体の器の中は、何かの伝統工芸品のような迫力。

味付けはどれも淡く、気を張っていないと通りすぎてしまいそうな繊細な味と風味。
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筍は今回の京都のなかで一番。
コースの途中で出てきた桜餅を模したお寿司がかわいい。
ちらし寿司を巻いた極薄の玉子焼き、表はさらっと内はとろっと絶品。
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お吸い物のお米入り、みたいな初めての食感の季節の雑炊。サラリ、ピシッと出汁が決まっている。

筍のお椀の漆器。持ったときの重みのバランス、ゆったりしたカーブ。難しいことは分からないけど、肌がしっとり、水分含んだみたいに感じる。や、ホントに!

13時に近くなる頃は満席。
ネルの座りたかった席には20代半ばのお嬢様二人連れが。

オペラ観劇用のようなゴージャスシックなカーキ色のセットアップドレスがお似合い。
ところどころヘビ側のラインで縁取られ、迫力あること。
やっぱオーダーメイドかなぁ、関西のお嬢様って感じだな~。


しかも、びっくりなオマケが三つ!

[1]ここに来る前に買い物してた茶わん坂の陶器店Aで
   ネルが買おうか5年越しに迷っていた皿。
   それと全く同じの!がデザート皿で出てきた!

[2]なんと、今度は茶わん坂の陶器店Bで、ネルが買おうか迷った
   背の低い蕎麦猪口のような小皿が、漬物皿で出てきた!

[3]実は、この店に着く途中の十字路で、その陶器店Aのおばちゃんが
    なぜか自転車でぴゅーっと現れる。(Aを出て、1時間以上はたってるハズ)
   「あんたら、どこ行かはんの!!」

   店名を告げると早口で道順を指示し(実はちっとも分からなかった)
   「てら川さん、おいしいえ~」
   と言い残し、またぴゅーっと行ってしまった…。

うわっ、京都って狭いや。でもなんか楽しい!

<今日のお会計>
12300円程度・2名・サ10%/お昼のコース5000円×2名、エビス(中ビン)700円

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/もう3年、5年後に来たい店
    初めて食べる&見る味や一品が多かったぁ~。
    このクラスを食べ慣れた人には、敷居も高すぎないしお値打ち感
    あるんじゃないかな。器はネルと趣味が近いか? 

A 氏:★★★☆☆/上品でおいしい
    玉子焼きすごい。料理人の技術って感じがした。
    親方の一挙一動を気にして若い衆が頑張ってる姿、いまどき貴重な光景。
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by gaisyoku_calendar | 2006-04-22 22:05 | 旅先_京都の[が]

京01  陶然亭  [京都・祇園]

京都初日のお・ひ・る♪
05年10月にオープンした日本料理店「陶然亭」を予約ズミ。

骨董の小店やギャラリーが立ち並び、祇園一帯のなかでも比較的落ち着いた
新門前通り、女性誌にもよく登場する染色店「染司 よしおか」の斜め向かいだ。

f0106938_21105953.jpg■陶然亭  [日本料理]
京都市東山区新門前通大和大路東入ル西之町223-3
075・561・8024

手織りのような生成り色の渋い暖簾、鉢に張った水面に浮かぶ赤椿
黒い格子越しにみえるのは、高さ2m近い緑の流儀花。

暖簾に染め抜いた店名のほか、これといって看板もない店構え。
予約してなかったらとても入れる雰囲気じゃない。
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店内はカウンター8席とテーブルがひとつ。
内装は京都の老舗「唐長」の唐紙(襖や壁紙に使われる和紙のことらしい)をふんだんに使ってコーディネートされている。
天井の濃紺に近い、真っ青な雲流柄が鮮やかに目を引く。

料理人のご主人と奥さんらしきサービスが一人。
客は私たちだけ。

坪庭の見える一番奥のテーブル席へ。
まだ30代後半位に見える奥さん、「オープンしたばかりなので、どうぞご贔屓に」
なんて人懐っこそうに挨拶してくれる。

観光客ウェルカムな話しぶりや飾り気のない笑顔から、販売系のサービスを
経験してきた人のような印象。
なんだ、こりゃ意外と気ラクでいいや☆

料理は3000円のコース
先付/青海苔の和え物(菜の花、長芋、蕨、茗荷)
造里/あぶらめ、鱒、海ぶどう
お椀/筍と若布炊き合わせ、木の芽
焼物/鱒の幽庵焼き、空豆焼、野蒜酢味噌添え
揚物/たらの芽、蕨、蕗の薹
お食事/山椒じゃこご飯、漬物、番茶
デザート/クレームブリュレ
コーヒー

先付を一口食べて「もうこれだけで満足かも・・・」
としばらく箸が止まるほど鮮烈な印象。
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青海苔のさわやかで柔らかい磯の香りがふわっと広がる。
数ミリ単位で正確に切り分けられた長芋、とろっと青海苔が絡まって
なおシャキッと噛み応えあり。
菜の花をベースに、蕨、茗荷も上品なアクセント。

居酒屋さんや小料理店のおいしい料理とは明らかに違う
日本料理の整然として、どこにもスキのない味。
あ~~やっぱり京都に来てよかったぁ~。

器も楽しい。
有名料亭から独立したご主人が修行時代コレクションし続けていたものだそう。

素人目にも、これってアンティークな気がしない??風な、ぽってりと味わいのある器が
次々出てくる。ミニ片口のような濃いエメラルドグリーンの醤油皿、聞けば古伊万里だそう。
ネルは初めて古伊万里で食事しました(←カミングアウト)

料理を出すたびきちんと、楽しそうに料理の説明をしてくれる奥さん。
全体お早めなネル達にあわせて、すぐ次の料理を出してくれるからとってもラク。
これは他にお客さんがいなくてラッキーだったかな。

鱒が二回出てきたのは残念な気もしたけど、それで3000円に納まるならネルはOK♪
お造里二種もさびしいけど、魚なら静岡でもおいしいもんね。

きちんと旬の短いおいしいもの、
海ぶどうや、たらの芽・蕨・蕗の薹といった春の山菜が食べられたのがウレシイ。
京都にきたなぁ~~って素直に喜べる。

小さな器に上品に盛られたじゃこご飯、遠慮しいしい食べてるA氏。
空いた器を下げながら奥さん、「おかわり、いかがですか」とあっさり声をかけてくれる。
「はいっ、お願いしまっす♪」とA氏いいお返事。

デザートは水菓子かと思ってたら、意外やロバートナントカ?の赤×金アンティーク角皿
にのった白いココットのクレームブリュレが登場。
コーヒーも同じ西洋アンティーク、さくらんぼ柄の優雅なコーヒーカップで。

コレでやっとナゾが解けた気分。
正統派日本料理を出しながら、ちゃんとお客さんの満足を優先させているご主人
だったんだよね。
奥さんの意見も柔軟に取り入れてくれるご主人、優しいお人やね~(by京都弁)
なんて勝手に想像(笑。f0106938_21243169.jpg

まだできて半年ちょっと。
繁盛店になって予約が取りづらくなったら、コース内容も変わっちゃうだろうな。(寂しいケド、仕方のないことよ)
行くならこの秋までが狙い目かも☆

<今日のお会計>
7200円程・2名/お昼のコース3150円×2名、エビス(中ビン)900円

<店を出て>
ネル:★★★★☆/和食好きの女友達と再訪確実な店
    3000円でこれだけ楽しめれば大満足。
    静かな立地、和モダンで控えめな店内、美しい器など
    今年京都で日本料理を楽しむには、イチオシの店。

A 氏:★★★☆☆/素直においしかった
    京風の薄味だけど、食べやすくてボリュームもそこそこ。
    次は夜のカウンターで大将と話してみたい。
    じゃこご飯最高♪
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by gaisyoku_calendar | 2006-04-20 00:41 | 旅先_京都の[が]

京都から帰ってきました

■京都・三日目
今日の京都は肌寒い、、けど快晴!
泊まっていた宿のおかみさんの計らいで、急遽「都をどり」見物することに。
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世間話もおもしろいし、京都案内を親切に教えてくれるおかみさん。
帰り際「また来ますね」と挨拶したら
「7・8月は暑うて私休みたいから、来るなら10月過ぎにしてや~」(by京都弁)って。
よけい来たくなるって(笑。

[8]朝ご : 宿の朝ごはん/湯葉包みあんかけ煮、湯葉おひたし、おからサラダ、ひじきと湯葉の和え物、筍の煮物、茄子田楽、奴豆腐、赤だし、漬物、ごはん

[9]お茶 : イノダコーヒー三条支店 (純喫茶) 中京区_三条通堺町東入ル


[10]お昼 : 風 景 (定食)中京区_堺町通錦小路上ル

[11]お茶 : とらや/上生菓子 東山区_祇園甲部歌舞練場茶席

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[12]おやつ :祇園辻利/ほうじ茶ソフト_JR京都駅八条口売店

[おみやげ]
 ・文の助茶屋/わらびもち
 ・原 了郭  /黒七味
 ・志ば久   /赤志ば





桜は建仁寺、高台寺辺りを軽くぶらっと。
10食の予定、終わってみれば二泊三日で 12食(食べすぎ、ってやつですか)。。
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何度も行ってる京都も、今回は 桜/おいしいもの/お店巡り/都をどり見物 とこれまでになく盛りだくさん!

しかも親切にしてもらったり、楽しい話が聞けたり、偶然の出会いがあったり京都をもっと知りたくなった旅でした。
お店情報はぼちぼちUPしてきます☆


明日からちゃんと働かねば…。
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by gaisyoku_calendar | 2006-04-17 23:21 | 旅先_京都の[が]

2006春 京都・二泊10食の旅に来ています

静岡では咲き終わりの感がある、今年の桜。
京都は探せばまだまだ、桜満開スポットがあるみたい☆

■京都・一日目
京都駅着くなり、風がぴゅ~~。
ヒンヤリ浸みるような小雨が降ったり止んだり。
今日のメインを桜見物から四条通のお店めぐりに変更。

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藤井大丸のJ・PERIODで
ビール用「うすはりグラス」、親指の納まるへこみのついたロック用「手びねりグラス」、洋食器ディスカウント店で黒の洗えるランチョンマットを購入。



高島屋ではコウモリ&ガイコツ柄の「ディズニー(R)ゆかた」、コルセット風!総レース帯「オビスチェ」(←本気)の「ゴスロリゆかた」を発見!
京都ってやるなぁ・・・と感心?

さて、ごはんは
[1]昼ご : 陶然亭 (日本料理)    東山区_新門前通
[2]お茶 : WITTAMER (ベルギーチョコレートショップinカフェ) 大丸京都店BIF
[3]夜ご : 露地もん (炭火焼&和食) 中京区_新町御池

2005年12月に大丸B2Fできたばかりの
「Fortnum & Mason フォートナム・ アンド・メイソン コンセプト・ショップ」で
「イギリス山食パン(紅茶)」や今月限定の「オレンジピール・スコーン」を
購入。花見小路の宿に帰ってもぐもぐ。両方かなりオイシイ。。

■京都・二日目
今日はなんとか、曇りのち、晴れ!
清水寺参道の「茶わん坂」で豆皿、小鉢、急須、片口醤油差し等を買い込む。
右の「東哉」では刻んだ漬物をのせる清水焼の豆鉢を購入。
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午後は今が桜満開の平安神宮へ。

枝垂れ桜、八重桜の濃いピンクに包まれた
源氏絵巻のような日本庭園・回廊をぶらぶらと。
中国から来た団体さん、多いな~。
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ごはんは

[4]朝ご : 宿の朝ごはん/そうめん、野菜の煮物、赤だし、すぐき・しば漬、ごはん

[5]昼ご : 御料理 てら川 (日本料理)   東山区_松原通松原大路

[6]お茶 : オ・グルニエ・ドール (フランス菓子) 中京区_堺町通錦小路上ル

[7]夜ご : あじ花 (日本料理) 東山区_大和大路通四条下ル



よく食べた~
買ってるものも、ほぼ全部食べ物関連・・・。
う~ん、ネルってそんなに食べること好きなのか?

帰ったら詳しく報告します☆
明日もおいしいモノ食べるゾ!
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by gaisyoku_calendar | 2006-04-16 23:06 | 旅先_京都の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


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