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カテゴリ:旅先_京都の[が]( 17 )

宿13_2011秋・京都_ロイヤルパークホテル ザ 京都

みなさま、
たいへんお久しぶりです☆

本年もどうぞよろしくお願いいたします♪



すでに昨年のことですが、またまた行ってきました
秋の京都へ~♪

11月の第一週はゼミの同窓会、と決まっているので
卒業以来毎年毎年、同じ日程で飽きもせず京都通いが続いてかれこれ10年以上。

ふぅ、ようやっと、
昨年も行ってきました♪


そう、秋の京都はまず、
2ヶ月前の宿予約、9月の激戦を勝ち抜くことから!!

ここ数年、予約は必ず
JR東海ツアーズの 「ぷらっとこだまフリープラン」 のパック商品。

京都への交通手段を新幹線に設定するなら
静岡⇔京都往復のこだま新幹線指定席&ホテル宿泊がセットになったこのプランが、
個別手配や各種旅行サイトを経由するより恐らく一番お得な気がしてるのです。


このぷらっとこだまフリープラン、昔は店頭でしか予約できなかったりweb予約ができるようになってからも
なんだか相当にちぐはぐなシステムでお役所仕事感満載?なサイトでしたが、

久しぶりにサイトに訪問すると
あれ、あの数々多々の不都合がクリアされてる!
とうれしくなりました♪

ただ今でも階層や入り口が複雑で、宿や日程など条件が決まっていてもかなり商品検索しにくいので
グーグルなどでキーワード検索した結果から
直接目当てのページに飛んだ方が早いかもしれません。


京都での常宿といえば繁華街のはじまりの北側、
静岡でいえば本通と呉服町通の交差点に面する静岡銀行本店的?なあたりに位置する
「京都ロイヤルホテ&スパ」。

元は豪華ホテルだったのだろうけど老朽化の進行と部屋の狭さで
今では限りなくビジネスホテルに近いシティホテルに。

でもそこは料金の手頃さと立地の良さで、そこそこお気に入りだったのです。


今年も宿はロイヤルホテル&スパかな~と何気に検索していたら

「ロイヤルパークホテル ザ 京都 開業記念スペシャル」
の文字が!

 へ~、あの日本橋と横浜の “ロイヤルパークホテル” が京都にもできたんだ~

 えぇっ、しかも河原町三条の明治屋の隣?あんないい場所に??

 えっ、そうか、あの東宝会館があったとこだ!!!


■ ロイヤルパークホテル ザ 京都 [シティホテル]
http://www.rph-the.co.jp/kyoto/
京都市中京区三条通河原町東入ル_京都駅直結・地下鉄[京都市役所前駅]より徒歩3分
075-241-1111

10月8日開業というから、泊まるのはオープンから1ヵ月後。
オペレーションも多少こなれてきた頃。

しかも河原町三条といえばすぐそばに高瀬川が流れる木屋町。
祇園や先斗町、錦市場や大丸・高島屋も徒歩圏内。

高級スーパー・明治屋の隣で元映画館のあった場所だから
もうホントに繁華街のど真ん中。
周囲は物販店にコンビニもファストフードも飲み屋も、すぐ目の前に山のよう。

静岡で言えば七間町の北ワシントンホテル、に近い立地かな。

もちろんロイヤルホテル&スパの方が若干お得だとは分かっているものの
やっぱり新しくできたホテルに泊まってみたい。


仮に調べられた範囲での正規料金を確認してみると

大人の新幹線指定席、静岡⇔京都往復の正規料金は
片道@1万150円×2 → 2万300円。
大人2名だと → 4万600円。

ロイヤルパークのプランの部屋はスタンダードorスーペリアの禁煙ツイン。
11月の京都の宿はどこも正規料金でしか予約できないのが通常で
この部屋の正規料金は1室2名で2万6,566円~。

そうするとロイヤルパークに泊まった場合の[大人2名・1泊・食事ナシ]の正規料金は
新幹線 4万600円 + ホテル代 2万6,566円

→合計 6万7166円 ナリ!

う~ん、交通費と素泊まりでこの金額。
高いネ(笑)!!!

一方まったく同条件のJR東海ツアーズ商品はというと、
コレが 5万2000円♪

その差約1万5000円。
うわっ、さすが~♪♪♪

で、いそいそと同日付の2ヶ月前に予約完了~。
めでたく [ロイヤルパークホテル ザ 京都] に泊まってきたのです。

こんな感じで今のところJR東海ツアーズがいいナと思って利用していますが
もし他にもっとお得な予約方法があったらぜひ教えていただきたいです☆

 …

実際泊まってみての施設全体の感想ですが

祇園が近い場所柄か、エレベーターは宿泊者のカードキーをかざさないと乗れない最新セキュリティ。
ベッドの寝心地やリネン類はかなり上質で、インテリアもちょっと気取ったシンプル和モダン。

なかでもバスタブ!
他のホテルでは経験がないぐらい深くてゆったり、肩までしっかりつかれるリラックスサイズ。
底冷えする京都の夜にはぴったり。


ただスタッフの方たちは
まだかなりスキルにばらつきがあるようで。

はじめフロントに足を踏み入れたとき、数人いたスタッフの方が誰ひとり作業から顔も上げず
いらっしゃいませ、さえ発せられない。

若い女の子は宅急便の制服のお兄さんと楽しそうにおしゃべりに興じたまま、
目の前に現れたネルたちを完全無視…

 あれっ、ここあのロイヤルパークだよね?? とにわかに動揺(笑)。

突然の雨に降られ、服も濡れてどうにも困ってしまい、
12時過ぎのインでもアウトでもないに来ちゃったのがまずかったのか。。


 あの、私たちこんなハンパな時間にきちゃったけど、一応今日の宿泊者なんです…


フロントの方はひとこと、

 「 まだ時間ではないので部屋には入れません 」

わ、さみし~、、、(泣)。。


いやいや、いやいや、いや。
それは重々承知してるんですヨ。。。

雨で湿って一層重く感じる荷物を抱えたまま、どこにも座らせてももらえず
せめて濡れた服を拭くタオルを貸してほしい、と言い出せる雰囲気でもなく…

やっと大荷物を預けて、カサだけはなんとか貸してもらえて。。


あれー、、、、
せっかくロイヤルパークにしたのになぁ…


こわばった顔で想定問答集以外の応対は一切しません、
それ以上私に関係ないし~~
な軽い感じの若いスタッフさんが多かったような。


とはいえチェックインして何度か出入りしている中で、
こちらの意図することを汲んで対応してくれるプロな方ともお話できて、ひと安心。

ウン、まだ開業して1ヶ月だもんね。
地元採用の未経験の新人さんが多いんだろうね。

これから育成担当のマネージャークラスのスタッフさんたち、
がんばってほしいナ。

そんなで初めは正直かなりガッカリ、だったけど
最後はまた泊まってもいいかな~って気持ちになれました☆。

来年の京都もここにするだろうから
今度はおいしいと評判の朝食も食べてみたいです♪
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by gaisyoku_calendar | 2012-01-09 01:38 | 旅先_京都の[が]

祇園祭03 宵山_水あずき&菊水鉾搭乗

目に付くまま、あてどなく山鉾を巡っていたネル。

暑い中そろそろ休憩を、と思ってたらグッドタイミング!
鯉山のすぐ近くの和菓子店に露店を発見~

■永楽屋 室町店
京都市中京区室町通蛸薬師上ル西側
075-255-6601

ここはちょっと変わっていて、漬物や珍味なども取り扱っている佃煮と和菓子の店。
四条河原町に本店があって、昔その茶席で休憩したことがあったっけ。

室町店は虫籠窓に格子窓、壁はべんがら色で、いかにも京町家らしい風情ある構え。
白地に永楽銭を黒字で染め付けた暖簾がかけられている。

中に入るとさすがにお客さんでごった返している。
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座れる茶席はなかったけど、祇園祭期間限定という「水あずき」250円をゲット♪。

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ゆるい水ようかんのなかに葛きりが入ったドリンクタイプの「水あずき」。
甘さ控えめで、意外にべたつかずにすっとのどを通り過ぎていく。
やっぱり京都に来たなら、オイシイもの食べないとね☆


でもでも、ふらふら歩くだけじゃなくて実はちゃんと狙いもあったんです。

詳しいことは分からないけど、30ほどある山鉾のなかには
「不老長寿」「縁結」「学業成就」といった神社みたいなご利益を持つものが存在するとか。

元来は八坂神社の疫病退散が起源の祭なのだけど、
せっかくならそんな身近なご利益にもあやかりたい!

ってことで目指したのが、室町通四条上ルの

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■菊水鉾_きくすいぼこ

車輪がついて上に人が乗る、いわゆる「鉾」スタイル。
菊の御紋に唐破風屋根を持つ豪華な鉾だ。
緑の榊がしゃわしゃわとはるか上空で揺れている。
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鉾の周囲は赤や金糸で刺繍された松竹梅に鶴、麒麟、獅子、狛犬が踊る前懸、胴懸。
厚いビニールでしっかり覆われているけど、やっぱり立派だ。
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ここのご利益は「不老長寿」。
A氏のご両親用にとさっそく粽を購入。
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ここでなんと意外にも、粽を買うと「一般搭乗OK」との情報が!
しかも粽ひとつで2人ともいけるというのだ。

山鉾には一般客を乗せて内部を見物させてくれる「一般搭乗システム」
があるのだが、これが実にまちまち。

一般搭乗だけで1000円、粽を買えば搭乗無料、一般搭乗自体していない…
などなど各山鉾によって全くのばらばら。
女性は一切搭乗できない鉾もある。

ネルもぜひ一般搭乗してみたかったけど、どの山鉾で、何時に、料金は…
等の情報が全く調べられなかったので諦めていたのだ。

それがなんて偶然っ♪
ご両親へ粽をお土産にしようと思った、ネルへのご褒美なのか??
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内部は案外に細い木の柱を組み合わせた造り。
他のお客さんと一緒に鉾への階段をずんずん進む。

鉾内で「落ちても一切責任とりません」的な注意書きを発見…。
ううーん、過去に足を踏み外した人っていたのだろうか。

いやいや、登りはじめると確かに高い。

鉾頭といわれる最上部までの高さは、なんと地上25m!
周囲のビルよりもちょっと高いぐらい。

人が乗れる鉾床の辺りまででも、約8m。
階段は隙間だらけのか細い踏み板。

やや高所恐怖症ぎみのネル。
行きはよいよい、帰りは………かな。。(汗)

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上りきった鉾床からの眺めはビルでいったら4階ぐらいかな。
歩く人の表情もはっきり読み取れない位の高さだ。

なんかもう、すぐに気がすんじゃいました。。ハハ。。。
帰りは、ヒーーー、やっぱり怖い!!

はんぱなく階段がスカスカで、スニーカーの足元もおぼつかない。
荷物を全て一つにまとめて、両手でがっちり手すりを持って
そろりそろりと一段ずつ。。

降り切ってほっとしたのもつかの間、なんと目の前に今まさに登ろうとしている
舞妓さん2名と置屋のお母さんが!

桃割れの日本髪に白地に紺の涼しい浴衣。
目線があってもまったく動かない。、というか動かさない。
これぞ本物の舞妓さんの証明だ~!!

たっぷり2秒間見つめ合って静止したあと、ネルが上り口を塞いで
いたことに気づいて後ずさる。
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何事もなかったように登り始める2舞妓さん+お母さん。

あ~びっくりした。。
こんな人出が多い時間にも外出できるんだね。

にしてもネルって日中の舞妓さんとの遭遇率高いなあ☆
ほぼ来るたびに一回以上は会ってるかも。
会えるとなんか得した気分になるんだよね~。

ネルをよそに順調に集印をゲットするA氏。
むむっ、この持久力と集中力、ネルにはとんとないな~感心感心(笑)。
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by gaisyoku_calendar | 2008-07-22 18:45 | 旅先_京都の[が]

祇園祭02  宵山_昼 山鉾めぐり

祇園祭の山鉾巡行は毎年7月17日と決まっていて、前日の16日は「宵山」、
15日は「宵々山」、14日は「宵々々山」 と呼ばれたりもしてるとか。

ネルたちは16・17日のメインで京都入り。
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さっそく東西に走るメインストリート四条通と御池通のあいだ、
中京区のメイン街へと繰り出してみる。

京都繁華街のど真ん中、静岡でいえば呉服町や紺屋町、青葉通りの路地のあちこちに
ビルの背丈ほどもある立派な山や鉾、名前の染め抜かれた提灯が設置され
屋台や出店が筋の両脇にずらりと並んでいる。
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碁盤の目といわれるほど、ぴしっと直角に筋が交差する京都の中心部。
路地は狭くて、センターラインのない道路も営業車やタクシーがばんばん通り過ぎていく。
そんな道いっぱいに広がった山や鉾。
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どうやら明日の山鉾巡行までは、組み立て前のパーツを公開するのが慣わしらしい。
ゴブラン織りの絨毯、豪奢な刺繍布、弁慶・義経の人形、金銀の彫刻、
色とりどりの花鳥画など、山鉾にかついで乗せるお宝が各所にいっぱい。

つまり17日になるまで、完成した山鉾の姿は見られないよう。
そうなんだ、それは知らなかったなぁ。
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道を歩けば、ぐるりと見渡せる距離にあっちにも、こっちにも。
各町内会の提灯や立て札があって、ほれ見ろ、すごいだろ、って感じで誘ってくる。

この山やら鉾やらは30近くあって、どうやらどれもその地域の町内会が運営している感じ。
どの山鉾にも近くに必ず町会所のようなブースがあって、関係者が詰めている。

出店では厄除けの「粽 ちまき」や手拭、せんす、うちわ、Tシャツ、お守りなど
様々なグッズを販売。
どうやら町内会でこれを資金に山鉾を管理、修繕しているらしい。

なるほど、静岡では行政主導の祭りしか見たことないけどここは全く様子が違うよう。
第一首からIDカードを下げた人が、報道関係者しか見かけない。
それだけでも京都の町衆の力を感じてしまう。

真っ先に目に飛び込んできたたのは 
■黒主山
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風情ある駒方提灯がずず、ずいっと見上げるように並んでいる。
ここでは黒と赤のモダンなうちわ500円を購入。
男物と女物ときちんと分かれていて、このへん京都らしくて好きかも。


そして■鯉山

町会所は細い路地の奥にある
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導かれるまま中に進むと、広い座敷にご神体になる巨大な鯉の彫刻やら
金銀きらきらの絨毯やらが飾られている。
順路に沿って粽やグッズも販売中。


頭と腕でつながる2つの人形が迫力の■浄妙山
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町会所の説明係rしきおじさんが、誇らしげに人形のいわれを教えてくれる。
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「人形はぐりっとねじ込んでね、つなげるんだよ」
「明日6時半に来れば、組み立ててるところも見れるよ」


そっか、当日の朝みんなで組み立ててるんだね。
来ると分かることって、いっぱいあるなぁぁ。

ふと気づけば、A氏はもっぱら「御集印コレクション」にご執心。
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各山鉾の町会所には趣向をこらしたオリジナル図柄の朱印や黒印が置いてあって、
祇園祭期間中しか捺印できない貴重なものらしい。

ネルが買った 京都・河原書店刊のガイドブック「京都 祇園祭手帳」
は集印帳も兼ねていて、知らぬ間にA氏、集印に必死になってたのだ。

スタンプラリーみたいな集印、コンプリートするとご利益があるとかは…
まったくなさそう(笑)。

それでも何も疑うことなく精力的に押印しまくるA氏。
このノリの良さがA氏とネルの違いなんだよな…。。
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by gaisyoku_calendar | 2008-07-22 16:32 | 旅先_京都の[が]

祇園祭01  初☆祇園祭りへ、いざ出発

春以来の京都。
ここのところ昨年の春秋、今年の春と、かなり連続しての京都詣で。

なかでも今回は格別。
ついに、というかやっと、初の「祇園祭」へ出かけるのです!!

大通りの真ん中で山鉾といわれる超国宝級の山車を引き回す、
日本三大祭のひとつ。
京都の夏本番を告げる、一ヶ月間にも渡る超ビッグイベント。

何度も行った京都も、祇園祭りの時期はわざわざ避けていたネル。

祇園祭のメインイベント、宵山と山鉾巡行の4日間に土日が重なると、
40万人以上の人出となることもあったそう。
それって旧静岡市の人口と同じくらいじゃないの…!

それが今年はメイン4日間の14~17日が月・火・水・木とオール平日。
これは大チャ~ンス!!

とはいえこの時期シティホテルはどこも定価販売。

3ヶ月前から祭り価格のないリーズナブルなビジネスホテルで、なんとか宿を確保。
思い切って食事の予約も止めた。

これも資金をすべて祇園祭りに投入するためだ。
いやいや、猛暑のなか祭り見物なんて、ネルにできるんだろうか。

まあそうはいっても、すでに新幹線のなか。

初めて乗った東海道新幹線、11号車。
あれっ、荷物置き場が広いし、座席にハンドグリップらしきものがあるし。
それに車両全体がなんだかこざっぱりしてる。
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車掌さんは若い女性。
しかも何人かいた。
ふーん、何でも進化してるんだなぁ。

京都、暑いかな…。
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by gaisyoku_calendar | 2008-07-22 13:51 | 旅先_京都の[が]

京10 岩さき  [釜座・中京区]

いつもの祇園界隈から大きく逸れた、繁華街の向こう側。
京都市役所も越えて、御池通沿いをずんずんと西のビジネス街に向かって。

近所の子どもの自転車が通り過ぎるような普段の暮らしがあふれる
静かな釜座(かまんざ)通の割烹へ。

■割烹 岩さき [日本料理]
京都市中京区釜座通御池上ル723
075-212-7800

予約を入れたのはご主人が「和久傳」「祇園 丸山」で修行、さらに名旅館「柊家旅館」では
20代のうちから料理長を勤めていたと聞いたから。
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店先には明かりが灯り、赤い暖簾と大きな桜の木。
二人してちょっとばかり緊張して、店内へ。

迎えてくれたのは柔らかい色目の着物を粋に着こなした奥様とお母様。
お二人ともパールの半襟で、清楚に華やか。
全く気取ったところのない、はつらつとした笑顔の奥様にA氏もネルもひと安心(笑)。

本日最初の来訪客だったネルたち。7席ほどのL字型カウンターの「お好きな席へどうぞ」と進められ、板場の見える席に腰掛ける。
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う~ん、やっぱりキレイだ。
檜の分厚いまな板も、ピカピカの調理台も、鮫皮のわさびおろしも。
所定の位置にきちんとあって、余分なモノも色味もまったくない。

今日は8400円のコース。
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まずは桜湯。そして伏せられていた杯に菊水を注いでもらい、ひとくち。
さあ、さあ、食べますか。ほど良く心地よい緊張感。

先付けはウニ、海老、菜の花、帆立。
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ネルはほんと、こんなのが一番好き(笑)。旬のそのままをおいしく取り合わせて、
それぞれの持ち味をあっさりと楽しめるのが和食の良さ。

焙った帆立の品のいい旨みに、やっぱりここは京都だなあ~~と実感。
この染付の器もステキな色合いで。
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お椀もなかなか。すっと通り抜けるダシの味の向こう側を感じたくて、どんどんいただく。

観光客らしいネルたちの様子から京都らしい世間話をしてくれたり、こちらから話しやすい
きっかけを提供してくれる奥様。上手にネルたちを飽きさせない。
もっと繁華街で店を出そうと思わなかったのですか、なんてネルの不躾な問いにも朗らかに
答えてくれたりしてくれる。

お母様も何くれとなく気を配ってくれる。
はじめてのネルたちでもそれが気詰まりでなく、自然と受け入れられる。
やっぱりお母様も笑顔が朗らかだからかな。

色白で大きな目がきらきらと輝く、歌舞伎役者みたいに男前なご主人。
働く姿もサマになっていて、板場の中の人がこんなに華やいでみえるのは初めての感覚。
話しかけられるのが意外と苦手なA氏も、今回はどうやら嫌ではないらしい。
サスガ、です!
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お造りは甘鯛とトロと、ウドだったか黒いのは海苔だったか。。おいしいけれどこの量、
あっという間に通りすぎてしまう。醤油とポン酢の二種が使いきれないほど。
焼物もきちんと染み込んだ味。

わさびが必要になると、奥様がそのつど板場の隅に置かれた鮫皮のおろしでネルたちの
分だけおろして。鮫皮はキレイに洗われてもとの位置へ。
この流れを必要な度繰り返す。

こんな小さな所作もおもてなしの一部だと思うし、ネルが割烹を好きな理由のひとつ
なんだろうな、と奥様の手元を見つつ回想モードに(笑)。
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お凌ぎのごはん。
もち米なのか、ちょうど良くねっとりしていて温かいおだしとぴったり。
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そして炊き合わせの鍋。
鯛に若布、茗荷、筍、ウドほか山菜、そして鯛の白子。
もう春満開、全開~!の取り合わせ(笑)。奥様もお母様もお取り分けしてくれる。
もうちょっと早く来れば、ネルの好きな山菜の天ぷらの時期に間に合ったかもなぁ、くぅ!

そうそう、この花ひらいたような美しい鍋、おそらくは有次のうどん鍋。
銅板の打ち目が鈍く輝いて、とってもステキ…。ふぁぁ~欲しいなぁ。。
家で使ってみたいけど、こんな品のいい鍋で、似合うものなんて作れるのかなぁ~
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筍おいしい。鼻腔の奥までふんわり広がるおダシで、舌も心も満足。
でもなぁ、筍焼いたのもたべたいなぁ~。。
ってこれは予約時言うべきだったね。惜しいことした!
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酢の物で一旦〆て。
肉は一切出ていないけど、そこそこお腹もいい感じ。
肉好きのA氏も、今回はそれなりに満足そう。
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「ごはん、どうですか」の声で、ついに炊きたてご飯が登場~♪
お客ごと個別の土釜で炊いた白ご飯を、目の前で釜からよそってもらう。
お米はご主人の実家のお父さんが作っている白米だそう。

これは相当にゼイタクなことだと思う。
静岡でもこんなことやってくれる割烹、あるのだろうか。

小さいながらもどっしりと恰幅のいい茶色い土釜。
聞けば作家モノだそうで、藁の鍋敷きや木の蓋もガツンと立派♪

土釜の側面にはおねばが吹きこぼれた白い跡が幾筋か。
自分たちのためだけに、時間を考えて炊き上げてくれたごはん。
たまにだけどガスと鍋でご飯を炊くネル、その手間はしっかり分かるつもりです♪

目の前の白ご飯、ふんわりつるっと、ピカピカ。
「少しだけおこげをつくる火加減、最近分かってきまして」と言いながら今度はおこげの
入った2膳目をよそってくれる。
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香の物とお味噌汁もぴたっと決まった味。
お母さんのお手製だというちりめん山椒にも、ついつい手が伸びる。
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最後は果物で。
緑の丸いのはベビーキウィというそう。
はぁーー、ごちそうさまでした!

…宿に帰って、ひといき。

結局今回はしゃべってばかりで、どうも味の方の記憶が薄くて…(笑)。
でも間違いなくどれも端整で、品良くおいしいかった。

ただもうちょっと、出る食材を聞いたり好みの調理方法を伝えるとか、予約をもっと上手く
入れとけばな~なんて次に繋がる発見も。

おそらく常連さんもはじめての観光客も、同じように笑顔で迎えてくれる店。
こんなお店だから、人気店になるんだろうな♪

<今日のお会計>
 19700円ぐらい・2名/コース8400円×2、生ビール×2
           
<店を出て>
ネル:★★★♪☆☆/華のある料理と人で、京都らしさを存分に
     立地や店の造りは控えめだけど、料理と人はとっても京都らしいお店。
     安くはないけど内容や接客を考えれば納得できそう。その都度自分たち
     のために手をかけてくれるのは、うれしいもの。昼もあるけど夜がいいかも。
    
A氏:★★★★☆/おいしいし、感じが良かった
     予約のときも、道が分からなくて電話をしたときも感じが良くて。店に入って
     もやっぱりそう。量は少なめけど、どれもしっかりしてるし、お鍋やごはんが
     おいしいから満足できる。イキイキ働いてる人の姿は、気持ちがいいね。
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by gaisyoku_calendar | 2008-04-29 20:43 | 旅先_京都の[が]

京09 閼伽井  [祇園・東山区]

祇園といってもそこそこ広い。
南北に走る花見小路、石畳で風情があるのは南側だけ。
四条通を挟んで北側は花街らしい色艶が、ネオンに路地に曲がり角に種々雑多な
空気が滔々とあふれ出している。

店が新橋通との交差点より手前なのは、間違いない。
何となくの見当をつけて、とりあえず細い路地を右へ曲がる。

雑居ビルにずらっと居並ぶ店名の塊は、全てここがホントの祇園、
本物の歓楽街だと教えてくれる。
こんなフツーの格好をしたネルが歩けるのは昼間だから。
夜は美しくドレスアップした女性がスポットライトを浴びる街なのだ。

そういえば以前四条通りで見かけた
たぶんどこかのお店のナンバーワン嬢はすごかった。

時間は夕方の頃、出勤前のお買い物途中なのか、赤いドレスに白い毛皮。
脇を固めるいかつい黒服2人(ボーイさん?)はどうみてもSP役。
面倒そうに人払いしながら、でも周囲にニラミを聞かせている。

背が160ないのを除けば顔も髪型もスタイルも、全くもって叶姉妹な彼女。
人混みのなかを悠然と、笑顔を振りまきながら真っ直ぐと歩いている。
目の前の光景が信じられないほど、キレイだ。

道行く人はみんな振り返ってたし、ネルも芸能人??と思って凝視したけど
やっぱりあれは出勤前なのか、そういう人の彼女だったんだと思う。
自分と同じジャンルの性だとは思えないくらい、サイボーグみたいにキレイだった。。

京都タカシマヤ2階にはシャネルやディオール、ヴァレンティノなんかが入った
ハイファッションサロンがあって、靴のヒールが埋まるほどふかふかの絨毯敷き。
平日昼間に間違って足を踏み入れると、マダムに混じって明らかにそんな感じのキレイな
女性たちが、のんびりと品定めをしている。

京都は美しい女性に、美しいというそれだけで、ものすごく敬意を払う。
静岡でとくに差別も区別もされず、人間中身が大事ですよ~、なんて信じてのんびり
育ったネルには想像もつかない位の断固としたキッパリさで。

…そんなことを思い出しながら
細い路地をうねうね、曲がってはまた迷い、奥の奥のまた奥へ。
しんと静まり返ったどん突き、
この界隈で数少ない、真昼間でも灯りと暖簾を出している店。
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ここが今日のお昼の店だ。

■閼伽井 あかい [懐石・京料理]
京都市東山区祇園町北側347-51
075-551-8181
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オープンは昨年11月。
以前は小料理屋か何かだった場所を、あまり手を加えず整えたような印象。
ご主人は炭屋旅館のご出身で、下鴨の吉泉でも修行していたらしい。

先客はなく、ネルたちのみ。
ネームの入った膝当てが用意され、折敷は金彩が入った朱塗りの丸盆。
はじめの一杯を注いでもらい、予約していたランチコースが、静かにはじまる。
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あぶらめのお椀。
納得のおだし。このお椀のシェイプがステキ。

奥様らしき着物の女性は小声でいたって控えめ。
料理の説明はある時も、ない時も。
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底がすのこ状になった赤松の角盆に盛られた八寸。
こんな盛り付けは気持ちがいい。派手な金の杯もすっと落ち着く。

六角形の器の中にはアナゴの稚魚だという、のれそれ を酢で〆たものが。
黄身酢など、全体的に酢を利かせた料理が多い。

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筍の穂先は、やわらかでおいしい。
木の芽…、京都に来てこれでいったい何枚、食べただろう

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ああ、また黄身酢が。。しかもホタルイカと大き目の鯛の白子も一緒に。。
ネルがそれほど得意でもない、酢と珍味系の連続。
A氏は大好きな白子や魚卵、珍味系連発でうれしそう。

優しげなご主人は若い衆に聞かれたことに、優しく丁寧に答えてあげる。
視界に入ってくるその感じに、ほっとする。

目の前であまりにも厳しく指導されると、なんだか食事が進まない、というか若者の
緊張感がこっちにも伝播してきて、料理の味がわからなくなっちゃいそうだから(笑)。
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この筍ごはんがおいしい!赤出汁もぴったりの濃さ。
大皿で出してくれた漬物3種も、どれもおいしい。
奥様がご飯のおかわりいかがですか、とA氏に声をかける。

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デザートはティラミスとフルーツが同じお盆で。
これでラストかと思ったら、なんと桜餅とお抹茶が登場!

しかもA氏によれば、この桜餅さっきご主人が握ってたのが見えたそう。
お抹茶もカウンターの向こうで奥様がシャッ、シャッっと立ててくれたもの。
これにはびっくり!

途中ご主人の知り合いらしいお客様が一組追加。
食べ終えるまで、ネルたちが店の人から話しかけられることはほぼなかった。
これ位のお客さんの入りで、割烹のカウンター席で、
話しかけられないのはネルの中では珍しいこと。

でもそうと分かれば、気楽でいいもの。
ガイドブックめくりながらの食事だって、できちゃうもんね。

お料理は現代風とか創作ではなく、これぞ受け継がれてきた本式、なよう。
苦手食材が多かったわりには、どの器もおいしいと感じるものがあって。
季節を変えたら、印象も変わりそう。

やー、でもあんなに静かな店、京都ではじめてだったかな。
うーん…というよりは何でネルは京都来ると料理屋さんでしゃべってばかりなのか?って
思ったほうがいいのかも(笑)

<今日のお会計>
 1万2650円・2名/ランチコース5250円×2、ウーロン茶×2 ※サ別
              
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/きれいな細工と器、品数も満足
     意外にボリュームがあって満足。今回は食材との相性のせいか
     印象に残るものは少なかったけど、どれもきちんとした味。
     器の取り合わせも品よく華やかで、正月料理の気分だった。     
    
A氏:★★★☆☆/すごく真面目な料理屋さん
     おいしいし、彩りもキレイだし。ただ料理の説明をもう少ししてくれる
     と良かったな。のれそれって聞くまでイカかと思って食べてたよ(笑)
     大好きな珍味がたくさん出てきたのはうれしかった。
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by gaisyoku_calendar | 2008-04-15 20:31 | 旅先_京都の[が]

京08 リストランテ ティ・ヴォリオ・ベーネ [祇園・東山区]

京都らしさの象徴、お茶屋「一力」や祇園甲部歌舞練場が立ち並ぶ、石畳の花見小路。
その歌舞練場の手前あたりを一筋入ってすぐの場所に
昨年1月オープンした、正統派リストランテ。

以前お世話になった片泊りの宿「紫」のある筋の、ちょうど中ほど。
この筋は舞妓さんが芸を磨く「祇園女子技芸学校」の通用口に面していて、日中でも
桃割を結った本物の舞妓さんが、普段着のピンクの着物姿で通りすぎる風情ある筋だ。
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見た目は完全に町家造り。
やっぱり京都に来たからには、この立地、こんな構えの店で食事できるのがうれしい。

■Ristorante t.v.b 祇園 ti voglio bene [イタリア料理]
  リストランテ ティヴォリオベーネ
  京都市東山区祇園町南側570-155
  075-525-7070 
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シェフは人気のカノビアーノ京都にいた方だそう。
出迎えてくれたスタッフは皆20代らしい若さ、にこやかで清潔感のある男性ばかり。
笑顔や物腰の柔らかさは品のいいヘアサロンのような優しい風味。

店内は京都特有のウナギの寝床をモダンに改装。
フロアを3テーブルほどのスペースでいくつにも仕切り、床材には木や石、
壁は塗りやレンガ、飾り棚や坪庭の見えるガラス窓も配置。
照明はスポットとダウンライトで落とし気味に演出。
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狭さは否めないものの、フロアごとに趣向を凝らし、
どの席に通されても居心地よく寛げるよう工夫がある。

とはいえ和のテイストではなく、あくまでワインとシャンパンが似合うモダンで
洗練されたイメージ。夜は正装して伺うのが似合いそう。

はじめネルたちの席に付いてくれた方は、服装からしてソムリエのよう。
あんまりお酒が得意じゃないネル…。頼んだのはチンザノドライ(笑)。
せっかくいろいろ聞けるチャンスだったのに、惜しいことを。

嫌いな物やアレルギーがないか質問に答えて、ホッとひと息。
テーブルクロスは厚いリネン、立体に畳まれたナプキンには
ロゴが刺繍されている。

今日は予約していた3500円のランチコース。6品にパンとドリンクが付く。
食前酒は値段入りのメニューからチョイス。
ヘンにお金の心配をしたくないから、値段入りだとほっとする(笑)。

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アミューズ/新玉ネギのビアンコマンジャーレ
        菜の花のソースにバチコを浮かべたもの
目の覚めるような鮮やかな緑のソース。確かに菜の花の爽やかさ。
それに新玉ネギのムースは意外にも濃厚な味で、炙って甘みを引き出したような感じ。
カラスミみたいなバチコも味がしみ出してくる。

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冷前菜/2色のアスパラと帆立貝のサラダ
      黄色いソースで
白いアスパラでこんなに太いのは初めて。やはり炙ったようなホタテがこれまた意外に
身がしっかりと、筋の一本一本までふっくら甘みが強くてびっくり。
今まで食べたホタテのなかで、一番おいしいかも。
上にスライスされて載ったチーズも、こんな薄くてもしっかりおいしいと分かる味。

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このあたりでパンが登場。
白い「チャバタ」とバゲット。やー、このパンがめちゃおいしい。
とくにバゲット、皮は一周厚めにほろほろカリカリッと、こぼれたカケラにも粉の旨みが凝縮。

やー、トーストしてないのに、こんなに皮がカリウマとは!
トーストだと焼き立てで食べきらないと、と思ってしまうけど
常温なら好きなペースでいつでものんびり食べられる。

トーストしないで出しておいしいパン、が店の方針だそうで
これにはネルも深く納得。
白い身の部分は水分を閉じ込めたまま、和菓子の餅みたいにしなり、しっとりつやつや。

南イタリア・プーリア州産だというオリーブオイルもかなりの旨さ。
とにかく風味の良さが段違い。
ふだんオリーブオイルには塩を入れたくなっちゃうネルだけど、
これはホント、そのまま飲むこともできそうなほどサラっと、香りも高い。

テーブルにお皿がない時間も、このパンとオリーブオイルのおかげで何だか楽しい。

すごいのが、皿を持ってくるときにほぼ必ずスタッフが何人か一組で
同じテーブルのお客様には、きっちり同時のタイミングをはかって皿を置いていること。
あれ、偶然かな、とも思って見てたけど
ネルたちの周りにもそうしてるからこれは店での決め事なのだろう。

こんなちょっとしたことも、特別感の演出として採用してるのかなぁ~と感心。
当たり前なのかもしれないけど、静岡でこのサービスは、たぶん受けられないだろうな。

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パスタ/春キャベツと
     黒胡椒を練り込んだパッパルデッレ
うーん、これもなかなか、おいしい。見た目変わったパスタってそれだけで終わって
しまいがちだけど、歯ごたえの良さや練りこんだ黒胡椒のアクセント、噛み切るときの
ぷりっと感はかなりのスグレモノ。春キャベツの優しい甘みもよく馴染んで、見た目の
あっさりさとまた違った印象深い一皿。

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リゾット/春野菜とパルミジャーノの
      サフランリゾット ラルド添え
これもぴったりの固さににぴったりのサフランの濃さ。

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メイン/地鶏モモ肉と新じゃがいもの炭焼き
グリルはうれしい!じゃがいもの皮にも独特の炭の香りと甘みが感じられておいしい。
鶏のダシと脂がベースのソースも上品な味で、なかなか。

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ドルチェ/A氏:パイナップルとココナッツムース
       ネル:焼きバナナのクレームブリュレ、黒糖アイスクリームのせ (←確か・・・)
そしてそして、びっくりのデザート。
「取り分けながら召し上がってください」的なひと言とともに、
A氏とネルに違う種類のデザートが運ばれてくる。

たぶん男性のA氏には、やや軽め。
ネルにはしっかり甘くて、満足感のある一品を、とチョイスしてくれたのだと思う。
すごいね、こんなのって。
それともネルが知らないだけなんだろうか。

焼きバナナは嫌味なく果実味の甘さが爽やかだし、黒糖アイスもコクがあっておいしい。
パイナップルはうすく炙って奥行きのある味わいに仕上げてある。ガラスの器もぴったり。

最後はエスプレッソとコーヒーで。
はぁ~~、お腹も気持ちもいっぱい、大満足♪

それでも難を言おうと思えば、どの皿も黄色がメインで似通っていたかな?と思うくらい。
和食の経験もあるというシェフ、旬の木の芽やワラビからバチコ(ナマコの卵巣)まで
和食材をふんだんに取り入れて、ネルの好きな炙りの技法も多用。

はじめの一皿から
流行の味だから?、季節の食材がたまたま好きだったから?、味付けが好みだから?…

なぜおいしいと感じるんだろうと思ってたけど
やっぱりおいしいものを食べてもらいたいと思うシェフの気持ちが皿の中にも
店のそこかしこにも現れてたんだと思う。

店を出るときに厨房で目が合って、にっこりと会釈をしてくれた人、
たぶんシェフだったと思う。

ネルは好きで個人経営の店ばかり行きたがるけど、こんな行き届いた時間が過ごせるなら
きちんとした資本の元運営されてる店も見逃せない。
昼は税・サ込みなのも潔くて支払い時気持ちがいいし、敷居の高すぎない感じもいい。

夜は分からないけど、作る人のセンスや技術、店の雰囲気を味わいたい
ネルにはこれで十分満足。
やっぱり京都は進んでるなぁ、スゴイなぁ、考えてるなぁ~~~
と深く嘆息した京都初日の昼でした♪
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さぁ~次は茶わん坂へ、お買い物だ!

<今日のお会計>
 8700円・2名/ランチコース3500円×2
          生ビール700円、チンザノドライ1000円 
<店を出て>
ネル:★★★★☆/京都旅行には必ず立ち寄りたい
     この立地、雰囲気、コストパフォーマンス、サービスの充実度など言うことナシ。
     味わいは全体あっさりめなので、たくさん食べたい人はグレードUPがいいかも。
     和食もいいけど、こんなモダンで洗練された京都もとっても魅力的。
         
A氏:★★★☆☆/パンもオリーブオイルもウマイ
     全体的においしかったけど、特にパンとオリーブオイルがよかった。
     質問したことにも丁寧に分かりやすく答えてくれたし、ポイント高し!
     女性を連れていくなら失敗はないと思う。
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by gaisyoku_calendar | 2008-04-01 22:31 | 旅先_京都の[が]

いっぷくvol.4  京都のお昼の5000円

 7月からつかず離れず続けていた仕事
 ようやく大きなヤマ場を越えました

 といっても作業はやっと中間を折り返したところ
 今後も気を抜かないよう、しっかりやらねば。。

 10月以降、ブログにUPしようと思っていたのは

 静岡 葡萄の丘
 山梨 勝沼醸造レストラン「風」 ワイン祭り
 箱根 ラバッツア

 です

 そんなことを思ってるうちに京都へ行ってしまい
 またもやネタだけが積もって。。
 ただ今回は新たな発見がありました

京都のお昼の5000円
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by gaisyoku_calendar | 2007-11-11 00:27 | 旅先_京都の[が]

京07 佳久  [押小路柳馬場・中京区]

京都繁華街を区切る境界線、静岡でいえば本通りかな、
その御池通りを繁華街とは逆方向に上がった静かな通り。

こじんまりした路地には自宅兼工場、自宅兼店舗のような
昔ながらの背の低い商家、町家が続く。
すれ違うのはちょっとそこまで、みたいなラフな格好の人ばかり。

夕暮れの薄闇のなか、不意に現れた民家のような「佳 久」。
飾り気のない店構え。
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■創作料理 佳久 [創作和食]
京都市中京区押小路通柳馬場西入ル竹屋町169-2
075-231-9671

土間を上がって板の間から掘りきりのカウンターへ。
料理人の白い上着と帽子にネクタイを締めた板前のお兄さん。
りりしい笑顔で感じ良くお出迎えしてくれる。

今日の予約は3500円の花コース。
京都の夜にしては、かなりお値打ち~なチョイス♪

店内は割烹というより、居酒屋よりの一品料理屋さん風。
板敷きに座布団のテーブル席、畳の個室。
2階は団体さん用の部屋らしい。

開店と同時に入ったせいかお客さんはまばらだけど
予約じゃないお客さんを断ってるとこをみると
どうやらどの席も埋まってるらしい。

花コースはこんな8品。

先 付 聖護院大根と丹波地鶏の吸物 水菜柚子
造 理 三種
煮 物 海老芋とくも子の蕪あられ 九条葱あんかけ
焼 物 ウドといたや貝のバター焼 グレープフルーツ セロリ しめじ
口直し 焼き鯖と菜の花の酢の物
揚 物 下仁田葱の豚巻きフライ 柚子コショウ青味
飯 物 じゃこ飯 赤出し 漬物
水菓子 チョコプリン

食べ進んで驚いたのは、雰囲気や器は家庭的なのに
一品一品にきちんと吟味した素材を使った、独自性があること。
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先付けのお椀は、いかにも京都の和食な繊細な奥行きを感じる味わい。
料亭レベルとまではいかないけど、静岡の和食店とは全くちがう味。
この値段のコースでこのお椀に出会えるとは。。

「ねぇねぇ、おいしいよねぇ♪」

「う~ん、よけい腹減ったかなぁ。。。」
ダシにまるで興味のない、A氏らしい感想(笑)。

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お造理もしっかりおいしい。
こんな厚い立方体風な切り方で出されるカツオって、
たいていホントにいいから不思議。
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煮物に入ってる「くも子」は鱈の白子のことだそう。
ふむふむ、こんな素材も使うんだ。
もちろんネルは初めての挑戦。
珍味系ながらべたつかず、意外に普通にイケル☆
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バター焼きとかフライとか、居酒屋にありそうなメニューも
シャキッと歯ごたえを生かした野菜とか、隙間なくピシッと巻けた豚肉とか
確かな技術で仕上がりや噛んだときの食感が違う。

「ねぇねぇ、エライでしょ!」店セレクトを自慢するも

「や、まぁね。。でも京都ならこれ位フツウじゃねえの~」 とまたもやツレないA氏。

いやいや、そんなこたーないですって。

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ほ~ら、口直しに 焼き鯖と菜の花↑ なんだから☆

だって小さな器ごと、どれもきちんと独立した味。
どの皿も素材も味もかぶらず、しかも魚か肉が使ってあって
ボリュームも確保している。

高級素材はないけど、旬の素材を上手に組み合わせたぴたっとハマる一皿。
見た目のハデさはないけれど、コースの流れがとっても楽しい。

へぇぇぇ~すごいなぁぁ。。。

こんなの出す店あるなんて、やっぱ京都ってすごいよなぁ。。

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〆のじゃこご飯、赤だし、漬物は京都ではよく見るけど
これも馴染みやすい味ですんなり頂く。

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勧めてもらった岐阜の日本酒も
辛口フルーティーでぴったり。

目の前の板前さんは仕事が速く丁寧で、必要なときだけ
声をかけて説明してくれる。
やっぱりこういう人の料理って、例外なくいいものなんだ。

このままで終わるのも名残おしく、二人で一品づつ
今日のおばんざい「かんぱちと小芋のあら煮」と
「自家製鴨ロース」を追加。
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小芋はもちろん、この鴨ロースがウマイ!
しかもそこそこのボリューム。
カウンター割烹系だと味はよくても量がほんのツマミ程度で
さびしかったりするんだよね~。。

いやいや、満足、満足ぅ♪
立地の面や京都らしさを前面に出した店じゃないから
観光ついでに立ち寄るにはモノ足りないかもしれないけど

仕事や用事で来た京都で
「難しいこと言わずにおいしい和食が食べたい」とか
「地元の人が日常使いしてる店がいい」

なんて気分ならちょうどいいかも♪
こういう内容が粋なお店、静岡にも増えてもらいたいな~

<今日のお会計>
1万1150円くらい・2名/花コース3675円×2
                 自家製鴨ロース850円、かんぱちと小芋のあら煮350円
                 生ビール、岐阜のお酒ほか        

<店を出て>
ネル:★★★★☆/小料理屋さん気分で割烹の味  
      京都でおいしい和食を探してると、どんどん予算が
      あがっちゃって。。なんて悩んでる人におすすめの店。
      次回は5000円のコースをたべてみたいなぁ。

A氏:★★★☆☆/通いやすい店だね    
      とにかく和食って量が少ないからあんまり行く気に
      ならないけど、ここは一皿もそれなりに食べ応えが
      あっていい。値段も味からすればお手ごろだと思う。
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by gaisyoku_calendar | 2007-08-18 23:28 | 旅先_京都の[が]

京06  石塀小路 豆ちゃ  [京都・下河原通]

京都でここ5~6年ブームが続いていた、町家(まちや)リノベーション飲食店。
町家とは“鰻の寝床”に代表されるような、昔ながらの京都の民家・商家のこと。

5年ほど前にオープンした和食ダイニングの「豆ちゃ」は、
この町家スタイル店のさきがけ的存在、ってとこだろうか。

八坂神社から清水寺へ続く散策路を少し脇にそれた
石塀小路 (いしべいこうじ)を進む。

■石塀小路  豆ちゃ
京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル下河原町463-16
075-532-2788
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木塀と石畳の細い路地から続く、水打ちされた軒先。
予約していなければ相当入りづらい何気ない佇まい。
ランタンの灯の先、格子戸の入り口をくぐる。

店内1階は坪庭のあるぶ厚いコの字カウンター。
床から少し高い位置に立方体の座布団が置かれた掘り切りスタイル。
カウンターといってもコタツに滑り込むような気分。

2階には窓から八坂の塔が臨める座敷席、個室、カウンター。
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BARを思わす位の薄闇に、間接照明のスポット。
和紙や障子・格子戸を現代風にアレンジしている。

メニューはお決まり、日替わり、お寿司、ワイン&BEER&日本酒&焼酎etc.と
豊富で選ぶのに苦労するぐらい。

「万願寺とうがらし」「湯葉」「水菜」「海老芋」など、京素材を意識したメニューと
一緒にサラダや揚物&焼物、デザートいった定番の居酒屋メニューも揃う。
男女どちらでも、世代を問わず好きなメニューが見つかりそうだ。

カウンターの板前さん、きちんとネクタイに帽子の白い板前着姿。
まだ30代前半と若そう。
この人が店長さんかな。

明るくまっすぐにこちらの目を見て話しかけてくれる。
純粋な料理人、というよりバーテンダー的親しげな話し方。
こんなのが気楽でいいや。
一見さんにきちんと接客しよう、としてくれる姿勢だけでもうれしい。

オーダーはなんだかんだで10品程度。
出汁は濃い目。ちょっと味が硬め?な気もするけど、この位ならおいしくいただける。

「出し巻き玉子」630円はぷるるっと、しっとり肌理細かい。
まろやかに味が濃い「海老芋」を炊いた出汁もなかなか。
味もボリュームも盛り付けも、居酒屋以上&料理屋未満な妥当な感じ。

「焼き油揚げと水菜」をさっと出汁にくぐらせた一品も追加オーダー。
出汁の風味とパリッと焼き目のついたお揚げがよく合う☆
これがネルの一番。

いわゆる京都の料理屋、割烹とは違うけど、居酒屋にしてはかなり上品、きちんと。
両サイドの常連らしいお客さんは、50~60代位のご夫婦二組。

慣れたやり取りからは、気遣いのいらないでもそこそこおいしい
便利な行き付け料理屋といった使い方に見える。

それに生ビール630円。料理もアラカルト主体で一品500円~と1000円以下が中心。
一見さんお断り、というかとても予約する勇気のもてない店だらけの
東山、石塀小路界隈でこの値段設定は希少なはず。


学生らしいメガネのバイト君も、院生バイトだと話しているすっとした女性も、
機敏に動きながらきちんとお客さんの目を見ながら接客している。
ネルたちの進み具合をみながら「お口にあいますでしょうか」と板前お兄さん。
そうそう、この立地と気取らない人とのギャップがいいのかもしれない。

一通り終わってお茶を、とお願いすると出てきたのは
フルーツの小皿+抹茶+芋ようかん。

えぇっ?、と驚いたけど、どうやらお決まりらしい手際の良さ。
うーん、女性ならこれぐらいやってくれたら納得しちゃうなー。

A氏、八海山安くていいじゃん、鰆の焼物もおいしいしさ、
と満更でもない様子。

いつも初見のお店では落ち着かないA氏。
それがネルの芋ようかんまで平らげてくれたんだから、
実はけっこう気に入ったんじゃないの??
えぇっ?白状しなさい!(笑)

<今日のお会計>
10397円・2名/お通し×2、おばんざい三種盛り合わせ 945円
           汲みあげ湯葉と豆腐のサラダ 788円、海老芋の含め煮 893円
           京の出汁巻き玉子 630円、鶏柚子つくね照り焼き 630円
           鰆の塩焼き 788円、日向鶏のぽん酢から揚げ 840円
           真だこの天ぷら 788円、京揚げと菜っ葉のお出汁 525円
           生ビール 630円、グラスワイン(白) 525円
           八海山(純米吟醸) 一合 1575円

<店を出て>
ネル:★★★★☆/手ごろな値段で気軽に京都気分を満喫できる
    東京資本のお店のせいか、コストパフォーマンスも雰囲気作りもソツがない。
    石塀小路の立地と料理の内容を考えればかなりお得感は高そう。
    20~30代の若い人でやっているから、カウンターでも気後れしないのもイイ。    

A 氏:★★★☆☆/へー、こんな店もあるんだ
    ふつうの居酒屋だと思って入ったら、意外においしくてびっくりした。
    酒の種類が豊富だし、八海山一合の料金も妥当かちょっと安いくらい。
    使いやすい感じだね。
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by gaisyoku_calendar | 2007-01-05 03:07 | 旅先_京都の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


by gaisyoku_calendar
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