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055 まるはん へそ曲がり [藤枝]

京都・祇園祭りの夜に、舞妓さん&芸妓さんのお座敷で散財して以来
約1ヶ月ぶりの外食へ。

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最初席についてくれたのは祇園甲部所属、舞妓・Sさん(16歳!)。
鮮やかな水色をした絽の着物がお似合いで、可愛らしくも満点ゴージャス☆

可愛かったなぁ。。
白塗りおちょぼ口のあどけない笑顔に、気さくでそつのない会話。

今日は朝から着付けていろんな顔出ししてきたそうで、今の時刻はもう夜8時。
この蒸し暑いなか、ほんとによく働くナ。。
エライなあぁぁ!

毎回舞妓さんと何か出会いがある度に、こんな若い人が伝統と競争のなかで生きて
るんだから、私だってがんばらないとと勝手に感動してしまう。

もうひとりの芸妓さんもお三味線が上手で、秋の発表会にむけて一生懸命練習してる
最中なんだそう。

ジバラで祇園の舞妓さんや芸妓と飲むことなんて、もう一生ないだろう。
ちょっとオヤジっぽい趣味かもしれないけど、これだって経験のひとつ。

でも同じ女性同士だから、会話の内容にはことのほか気を使う。
やっぱり聞かれてほしくないことはこちらだって避けたいし、できれば相手が話しやすい
内容を振ってあげたいと思う。
なんていうか、ネルと話すときくらいはラクさせてあげたい?と思うのだ。

だから次お座敷で会うときがあれば、会話のコツというか、着物の柄行きや髪飾りのことを
聞くようにしてあげよう。

今回も後から気づいたんだよね、あの白い花の髪飾りは祇園祭り当日だけのために、
毎年新調しているモノだったって…。
わぁー、全く粋じゃないねネルってば!

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最近ケガをして病院に通っていたA氏。
なんだか可哀そうで、この日のお昼はA氏大好物のうなぎにエスコート♪

■まるはん へそ曲がり [鰻]
藤枝市立花1-12-9
054-643-3251

評判は聞いていたけど、2人とも行くのは初めて。
予約が必須とのことで当日の9時過ぎ電話を入れる。

念のため早めにクルマで向かうと、田んぼに囲まれた店は案外あっさりと見つかる。
まだ開店15分前。
駐車場のクルマを見ると、ネルたちが一番のりらしい。

昔のこじんまりした料亭か旅館のような和風建築。
草木が生い茂り、まるで小さな神社の境内を覗くよう。

炭焼きのいい香が辺りにあふれ出している。
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年月を経て色あせた門扉には「本日分終りです」の小さな木札が。
ネルの勝手な感想だと、この札ずっとかけっぱなしな気も…

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奥様に声をかけ、中へ。
石が埋め込まれた廊下にはどーんと大きな甕が。
水が注がれる底の方でウナギがぐるぐる泳いでいる。

あちらへ、と指示され眺めが田んぼの個室へ。
カウンター席と、畳敷きに座卓の独立した個室は全部で5つほど。
一旦通されはしたものの、お庭側の個室がどうしても気になり、怪訝な顔をされながら
も部屋をチェンジしてもらう。

さっきから電話が鳴りっぱなし。
焼き方のご主人とホールの奥様、どうやら2人だけでやっているらしい。
奥様忙しさでそうとうイラっと来てそうな気配…。

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庭に縁台のある個室に入り直してひといき。
なつかしいブタさんの蚊取り線香が置いてある。
田舎のおばあちゃんちに遊びに来たみたいな雰囲気だ。

夏草の生い茂った庭の向こうに広がる緑の田んぼ。
エアコンなんてなくても、ほどよく冷やされた涼しい風がさあっと吹き抜けてくる。
なんの飾り気もない薄暗い室内が、かえって清々しく居心地がいい。

20分ほど待っただろうか。
定食が運ばれてくる。
ここはメニュー表はなく、あるのは定食と肝焼きのみ。
だからオーダーも取られず、自動的に人数分の定食が運ばれてくるらしい。

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出てきた鰻定食。
見た目、ふつう。

うなぎ一匹分の蒲焼、おしんこ、肝吸い、ごはん、、以上。
お茶は粉茶で、おしぼりもビニールに入ったまま運ばれてくる。

かなりのうなぎ好きなA氏と、ほぼ興味のないネル。
こういうとき、A氏の反応って気になる。
やっぱりここまでひっぱてきた以上、喜んでもらいたいもの。

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そんなネルが、ひとくち食べてびっくり。
あれれ、うなぎってこんなに爽やかだっけ…???

やわらかいし、ふわっとほっくりしてて、よくある脂のしつこさは全くナシ。
まるで川魚のように清潔な風味。
うなぎ好きの人はこれで満足してくれるのだろうか?と疑問を持つぐらいの上品さだ。

一方タレは甘く硬いというか、砂糖・みりん・酒等々を足して割ったような単調さ。
長年秘伝のタレを足して重ねた老舗の、といったわけ分からない独特のものではない。

でも一番驚いたのは、カリッと炭でこげ目のついた身の香ばしさ!
炭で香ばしい、ってこういうことか!!って思うぐらい炭の香がふわっと広がる。
もうたまらなく、ここが一番おいしい。

ここのうなぎの主役は、ネルの中では間違いなく、炭焼き部分。
つまりうなぎの産地やグレード、タレの具合ではなくて、料理人の技術のたまものなのだと。

いろんな料理を食べてて、その料理の完成度が何に依存しているのか、
考えることなんて滅多にない。

でもここは明らかに料理人の技術の高さが、おいしさを呼んでいる(のだと思う)。
箸袋には“江戸焼き”と書いてある。
でもその秘密はカウンターにいなかったネルには分からずじまい・・・。

うなぎの仕入れや選別、下ごしらえから炭のおこし方からいろいろあるのだろうけど
もしかして真っ当に正直に全ての行程を踏まえると、こんなうなぎになるのかもしれない。

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糠漬けも爽やか。酸味も糠の風味も、控えめながらちょうどいい。
ごはんは器にはりつくほど水分少なめ。うなぎにあわせると、この硬さなのかも。

はーー、ごちそうさま♪
食べ終わってもう一匹食べてもいいかなって思った鰻、初めてだ。

お茶のおかわりほしかったけど、すでにお客さんは5~6組。
平日にもかかわらず家族連れや会社仲間、お一人様まで。

奥様はピークの忙しさ。
お茶のお替りなんて、頼めるわけもない。

いやいや、飲み物が持ち込み制!!なのもわかるなぁ。
でも飲食で一番利益が出せるのはドリンク。
それをね… でも、この先もずっと続けてほしいなぁ。。
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<今日のお会計>
5000円・2名/鰻定食2500円×2

<店を出て>
ネル:★★★☆☆/純粋にうなぎを楽しむために
    建物は古くても掃除はされていてこざっぱり。サービスやインテリアは期待できない
    ので、家族や気の置けない人と行くのがおすすめ。個室でのんびり落ち着いて
    おいしいうなぎが食べられる、と思えば高くはないのかも。

A氏:★★★★☆/人生2番目においしいうなぎ   
    変わった店だけど、味はおいしい。量のチョイスができないとか品数少ない
    とかいろいろあるけど、久しぶりに気に入ったうなぎの店ができてうれしい♪
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by gaisyoku_calendar | 2008-08-25 11:12 | 藤枝・島田の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


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