祇園祭03 宵山_水あずき&菊水鉾搭乗
暑い中そろそろ休憩を、と思ってたらグッドタイミング!
鯉山のすぐ近くの和菓子店に露店を発見~
■永楽屋 室町店
京都市中京区室町通蛸薬師上ル西側
075-255-6601
ここはちょっと変わっていて、漬物や珍味なども取り扱っている佃煮と和菓子の店。
四条河原町に本店があって、昔その茶席で休憩したことがあったっけ。
室町店は虫籠窓に格子窓、壁はべんがら色で、いかにも京町家らしい風情ある構え。
白地に永楽銭を黒字で染め付けた暖簾がかけられている。
中に入るとさすがにお客さんでごった返している。
甘さ控えめで、意外にべたつかずにすっとのどを通り過ぎていく。
やっぱり京都に来たなら、オイシイもの食べないとね☆
でもでも、ふらふら歩くだけじゃなくて実はちゃんと狙いもあったんです。
詳しいことは分からないけど、30ほどある山鉾のなかには
「不老長寿」「縁結」「学業成就」といった神社みたいなご利益を持つものが存在するとか。
元来は八坂神社の疫病退散が起源の祭なのだけど、
せっかくならそんな身近なご利益にもあやかりたい!
ってことで目指したのが、室町通四条上ルの
車輪がついて上に人が乗る、いわゆる「鉾」スタイル。
菊の御紋に唐破風屋根を持つ豪華な鉾だ。
緑の榊がしゃわしゃわとはるか上空で揺れている。
鉾の周囲は赤や金糸で刺繍された松竹梅に鶴、麒麟、獅子、狛犬が踊る前懸、胴懸。
厚いビニールでしっかり覆われているけど、やっぱり立派だ。
ここのご利益は「不老長寿」。
A氏のご両親用にとさっそく粽を購入。
ここでなんと意外にも、粽を買うと「一般搭乗OK」との情報が!
しかも粽ひとつで2人ともいけるというのだ。
山鉾には一般客を乗せて内部を見物させてくれる「一般搭乗システム」
があるのだが、これが実にまちまち。
一般搭乗だけで1000円、粽を買えば搭乗無料、一般搭乗自体していない…
などなど各山鉾によって全くのばらばら。
女性は一切搭乗できない鉾もある。
ネルもぜひ一般搭乗してみたかったけど、どの山鉾で、何時に、料金は…
等の情報が全く調べられなかったので諦めていたのだ。
それがなんて偶然っ♪
ご両親へ粽をお土産にしようと思った、ネルへのご褒美なのか??
他のお客さんと一緒に鉾への階段をずんずん進む。
鉾内で「落ちても一切責任とりません」的な注意書きを発見…。
ううーん、過去に足を踏み外した人っていたのだろうか。
いやいや、登りはじめると確かに高い。
鉾頭といわれる最上部までの高さは、なんと地上25m!
周囲のビルよりもちょっと高いぐらい。
人が乗れる鉾床の辺りまででも、約8m。
階段は隙間だらけのか細い踏み板。
やや高所恐怖症ぎみのネル。
行きはよいよい、帰りは………かな。。(汗)
歩く人の表情もはっきり読み取れない位の高さだ。
なんかもう、すぐに気がすんじゃいました。。ハハ。。。
帰りは、ヒーーー、やっぱり怖い!!
はんぱなく階段がスカスカで、スニーカーの足元もおぼつかない。
荷物を全て一つにまとめて、両手でがっちり手すりを持って
そろりそろりと一段ずつ。。
降り切ってほっとしたのもつかの間、なんと目の前に今まさに登ろうとしている
舞妓さん2名と置屋のお母さんが!
桃割れの日本髪に白地に紺の涼しい浴衣。
目線があってもまったく動かない。、というか動かさない。
これぞ本物の舞妓さんの証明だ~!!
たっぷり2秒間見つめ合って静止したあと、ネルが上り口を塞いで
いたことに気づいて後ずさる。
あ~びっくりした。。
こんな人出が多い時間にも外出できるんだね。
にしてもネルって日中の舞妓さんとの遭遇率高いなあ☆
ほぼ来るたびに一回以上は会ってるかも。
会えるとなんか得した気分になるんだよね~。
ネルをよそに順調に集印をゲットするA氏。
むむっ、この持久力と集中力、ネルにはとんとないな~感心感心(笑)。
_