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京08 リストランテ ティ・ヴォリオ・ベーネ [祇園・東山区]

京都らしさの象徴、お茶屋「一力」や祇園甲部歌舞練場が立ち並ぶ、石畳の花見小路。
その歌舞練場の手前あたりを一筋入ってすぐの場所に
昨年1月オープンした、正統派リストランテ。

以前お世話になった片泊りの宿「紫」のある筋の、ちょうど中ほど。
この筋は舞妓さんが芸を磨く「祇園女子技芸学校」の通用口に面していて、日中でも
桃割を結った本物の舞妓さんが、普段着のピンクの着物姿で通りすぎる風情ある筋だ。
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見た目は完全に町家造り。
やっぱり京都に来たからには、この立地、こんな構えの店で食事できるのがうれしい。

■Ristorante t.v.b 祇園 ti voglio bene [イタリア料理]
  リストランテ ティヴォリオベーネ
  京都市東山区祇園町南側570-155
  075-525-7070 
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シェフは人気のカノビアーノ京都にいた方だそう。
出迎えてくれたスタッフは皆20代らしい若さ、にこやかで清潔感のある男性ばかり。
笑顔や物腰の柔らかさは品のいいヘアサロンのような優しい風味。

店内は京都特有のウナギの寝床をモダンに改装。
フロアを3テーブルほどのスペースでいくつにも仕切り、床材には木や石、
壁は塗りやレンガ、飾り棚や坪庭の見えるガラス窓も配置。
照明はスポットとダウンライトで落とし気味に演出。
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狭さは否めないものの、フロアごとに趣向を凝らし、
どの席に通されても居心地よく寛げるよう工夫がある。

とはいえ和のテイストではなく、あくまでワインとシャンパンが似合うモダンで
洗練されたイメージ。夜は正装して伺うのが似合いそう。

はじめネルたちの席に付いてくれた方は、服装からしてソムリエのよう。
あんまりお酒が得意じゃないネル…。頼んだのはチンザノドライ(笑)。
せっかくいろいろ聞けるチャンスだったのに、惜しいことを。

嫌いな物やアレルギーがないか質問に答えて、ホッとひと息。
テーブルクロスは厚いリネン、立体に畳まれたナプキンには
ロゴが刺繍されている。

今日は予約していた3500円のランチコース。6品にパンとドリンクが付く。
食前酒は値段入りのメニューからチョイス。
ヘンにお金の心配をしたくないから、値段入りだとほっとする(笑)。

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アミューズ/新玉ネギのビアンコマンジャーレ
        菜の花のソースにバチコを浮かべたもの
目の覚めるような鮮やかな緑のソース。確かに菜の花の爽やかさ。
それに新玉ネギのムースは意外にも濃厚な味で、炙って甘みを引き出したような感じ。
カラスミみたいなバチコも味がしみ出してくる。

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冷前菜/2色のアスパラと帆立貝のサラダ
      黄色いソースで
白いアスパラでこんなに太いのは初めて。やはり炙ったようなホタテがこれまた意外に
身がしっかりと、筋の一本一本までふっくら甘みが強くてびっくり。
今まで食べたホタテのなかで、一番おいしいかも。
上にスライスされて載ったチーズも、こんな薄くてもしっかりおいしいと分かる味。

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このあたりでパンが登場。
白い「チャバタ」とバゲット。やー、このパンがめちゃおいしい。
とくにバゲット、皮は一周厚めにほろほろカリカリッと、こぼれたカケラにも粉の旨みが凝縮。

やー、トーストしてないのに、こんなに皮がカリウマとは!
トーストだと焼き立てで食べきらないと、と思ってしまうけど
常温なら好きなペースでいつでものんびり食べられる。

トーストしないで出しておいしいパン、が店の方針だそうで
これにはネルも深く納得。
白い身の部分は水分を閉じ込めたまま、和菓子の餅みたいにしなり、しっとりつやつや。

南イタリア・プーリア州産だというオリーブオイルもかなりの旨さ。
とにかく風味の良さが段違い。
ふだんオリーブオイルには塩を入れたくなっちゃうネルだけど、
これはホント、そのまま飲むこともできそうなほどサラっと、香りも高い。

テーブルにお皿がない時間も、このパンとオリーブオイルのおかげで何だか楽しい。

すごいのが、皿を持ってくるときにほぼ必ずスタッフが何人か一組で
同じテーブルのお客様には、きっちり同時のタイミングをはかって皿を置いていること。
あれ、偶然かな、とも思って見てたけど
ネルたちの周りにもそうしてるからこれは店での決め事なのだろう。

こんなちょっとしたことも、特別感の演出として採用してるのかなぁ~と感心。
当たり前なのかもしれないけど、静岡でこのサービスは、たぶん受けられないだろうな。

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パスタ/春キャベツと
     黒胡椒を練り込んだパッパルデッレ
うーん、これもなかなか、おいしい。見た目変わったパスタってそれだけで終わって
しまいがちだけど、歯ごたえの良さや練りこんだ黒胡椒のアクセント、噛み切るときの
ぷりっと感はかなりのスグレモノ。春キャベツの優しい甘みもよく馴染んで、見た目の
あっさりさとまた違った印象深い一皿。

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リゾット/春野菜とパルミジャーノの
      サフランリゾット ラルド添え
これもぴったりの固さににぴったりのサフランの濃さ。

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メイン/地鶏モモ肉と新じゃがいもの炭焼き
グリルはうれしい!じゃがいもの皮にも独特の炭の香りと甘みが感じられておいしい。
鶏のダシと脂がベースのソースも上品な味で、なかなか。

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ドルチェ/A氏:パイナップルとココナッツムース
       ネル:焼きバナナのクレームブリュレ、黒糖アイスクリームのせ (←確か・・・)
そしてそして、びっくりのデザート。
「取り分けながら召し上がってください」的なひと言とともに、
A氏とネルに違う種類のデザートが運ばれてくる。

たぶん男性のA氏には、やや軽め。
ネルにはしっかり甘くて、満足感のある一品を、とチョイスしてくれたのだと思う。
すごいね、こんなのって。
それともネルが知らないだけなんだろうか。

焼きバナナは嫌味なく果実味の甘さが爽やかだし、黒糖アイスもコクがあっておいしい。
パイナップルはうすく炙って奥行きのある味わいに仕上げてある。ガラスの器もぴったり。

最後はエスプレッソとコーヒーで。
はぁ~~、お腹も気持ちもいっぱい、大満足♪

それでも難を言おうと思えば、どの皿も黄色がメインで似通っていたかな?と思うくらい。
和食の経験もあるというシェフ、旬の木の芽やワラビからバチコ(ナマコの卵巣)まで
和食材をふんだんに取り入れて、ネルの好きな炙りの技法も多用。

はじめの一皿から
流行の味だから?、季節の食材がたまたま好きだったから?、味付けが好みだから?…

なぜおいしいと感じるんだろうと思ってたけど
やっぱりおいしいものを食べてもらいたいと思うシェフの気持ちが皿の中にも
店のそこかしこにも現れてたんだと思う。

店を出るときに厨房で目が合って、にっこりと会釈をしてくれた人、
たぶんシェフだったと思う。

ネルは好きで個人経営の店ばかり行きたがるけど、こんな行き届いた時間が過ごせるなら
きちんとした資本の元運営されてる店も見逃せない。
昼は税・サ込みなのも潔くて支払い時気持ちがいいし、敷居の高すぎない感じもいい。

夜は分からないけど、作る人のセンスや技術、店の雰囲気を味わいたい
ネルにはこれで十分満足。
やっぱり京都は進んでるなぁ、スゴイなぁ、考えてるなぁ~~~
と深く嘆息した京都初日の昼でした♪
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さぁ~次は茶わん坂へ、お買い物だ!

<今日のお会計>
 8700円・2名/ランチコース3500円×2
          生ビール700円、チンザノドライ1000円 
<店を出て>
ネル:★★★★☆/京都旅行には必ず立ち寄りたい
     この立地、雰囲気、コストパフォーマンス、サービスの充実度など言うことナシ。
     味わいは全体あっさりめなので、たくさん食べたい人はグレードUPがいいかも。
     和食もいいけど、こんなモダンで洗練された京都もとっても魅力的。
         
A氏:★★★☆☆/パンもオリーブオイルもウマイ
     全体的においしかったけど、特にパンとオリーブオイルがよかった。
     質問したことにも丁寧に分かりやすく答えてくれたし、ポイント高し!
     女性を連れていくなら失敗はないと思う。
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by gaisyoku_calendar | 2008-04-01 22:31 | 旅先_京都の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


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