012 旬菜遊膳 あつみ [静岡・鷹匠]
木・金の夕方電話してもあえなく撃沈、今回やっと曜日をずらしての初訪問♪
■旬菜遊膳 あつみ [和食・割烹]
静岡市葵区鷹匠1-2-8
054-272-5100
新静岡センターから歩いて数分。
大きなガラスのはまった引き戸、提灯の灯り。
季節の生け花と品のいい店構えが出迎えてくれる。
店内はL字のカウンターと座敷が2つ。
6時過ぎの入店にもかかわらず、そこそこの賑わい。
客層は30代以上の女性やカップルが中心。
本日のおすすめを眺めつつも、気持ちは「コース 4200円」へ…。
予約時伝えてないのにどうかな~~、思い切って聞いてみると、なんとOK!
何となく申し訳なさも手伝って、鮑の磯焼きと国産和牛の炭焼きもメインに追加♪
先付は既に出ていたので、枝豆のすり流しからスタート。
具材は海老と、持つと重いぐらいのぽってりした白玉団子。
とろんと重めの口当たりで、ボリュームたっぷり。
静岡のお店ですり流しからスタートするコースって、あんまりないなぁ。
ふんふん。
お造里、八寸、焼物、揚物、温物と順調に。
お造里のあとで八寸がでてきたのはちょっと驚き。
ナルホド、この辺がこの店オリジナルの考え方なのかも。
6品位が品良く盛り付けられている。
メインの鮑の磯焼き、青海苔の風味がいい~。
片手以上ある鮑、涼しいワタの苦さで箸が進む。
和牛の炭焼き、これが少なめなんだけど絶品!
さっくり爽やかに甘いお肉。周りはカリッと、焼き加減もピタッと決まってる。
もっと食べたかった~。。
あれから団体さん、女性二人連れも続々入ってきて、店内ほぼ満席。
にもかかわらず、どうやら20名近くの料理を一人で全てをこなしてる大将。
この大将、とにかく動きがめちゃくちゃ機敏!!
造里も焼きも揚げも、すべて大将一人で。ネルの見てる前でクルクルず~っと動きっぱなし。
しかもずっと笑顔。ただ目付きはスルドク、お客さんを観察してる。
お客さんに声をかけ挨拶し、スタッフに指示を出し、ついでに電話もとっちゃう大将。
手が空けばネルたちの席に配膳までしちゃう超人業!
このぐらいの内容を出す店で、料理人が一人ってほんと驚異的。
あれっ。何の気なしに見てると、帽子の横にピッと立った長楊枝。
これ大将のトレードマークなのかな。
なんかやんちゃな感じでカワイイけど(笑)。
コースの〆はしらすご飯・味噌汁・香の物。
そして豆腐ブランマンジェのような和風デザート。
あ~~、ホントにお腹いっぱいだあぁ…。
ネルなら初夏を意識した、もう少し涼しめのコース構成でもよかったけどな。
店内のインテリア、控えめで品良く居心地がいい。
落としぎみの照明、十分に奥行きのあるゆったりしたカウンター。
女性を意識したデザート&酒メニュー。
フツウにオーダーすれば、2名で1万円あれば十分満足できそう。
街中から離れた鷹匠という立地も雰囲気十分。
こんな店にさりげなく誘えたら、男性の株も上がる…カナ?
<今日のお会計>
15600円・2人/今月のコース×2名、鮑の磯焼き、国産和牛の炭焼き
生ビール、焼酎、柚子カクテル×各1杯
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/予約の入りづらい店、はまだまだ続きそう
や~、ボリュームいっぱい過ぎたぁ。次はアラカルトにしよ。
スタッフの方の細かな動き、笑顔、気遣いは静岡で間違いなくトップクラス。
大将の動きも見てて楽しい♪人気店なのも深く納得。
A氏:★★★★☆/もう一度行きたくなる、貴重な和食店
静岡では珍しくきちんと行き届いた、総合点の高い店。
和食は量が少ない、と思ってる人にも満足してもらえるかな。
予約が取りづらいのが難点か。