宿03-2 二回目のVIALA箱根翡翠 [箱根・仙石原]
「VIALA箱根翡翠」。
なかなか同じ宿に再訪しないネルが3年も忘れないなんて、
相当に気に入っている証拠。
それがついに念願かなって再び訪れることができました♪
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原837
0460-84-3300
前回泊まったのは専用露天風呂付きのデラックスルーム。
なかでも早川の見えるデッキテラスに露天風呂がついたタイプのデラックスルームが気に入って、
予約時にぜひ以前と同じタイプの部屋を、とリクエスト。
ただこの1階で早川ロケーションのデラックスルームは数が少なく、同カテゴリの中でも人気があるようで
予約時も「何とか押さえてみます」的なコメントだったので心配してたのですが…
当日アサインされてみると偶然なのか、
何とタイプはもちろん部屋番号まで前回とまったく同じ部屋!
わぁーーー、ヨカッタ!
安心したぁぁ…♪
一般的に部屋付きの露天風呂といっても建物内の窓から景色が見えるだけの半露天だったり
ベランダに無理やりポンと浴槽を置いただけ、みたいな風情に欠ける露天風呂も多いなか
箱根翡翠のこの専用露天風呂付きデラックスルームは高層階でなくきちんと地上1階。
土と木のある専用庭と借景の緑をゆったり湯船に身を任せながら自然な目線で眺められる、
誰でもが想像する露天風呂らしい正統派の位置関係。
もちろん屋根があるので荒天時もOK。
しかも床暖房つきの洗い場は露天と繋がっていながら独立した機能的な造りで、箱根の厳しい寒さでもあったか快適。
基本は石造りながら手や頭をもたせかける縁周りを幅広の木で囲い、冷たさや硬さを軽減。
付属の手すりや浴槽内のステップで安全安心にも配慮した設計。
もちろん料金を出せばもっとステキな部屋付き露天風呂は山ほどあるだろうけど
それでもホントこの部屋の露天、かなりイイ線いってると思う。
ただ湯船に引かれた温泉は加水されているし、湯温の調整には水を足すことになるので
更に温泉が薄まることになり温泉ファンの方には物足りないかも。
でもネルには十分、十分♪
もったいないぐらい♪
泉質は大浴場で箱根らしい、かすかな硫黄臭の白濁の湯をた~っぷり楽しめるもんね。
ウン、それに約64平米の部屋は相変わらず広々として気持ちいいし、清掃も行き届いて気分がいい。
お気に入りのシモンズのデイベッドもBOSEのスピーカーも、
変わらずいい状態でメンテナンスされているのがうれしい。
これも見えているのが他の部屋のようにホテル内の景色ではない故の開放感からなんだと思う。
それに忘れられないお気に入りが、
もうひとつ。
それは大浴場に続く、この木の廊下!
でこぼこと凹凸のある板張りの床はまっすぐすらっと伸びて、大浴場奥の休憩所までずずずいっと続いている。
湯上りに素足で歩けることの気持ちよさ、清々しさがいかにネルにとって大切か。
この箱根翡翠の廊下で開眼したといっても過言ではありません(笑)。
さらさらっとした踏み心地、旅路で疲れた足裏に気持ちいい凹凸に適度な堅さがあって、ここもほっこり床暖房完備。
もう、なんというパーフェクトな床なんだ(笑)!!
うーーん、この思い切りよく手間ヒマ&ランニングコストもかけた、さりげなく行き届いた快適さこそ
決して自宅ではマネできない、高級リゾートホテルならではの贅沢さだよな、、、
と唸らずにいられません。
ちなみに前回と違ったのはルームチャージが開業当初の1万6800円から
1万8900円に値上がりしていたこと。
あとはかなりハイセンスを目指していたに違いないショップが
温泉旅館によくあるマダム向けのピンク色ベースのおみやげ品が増えて
ぐぐっっと身近な雰囲気になっていたことぐらいかな(笑)。
この箱根翡翠も去年行った沖縄のカフーリゾートも、
どちらもオーナー制度で客室の分譲販売を前提としたシステム。
やっぱり経営が安定したところにこそ魅力的なハードもソフトも成立するとしかいえないのだろうけど
それしか正解はない、と言い切ってしまっては寂しい気も。
長いモノに巻かれるのはもう少し年取ってからにしたいしネ。
あぁ、そうはいっても箱根翡翠もカフーリゾートも、
また行きたくなっちゃうんだろうな。。。