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宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]

遅めの夏休みを過ごしてきました♪

伺ったのは河津桜で有名な 東伊豆 河津温泉郷・谷津温泉、
創業明治6年の和風旅館 「離れ家 石田屋」さん。

客室露天風呂がブームになる十数年以上前から
全11室の離れすべてが温泉の内湯と露天風呂付き。
プライベート重視のお忍び系?として一部の人の間では有名だったらしい。

昔飲み仲間だった年上の男性のひとりがここの大ファンで
泊りに行くたび、高かったけど良かった良かったと自慢するだけし倒して
話のオチは毎回同じ 「オマエにはまだ早い !」 (笑)。

そんな旅館に私も泊れる年になったんだな~。。
もちろんかなりお得なプランを発見したからですが(笑)。

あーーー、ちょっとだけ感慨深いかも…
宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]_f0106938_1847188.jpg
■離れ家 石田屋 [温泉旅館]
賀茂郡河津町谷津226
0558-32-1001

河津の海水浴場から徒歩5分。
あたりは観光地とは思えないほどのどかで、当たり前に落ち着いた静かな環境。

歴史のある温泉宿の良さはいろいろあるけど
なかでも重視したいのは、自前の源泉を持っているところ。

そうだよね、源泉持ってるから温泉宿でもやろうか、ってのが自然な流れだろうし。

もちろんここも自家源泉は余裕の2本、湧出量は各毎分100l以上で100℃と56℃。
しかも100℃の源泉はイマドキ貴重な自・噴・泉!(この目で確認はしてませんが)

こんな鮮度のいい温泉を自分たちだけでざぶざぶ掛け流しにできるなんて…
ふー、最高の贅沢だ!

楽しみ、楽しみ♪
宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]_f0106938_1847163.jpg
通されたのはアップグレードしていただいた(ウレシイ♪♪)平屋の離れ。
外廊下をずずずいと進んでいちばん奥まったあたり。

カラカラと玄関をあけて、ふつうの家のように玄関をあがる。
化粧の間から次の間5畳、本間10畳とつづき、広縁、内風呂、露天風呂、専用庭。

建物自体はかなり年月を経ているようだけど
必要な箇所はポイントを絞ってリニューアルや手入れをしてあるので違和感はなし。

畳もキレイ、広縁の床も夏仕様にしてくれてある。
ウレシイ♪
宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]_f0106938_18583492.jpg
広縁の先にはあたたかい手触りの木枠の網戸。
カラコロと軽くすべる網戸を開けると目の前には専用庭。

あそこに彼岸花、目の前は梅の木です、と仲居さんが教えてくれる。
部屋からの景色をきちんと案内してくれるのって、現場の人たちは当たり前なんだろうけど
これがなかなか、継続してはできない心遣いだと思う。

雨に濡れてしっとり、緑が濃い。
促される間もなく広縁のイスに腰掛け庭を眺めてしまう。
宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]_f0106938_18473941.jpg
用意された下駄を履けば直接庭に出て散策できる。
池は隣の離れまで繋がってるので二棟で庭を共有?って感じかな。
立ち木の奥には宿が所有する大菖蒲園が広がっているそう。

昭和テイストの立派な布張りの応接イス。
意外にも座り心地バツグン。
しっかり沈み込むのに背中から肩、腰、太ももまでぴたっとほど良くホールドしてくれる。

ふーー、それにしてもいい風入ってくるな。。

山の緑の湿った空気とほのかな潮の香りが入り混じって、
海の温泉場らしい心やすらぐ香り。

なーんか、こういうのが気持ちいいなぁ…。

宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]_f0106938_18532610.jpg
客室の内風呂はヒノキの湯船、浴室は梨地の石材とヒノキづくり。

ハァーーー、こういうお風呂、待ってました!!

湯船は肌当たりのやさしい、あたたかな木造りが一番だと思ってるネル。
メンテナンスや耐用年数を考えたら新しい宿では考えられないチョイスかも。

しかもこの石の床!
肌理細かく、かつざらっとした足触り。

このさらりとお湯が抜けて、足元が湯温でほど良く暖まる質感がたまらない!
湯気だって普段よりやさしく立ち昇っている気がする。

箱根あたりに行けばまだまだ古い石造りの浴室が現役で頑張っているけど
伊豆ではあまりみかけないんじゃないかな。

これも歴史のある旅館ならではの特権♪

蛇口をひねれば、かなり熱っつい温泉がじゃばじゃば、と。
いい湯加減~とはいかず、もちろんこのまま貯めても入れない。
かといって水道水でうめるのもせっかくの掛け流しがもったいない…

でも湯船に半分ほどぬるい温泉がたまってるのをみると、
入る頃に熱い温泉を足して適温に、って宿からのメッセージかも?
ちゃんと確認してみればヨカッタ…

ウン、こんな感じでお湯につかるまでにひと手間はあるけど、ネルは大丈夫。
でも面倒と思う人も多いだろうな。。

この辺が歴史ある宿の好き嫌いが分かれるとこなんだと思う。
宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]_f0106938_1852883.jpg
脱衣所から続く引き戸を開ければ、岩造りの客室露天風呂。
首までつかれるほど深く、大人二人が入ってちょうどいい広さ。

露天風呂の方はいっぱいにお湯が張られていて、
親切な仲居さんが「適温になっていますので」と案内してくれる。

やっぱり先に露天風呂に入りたい人が多いんだろうナ。
でもネルは泉質が同じなら室内か露天かより、湯船と浴室の材が何かが大事。

だから木と石の内風呂の方が好き(笑)~♪


ささっと荷物を整理して館内散策へ。

11棟の離れは外廊下と庭の小道でつながっている。
外廊下のあちこちに用意された下駄と番傘で敷地内の庭園へ。

宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]_f0106938_18544714.jpg
本当は入りたかった、通年利用可の温泉プール。

ふつうのプールに高床式の休憩用キャビン、かわいらしい花形の子ども用プールも。
プール周りや周囲の緑はすでに季節ハズレのせいか手入れは?かな。

天気さえよければ水遊びぐらいしたかったけど
気温の低さに見学だけで終了。
いちおうビーチサンダル持ってきたんだけどナ…、残念!

敷地の奥に広がる600坪の花菖蒲園。
宿09-1 離れ家 石田屋_離れ客室 [東伊豆・河津]_f0106938_18482334.jpg
ウワー、広い!ちょっとした公園よりよっぽど広いぐらい。

菖蒲の品種を書いた木札があちこちに置かれている。
もうコレは一般公開できそうなほどの規模。

花菖蒲の合い間をぬって流れる小川の先には水車のかかる池もあって、
季節にはカルガモが子育てに来たりホタルも舞うそう。

飛び石に導かれた東屋でひとやすみ。

ふーー、この旅館てホントに広いんだなぁ。。。。
敷地1万坪ってあったけど、どこまでなんだろ。

あっ、向こうに少しだけ見えてる屋根。
ネルたちの泊ってる離れかな?
by gaisyoku_calendar | 2010-09-27 18:56 | 旅先_伊豆の[が]
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静岡在住30代・ネルの       静岡・京都・東京食べ歩き


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